写真:Ise Shinkurou
地図を見る2019年9月、陸前高田市沿岸地域に「いわてTSUNAMIメモリアル(東日本大震災津波伝承館)」「道の駅高田松原」がオープンしました。
2011年に日本中を震え上がらせた東日本大震災津波。この自然災害の事実を後世に伝え、そこから得た教訓を忘れないために、さらに自然災害に強い社会を目指すために設立された記念館です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る「いわてTSUNAMIメモリアル」と「道の駅高田松原」は過去・現在・未来を表す通路で結ばれています。
この通路を中心に山から海までまっすぐ一本道が伸びています。この道は山と海をつなぐ道。そして中央にある水たまりは現在を表しています。さらに左右の建物は過去と未来を。被災した人々に心をよせながら未来へと進む様子を象徴的に表した素敵なデザインの建物です。
そして海を望む展望台から見えるのは、奇跡的に残った「奇跡の一本松」のモニュメント。七万本の松林が消えても、今も大切にされている陸前高田市のシンボル的存在です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るエントランスは、地域の木材をふんだんに利用した、お洒落な空間。高い天井と格子戸のような木の壁は、とても温かい雰囲気を醸し出しています。
中央には三陸沿岸地域の立体模型が置かれ、海岸とすぐ迫る山の地形がわかりやすく紹介されています。ジオパークの観点から捉えた津波被害を説明するとても興味深い内容です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る館内は大きく4つのゾーンに分かれています。ゾーン1では地層を掘り起こし、過去3千年にさかのぼった津波被害を時系列で紹介しています。津波被害を科学的視点からひもといた興味深い内容。
またゾ−ン2では、東日本大震災津波の事実を見つめ、パネルだけでなく被害に遭った消防車などを展示しています。
ゾーン3・4では当時の様子を映像で伝えています。自然災害とどのように向き合うのか、今後の課題とともに未来へ視野を広げた内容です。
<いわてTSUNAMIメモリアルの基本情報>
住所:岩手県陸前高田市気仙町字土手影180
電話番号:0192-47-4455
アクセス:東北道一関ICより県道19国道343/340経由で約1時間15分
開館時間:9:00〜17:00(最終入館時間16:30)
休館日:12月29日から翌年1月3日
入館料:無料
写真:Ise Shinkurou
地図を見る「いわてTSUNAMIメモリアル」に隣接する「道の駅高田松原」は、陸前高田市ならではのお土産が豊富。特に人気があるのが奇跡の一本松にちなんだ商品です。力強く立ち続ける一本松の勇姿は、地域の人々の希望の星。縁起が良くて勇気をもらえる商品として人気があります。
また陸前高田市にある、広田湾の特産コンブを使った「おつまみ板コンブ」等も人気商品です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る店内で旅行者に人気のコーナー「広田湾漁業組合直営店」。陸前高田市にある広田湾は、広田半島と唐桑半島に挟まれた穏やかな湾として知られ、ほたて・かき・わかめの養殖が盛んな湾です。
店内の生け簀には新鮮な魚介類がとてもリーズナブルに販売されています!特にほたては、大きく肉厚で新鮮。安価に購入できるのは、漁業組合直営店舗だからですね。
また建物内の「たかたのごはん」では、地域のお米と魚介類を店内で味わう事も出来ます。こちらもお薦めですよ。
<道の駅高田松原の基本情報>
住所:岩手県陸前高田市気仙町字土手影180
電話番号:0192-22-8411
アクセス:東北道一関ICより県道19国道343/340経由で約1時間15分
開館時間:9:00〜18:00
陸前高田市を訪れると、力強く歩む地元の人々に出会い「凄く元気をもらったよ。明日からまた頑張ろう」との思いを胸に帰路につく人が多数。あなたも三陸海岸の美しい景色と新しい陸前高田市を訪れ、この地ならではの旅の思い出を貰ってみませんか?
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Ise Shinkurou
はじめまして。旅連れの小太郎と日本中に足跡を付けたく始めた旅も2周目に入りました。「やっぱり日本は広くて深い」ペットと愉しむ旅を・・そして有名観光地に加え「えっ?」って思っていただけるような穴場スポッ…
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