写真:たぐち ひろみ
地図を見る古都ヴェリコ・タルノヴォ。新市街、旧市街、3つの丘からなる町だが、大きさはさほどでもなく、大部分は徒歩で周ることができる。その起点となるのが旧市街と新市街の境にある「ブルガリアの母広場(Mother Bulgaria War Memorial)」。ここから5分ほど、なだらかな坂道を登ると見えてくるのが、「ホテル・コンコルド」。ご覧のとおり、趣のあるこじんまりとしたホテルだ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る4階建ての建物に、客室はわずか20室。開放的な入口に立てば、その奥に簡素なフロントが見え、まるで「誰でも歓迎」と言われているかのようで、気軽に足を踏み入ることができる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るフロントの奥にはアットホーム感あふれるラウンジが併設。観光の合間にちょっと休憩したりするのに最適だ。オレンジとイエローを基調としたポップな内装だが、これが意外と居心地よくて落ち着く。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る一方、客室はといえば、これが各部屋内装が違う。写真の客室はグレーとクリームイエローを主体とたシックな意匠になっているが、部屋によっては、オレンジだったり、ブルーグレーだったり、全く印象が異なる。ここはあらかじめホテルのウェブサイトを見て、自分好みの部屋を確認しておきたい。
室内にあるのは、広々としたダブルベッド、デスク、テレビ、ミニテーブルとチェア、ミニバー、そしてクロゼット。およそ20平米だろうか、かなりゆったりした印象を覚える。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るそして、これがバスルーム。こちらも6平米はあろうかというゆったりしたスペースで、大きなバスタブが完備されていている。旅の疲れを湯舟で癒したい日本人にはやはりうれしい。ただ、部屋によってはシャワーのみとなっているので注意したい。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る朝食は4階のレストランで。高台に建つこのホテル、最上階にあるこの部屋からの眺望は最高だ。テラス席も設けられていて、ここだけは喫煙することも可能。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るビュッフェ形式の朝食は、その数30種類以上。チーズ、ハム、ヨーグルト、フルーツ、野菜、卵料理、パン、ペイストリー、シリアルなど、ヨーロッパの朝食の定番メニューがさまざまなく並んでいる。豪華とは言えないが、一日の始まりの食事としては十分な品ぞろえだ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る特にコーヒーの種類は充実。エスプレッソ、マッキアート、カプチーノ、ネスプレッソ、ネスプレッソミルク、アメリカ―ノの中から好きなものを選べる。紅茶ももちろんありだ。
朝日をたっぷり浴びながらの朝食。なんともいえない至福のひとときを、ではゆっくり楽しみたい。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る新市街の静かな住宅地に建つ一軒宿「ホテル・コンコルド」だが、ものの1分も歩けばメインストリートに突き当たる便利な立地。旧市街(写真上)へもわずか徒歩5分。
さらに道なりに歩を進めると、はるか彼方に城壁のある丘が見えてくる。これが「ツァレヴェッツの丘(Tsarevets)」(写真下)。旧市街でも一番はずれの見どころだが、ホテルからここまで歩いても30分とかからない。どこまでも徒歩で観光が可能な「ホテル・コンコルド」だ。
料金の手頃さも、このホテルの魅力のひとつ。上記で紹介したスタンダートな客室で朝食込み80Lv(4900円)、最上級のスイートタイプでも160Lv(9700円)と破格の値段だ。連泊しても、お財布にあまりひびかないのがとてもうれしい。
ホテルへの行き方について。鉄道駅は町の中心からやや離れた場所にあるため徒歩ではやや厳しそうだ。ただ、ホテルに近い「ブルガリアの母広場」まで駅からバスが出ているので、利用をおすすめする。または、タクシーならわずか7分だ。
便利で良心的な価格の「ホテル・コンコルド」。ヴェリコ・タルノヴォの観光拠点としてぜひ利用したい。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:ヒストリカル・パーク
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(2025/1/14更新)
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