写真:Ise Shinkurou
地図を見る「愛の磯辺」の愛称で親しまれるこの駅は三陸鉄道で最も新しい駅で、1985年に開設されました。そして2009年にこのエリアのブランドほたて「恋し浜」にちなんで改名された無人駅です。
ホームに降り立って最初のお勧めは美しい音色を奏でる「幸せの鐘」。大切な人と一緒に、祈りを込めて鐘を鳴らしてみて下さいね。その澄んだ音色が、心のメッセージを乗せながら山里中に、さらには海辺まで広がって行きます。皆さんはどんな思いを乗せられるでしょうか?きっとすてきな旅の思い出になると思います。
そしてこの駅でもう一つ話題になっているのが、駅舎に吊られた「ホタテ貝の絵馬」!
では駅舎内をご紹介しますね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る小さな駅舎内は、まるでホタテの養殖場のよう。ホタテ貝の絵馬が、天井から駅舎いっぱいに吊り下げられ、その数の多さに圧倒されます。千羽鶴や折り紙のホタテまであります。
絵馬には色々なメッセージが!恋の悩みから復興への応援、さらには今の幸せへの感謝まで!ここを訪れた人々の心の叫びが文章や絵で表されています。特に今の普通の生活が続く事への感謝の言葉が多いのには少しビックリです。普段神社で目にする絵馬とは少し違った趣がありますよ。
これは本当に新しいパワースポットですね。皆様も是非「恋のメッセージ」「復興へのメッセージ」「普通の生活への感謝」等、心の叫びを残して下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る三陸鉄道は震災後様々な車両を導入しました。まずご紹介するのは白とピンクの「釜石行」の列車です。緑の山に良く生える可愛い車体ですね。
「恋し浜」は観光客に人気のスポットですので、5分程停車してくれます。電車から降りて、絵馬にメッセージを書いたり、鐘を鳴らし、記念撮影をして「恋し浜駅」を楽しんで下さいね。そしてこの駅からのメッセージを旅の思い出として持ち帰って頂きたいです。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る写真の列車は36−700型で、クウェートからの震災支援資金を活用した新型車両。オレンジのラインが蒼い海に上手くマッチして、地元でも人気の車両だそうです。そして前面には、支援を感謝し忘れないために、クウェートの国旗がデザインされていますので前からの顔もご覧下さいね。
また三陸鉄道は北と南のリアス線に分かれて運行しており、北リアス線ではお座敷車両(36−Z1形)南リアス線では新レトロ車両(36−R3形)等の列車も走ります。曜日・時間等詳細はHP等でご確認下さいね。
最後に南リアス線の始発駅である大船渡市「盛(さかり)駅」をご紹介します。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る今回ご紹介した「恋し浜駅」へは三陸鉄道・南リアス線を利用される事になります。現在JR大船渡線はBRT(バス高速輸送システム)での運行となっておりますので、JRを利用して現地へ行かれる方は「釜石駅」から、お車の方は大船渡市「盛駅」からのご利用が便利だと思います。
筆者が利用した「盛駅」は、三陸鉄道開設当時から、南リアス線の始発駅として大切な役割を果たしてきた駅。特に駅舎内の「ふれあい待合室」はとてもくつろぎ易い雰囲気で、待ち時間を利用して地元の方と話をするのも楽しみの一つです。
時刻等の詳細は下記の時刻表でご確認下さい。
震災で大きな被害が出た地域にもかかわらず、多くの人々の熱い思いに後押しされて全線復旧を果たした三陸鉄道。この地域の人々にとって、津波で寸断された線路が繋がるという事はとても大きな意味を持ちます。
そしてひそかに話題になっているパワースポット「恋し浜駅」。ホタテ絵馬に心のメッセージを残し、今を生きるパワーを貰える特別な旅はいかがでしょうか?様々な思いを乗せて走る列車で、今だから感じる事の出来る特別な旅へ出かけてみませんか?
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(2024/9/18更新)
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