写真:鶴見 ゆうこ
地図を見るメゾン城へは、郊外高速列車RERのA線で行かれます。凱旋門があるシャルル・ド・ゴール・エトワール駅からポワシーもしくはセルジー・ル・オー行きの電車に乗ったら、メゾン城の最寄り駅であるメゾンラフィット駅までは所要時間20分ほど。
駅からお城までは、のんびり歩いて10分くらいなので、半日もあればパリから十分に観光可能です。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見るメゾン城は17世紀の有名な建築家であったフランソワ・マンサールによって設計され、1642年に建設が始まり9年の歳月をかけて完成しました。当時の国王であったルイ14世を森での狩猟から戻る際に迎えるための邸宅として建設され、1951年の4月に12才であったルイ14世が実際に滞在しています。
ルイ14世はメゾン城の美しさに影響を受け、ベルサイユ宮殿の設計をフランソワ・マンサールの甥にあたるジュール・アルドゥアン・マンサールに依頼したと言われています。つまりメゾン城は、あの有名なベルサイユ宮殿のモデルになったとも言えるお城なのです!
現在の姿は、火災や革命、土地の売却など様々な歴史を経て、建設当時の姿よりだいぶ縮小されていますが、今でもとても調和のとれた美しい姿を見られます。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見る駅からのびるメインストリートを抜けて、右折すると素敵な門の後ろに建つお城の入り口が見えてきます。
狩猟の際の邸宅として建設された歴史から、お城の入り口が森に向かっているのはメゾン城ならでは。なので、今もサンジェルマンの森からお城へとまっすぐのびる大通りを歩いて到着することとなります。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見るメゾン城内はこじんまりとしていますが、居室が美しく保存されていて、見応えたっぷり。白と黒で統一され、広々とした階段と彫刻が美しい玄関から2階へとあがっていきます。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見る2階にあがって階段の左側は「王の居室」と呼ばれるエリア。広々としたスペースに素敵なシャンデリアが下がり、窓からは庭園を臨める広間は、当時、舞踏会や音楽会に使用されていました。きっと素敵な衣装を身にまとった上流階級の人たちがたくさん集ったのだろうなと想像が膨らみます。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見るその奥には王の部屋が!中央にある天蓋付きの豪華なベッドには目を奪われるばかり。ベッドと同色の椅子や家具なども展示されています。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見る階段の右側の一番奥には、18世紀後半の城主であったランヌ元帥の部屋があります。ランヌ元帥はナポレオン1世の友人で、ランヌ元帥の死去の際にはナポレオン1世がこのメゾン城に弔問に訪れました。部屋全体が美しい柄で統一され、天井からは大きなシャンデリアが下がるとても素敵な空間!
どの部屋も今も誰かが使用しているかのように、家具がきちんと整えられていて、当時の様子を想像しやすいのが嬉しいところ。
写真:鶴見 ゆうこ
地図を見る正面玄関が森に向かっているため、逆にメゾン城の庭園はパリに向かって広がっています。現在はセーヌ側の向こうに、副都心であるデファンスのビル群や新凱旋門が見えますが、きっと当時はパリまで見渡せたのでしょうね。
パリ近郊とは思えないほど庭園は広々としていて、庭園の一番奥からのメゾン城の姿も必見ですので、お庭の散策をお忘れなく!
尚、駅からメゾン城までの道は、おいしそうなお菓子屋さんや素敵な食品店もあり、帰りはのんびりお買い物しながら戻るのいいかもしれませんね。
住所:2, avenue Carnot 78600 Maisons-Laffitte
電話番号:+33-1-39-62-01-49
アクセス:RER A線「Maisons Laffitte」駅下車、徒歩約10分
定休日:火曜日
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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