まるで生きた博物館!下呂温泉「湯之島館」レトロな館内探訪が楽しい

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まるで生きた博物館!下呂温泉「湯之島館」レトロな館内探訪が楽しい

まるで生きた博物館!下呂温泉「湯之島館」レトロな館内探訪が楽しい

更新日:2019/10/11 14:26

野水 綾乃のプロフィール写真 野水 綾乃 温泉ライター、安くていい宿案内人
昭和6年の創業以来、約90年の時を刻んだ下呂温泉を代表する名旅館「湯之島館」。国の登録有形文化財にも登録されている和風建築の本館と、クラシックホテルのような佇まいの洋館が連なる館内はまるで巨大迷路のようで、創業当時の息吹がそのまま感じられます。昭和初期のレトロモダンな照明やタイルで彩られたロマンチックな館内を、泊まってゆっくり散策してみませんか。

館内探訪スタンプラリーで巡る「湯之島館」の見どころ

館内探訪スタンプラリーで巡る「湯之島館」の見どころ

写真:野水 綾乃

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中央に囲炉裏を切り、竹の長押や折上天井が見事な玄関すぐのロビー。「湯之島館」の館内を巡る時間旅行はここから始まります。

昭和6年創業の「湯之島館」。建築を手がけたのは、当時新鋭の建築家であった丹羽英二氏でした。このロビーのように木造の和風建築を得意としながらも、フランク・ロイド・ライトの影響を受けた洋風建築も手がけました。その2つの建築様式を結集した集大成とも呼べるのがこの「湯之島館」です。

館内探訪スタンプラリーで巡る「湯之島館」の見どころ

写真:野水 綾乃

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まるで巨大な迷路のような「湯之島館」の館内散策。初めての訪問ではどこをどう巡って良いか迷ってしまいそうですが、そんな人は「館内探訪スタンプラリー」にチャレンジしてみて。館内8か所に用意されているスタンプを押していくと、主要な見どころを制覇できるだけでなく、館内施設の割引サービスなどの特典も受けられます。

揺らぎのある窓ガラスが美しい有形文化財の本館

揺らぎのある窓ガラスが美しい有形文化財の本館

写真:野水 綾乃

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まずは国の登録有形文化財でもある本館からスタンプラリーをスタート。本館を歩くときに注目したいのが窓ガラスです。こちらの渡り廊下は両面とも独特の揺らぎのある昭和初期の貴重な窓ガラスが今も使われています。

窓から外を眺めると、折り重なるように並ぶ本館の客室棟の瓦屋根が見えます。「下呂富士」と呼ばれる山を切り開いて造られた湯之島館。もともと山にあった木をできる限り残して建物が建てられていて、木を残すために瓦屋根の方を切り落としたほど。そんな様子をこの窓からも眺められます。

揺らぎのある窓ガラスが美しい有形文化財の本館

写真:野水 綾乃

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本館の最上階には下呂の町並みを一望できる展望台があります。温泉街の中心を悠々と流れる飛騨川と周囲の山並みに癒されます。旅館やホテルの灯りがきらめく夜景も素晴らしいです。

クラシカルな雰囲気がたまらない湯之島館の洋館

クラシカルな雰囲気がたまらない湯之島館の洋館

写真:野水 綾乃

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次は本館と渡り廊下で結ばれた洋館へ。こちらも建築家・丹羽英二氏の設計で、本館と同じ昭和6年に建てられました。

こちらは昔ながらのビリヤード室。下呂温泉に軽井沢のような別荘地を作りたいと考えていた創業者は、国内外の富裕層を迎えるためのゲストハウスとして湯之島館を造りました。往時のゲストたちがビリヤードに興じる姿が目に浮かぶようです。

クラシカルな雰囲気がたまらない湯之島館の洋館

写真:野水 綾乃

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ビリヤード室と同じフロアには卓球台が置かれた部屋もあります。床には手焼きのタイルが一面に敷き詰められています。その絶妙な色の配置のセンスに魅了されてしまいます。

クラシカルな雰囲気がたまらない湯之島館の洋館

写真:野水 綾乃

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こちらは会議室の奥にある、隠し部屋のようなサンルーム。会議室の利用がない時は自由に見学ができます。ガラス張りのとんがり屋根や窓から柔らかな日差しが射し込みます。陽だまりを感じながらのんびり過ごすのもいいですね。

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モザイクタイルの廊下にときめく家族湯エリア

モザイクタイルの廊下にときめく家族湯エリア

写真:野水 綾乃

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こちらは4室の貸切風呂が並んだ家族湯エリア。今でこそ貸切風呂は当たり前ですが、昭和初期の創業時から存在していたなんて驚きです。美しいのが廊下のタイル。パターン模様が描かれたモザイクタイルの廊下が奥まで続いていて、当時のままの渋い味わいがたまりません。

モザイクタイルの廊下にときめく家族湯エリア

写真:野水 綾乃

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4室の貸切風呂はタイルや岩風呂などすべて趣が違います。空いていれば無料で自由に貸切で入れますので、好みのところを選んでみてください。

湯之島館には家族湯だけでなく、男女別の大浴場・野天風呂もあります。大浴場は循環とかけ流しを併用していますが、家族湯は完全かけ流し。本来の下呂温泉を味わうなら家族湯がおすすめです。泉質はペーハー9.1のアルカリ性単純温泉で、肌にとろみを感じる美人の湯です。

入浴後は元ダンスホールだったクラブで一杯

入浴後は元ダンスホールだったクラブで一杯

写真:野水 綾乃

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最後にご紹介するのは、夜の湯之島館を満喫できるクラブ「ムーンライト」。海をこよなく愛した創業者の希望で、豪華客船をイメージした設計になっています。創業当時はダンスホールとして営業していて、2階に設けたバルコニーで楽団が生演奏をしていたとか。カクテルを傾けながら、そんな華やかなりし時代に思いを馳せてみるのもよいでしょう。

意外とリーズナブルに泊まれる「湯之島館」

いかがでしたでしょうか。ぜひ宿泊してゆっくりと館内の散策を楽しんでみてください。

皇室や数多くの著名人が宿泊してきた「湯之島館」ですが、宿泊料金はそれほど高くありません。昭和6年の創業当時のままの部屋に泊まれる本館(登録有形文化財)の宿泊プランは2名1室利用でひとり1万円台。ほかにも源泉かけ流しの露天風呂付きの客室の特別室プランなど、多彩なプランがありますので、公式サイトでチェックしてみてください。

取材協力:湯之島館

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/25−2019/09/26 訪問

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