散策コースの紹介の前に、赤目四十八滝のインフォメーションを。
赤目四十八滝は、三重県名張市にある「室生赤目青山国定公園」に指定されている景勝地です。渓流沿いに散策コースが整備されており、21もの滝や巨岩、自然が創り出した造形美を堪能しながら散策、ハイキングができます。
春秋のハイキングシーズンはもちろんの事、夏は都会より体感で10度は涼しく、涼を求めての観光にもオススメです。また、冬場は凍った滝「氷瀑」が見られる事もありハイキングコースとして人気があります。
こちらをお勧めする理由は他にもあります。それは訪れる方の体力やスケジュールに合わせて、散策コースを決められること。
乳児連れ、シニア、しっかり歩きたい方、などメンバー構成によって引き返すポイントを決めて、無理なく楽しめるのも魅力のひとつです。
渓谷入り口から徒歩6分の不動滝までを見て戻るコースです。
「赤目五瀑」と言われる特に見所とされる五つの滝のうちの1つ、不動滝まで見て、帰り道に日本オオサンショウウオセンターを見て所要約30分で観光できます。
名瀑が片道約6分で見られることができるなんて、素晴らしいことです。ゆっくり観光する時間がない!という方も、不動滝だけでも寄っていかれてはいかがでしょうか。
時間がない方のほか、足元がサンダルなどで、ちゃんと歩く用意はしていない方、または小さい子供を連れている、などで長時間歩くのは難しい方にもお勧めです。
まずは渓流入り口の建物で、入山料を支払います。
建物がオオサンショウウオセンターとなっていますが、そちらを見るのは滝を見られた後でもいいかと思います。
不動滝までの散策路は、コンクリートで整備されて道幅も広く歩きやすいです。川の水の美しさにまず感動。見ているだけで清々しい気分になる事でしょう。そして、遊歩道のあちらこちらにパワースポットがあり、大自然のエネルギーをチャージ。パワースポットは立看板などで紹介されています。
不動滝までには小さいながらも3つの滝があり、行者滝、銚子滝、霊蛇滝と続きます。霊蛇滝と不動滝の間には、滝見台を兼ねた橋があります。階段があり段差も大きいので、小さいお子さん連れは手をつなぎ注意して通行して下さいね。
橋の上からは不動滝とその滝壺を見る事ができます。高さは15m、不動明王にちなんで名づけられました。不動滝の美しさもさることながら、霊蛇滝に続く真下を流れる水の流れに圧倒されます。大雨で増水している時だと少し怖さを感じてしまうぐらいの水の流れです。
ただ、霊蛇滝から落ちた水の流れは一気に落ち着くので、橋の下側にある霊蛇滝の滝つぼ周辺は、広い池のようになっています。霊蛇滝広場には、東屋やベンチもあるので休憩やお弁当を食べるには良いスポットです。
不動滝まででも十分森林浴はできるのですが、「もう少しハイキング気分を味わいたい」というグループには、滝にある茶屋までの往復約1時間のコースがオススメです。
不動滝の橋を渡ると、急な階段を上る事になります。ここからはビーチサンダルや、ヒールの高い靴はお勧めしません。
アップダウンも出てきますし、石の上を歩くこともあるので、雨上がりなどは滑りやすく危険です。スニーカーやトレッキングシューズ、もしくは踵と甲がホールドされたタイプのアウトドアサンダルが良いでしょう。
不動滝からは15分ほどで赤目五瀑の2つ目「千手滝」に到着します。千手滝は、高さ15m、岩を伝って千手のように落水するさまから名づけられたといわれています。こちらの写真では増水のため少し形が分かりにくくなっていますが、ゴツゴツした岩を水が千手の様に枝分かれして複雑な美しい流れを作りだしています。
こちらの滝を眺めることができる広場には、「千手茶屋」があり絶好の休憩ポイントとなっています。軽食や流水で冷やされたラムネが販売されていて、川に足を浸しながら休憩する姿も見られます。
千手滝から3分ほど進んだ先には、赤目五瀑の3つ目「布曳滝」があります。高さ30m、一条の布をかけたように落ちる滝です。静かな中に上品できりりとした優美さがあります。先の千手滝とはまた違う美しさがあり絵になります。
千手茶屋で折り返そうと考えておられる方も、こちらの「布曳滝」まで見て折り返して頂くと良いかと思います。
普段からよく歩いている方、慣れている方に楽しんで頂きたいのが、百畳岩までの往復2時間のコースです。危険な箇所はないので、お子様連れでも運動が好きな小学1年生以上なら十分歩けます。
これまでの散策路に比べるとアップダウンや狭い通路が一部でてきますが、全般的にコンクリート等で整備されていて大変歩きやすいです。
迫力のある滝の落ち込みを上から眺めることができたり、かと思えばゆったりした流れの淵沿いをのんびり歩いたりと、水の流れの変化にも注目しながら歩くと面白いかもしれません。
「五瀑」以外にも見所がたくさんあります。「竜ケ壺」は、大きい滝ではありませんが長い間の水の流れでできた深い深い淵です。竜が棲んでいるという言い伝えがあります。
また「縋藤滝(すがりふじたき)」は、散策路から右手の奥に見える小さな滝です。小さいながらもすだれのようなしぶきが特徴です。冬にはつららが美しいそうなので、看板があるところで探してみて下さいね。
千手滝から歩くこと約30分、渓谷入口からは約50分で、「百畳岩」に到着します。ベンチなどがある小屋の一帯は大きな一枚岩になっており、その広さが百畳敷ほどもあるので「百畳岩」と呼ばれています。
一見すると、コンクリートで整備された広場のように思ってしまうのですが、足元を見ると割れ目があったり、なだらかに傾斜していたり、「大きな岩」であると気づく事ができます。
このあたりは周囲も開けており絶好の休憩ポイントです。分かりやすい場所ですので、折り返しポイントにしたり、この先に進まれる方も所要時間の目安にされるといいかと思います。
さらに健脚家の皆さんは、百畳岩の先を目指されてもいいでしょう。「百畳岩」から約20分で五瀑の4つ目「荷担滝」、約30分で五瀑5つ目の「琵琶滝」まで歩くことができます。往復で所要約3時間となります。このあたりは山間で日が届きにくく日が暮れるのが早いです。復路の時間も考えて歩き出すようにしましょう。
「百畳岩」から歩きだしてすぐの渓流の中に、「七色岩」と呼ばれる岩があります。岩の上には木が根づいているのですが、なんとマツ、モミ、カエデ、サクラ、アカギ、ウメモドキ、ツツジの7種類の植物が自生しているそうです。周囲の苔むした巨岩にも木々が根付いており、植物のたくましさを感じますね。
写真でご紹介はできないのですが、五瀑の4つ目「荷担滝」は高さ8mの滝が岩をはさんで2つに分かれて流れ落ち、人気のある滝です。5つ目「琵琶滝」は、高さ15m、楽器の琵琶に似ていることから名づけられたと言われています。
お時間、体力ともに余裕のある方は、ぜひ「五瀑完結コース」を歩いてみてください。
住所:三重県名張市赤目町長坂861-1
電話番号:0595-63-3004(赤目四十八滝渓谷保勝会)
入山料:大人500円、小人(小・中学生)250円
アクセス:
<車>
名古屋方面より、上野ICより国道368経由 約2時間30分
大阪方面より、針ICから国道165経由 約2時間
<電車>
近鉄赤目口駅から三重交通バスにて約10分「赤目滝」下車
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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