写真:菊池 模糊
地図を見るポーは、フランス南西部ののピレネー=アトランティック県の県庁所在地で、ポー川に面した高台丘陵に広がる風光明媚な町です。フランス国王アンリ4世の出生地で、ピレネー山脈の眺望、風情のある町並み、美しい教会、歴史ある城、美味しい料理や菓子、本格的ゴルフコースやテニスコートなどがあり、人気のある観光地・保養地となっています。
ポーの町にはフランス国鉄の駅があり、ルルドまたはバイヨンヌからの日帰り観光がおすすめです。写真のようにTGVも利用できますので遠方の町からも旅のコースに組み込めますが、本数が少ないのであらかじめ最新の時刻表を確認して予定を立ててください。
写真:菊池 模糊
地図を見るポー駅(GARE DE PAU)は中くらいの大きさで、外観は素敵。瀟洒な田舎の中心駅という感じです。周辺は川に面して緑が多く落ち着いた雰囲気で、駅を出ると正面の高い崖の上にポーの町が見えます。
写真:菊池 模糊
地図を見る駅前の大きな道を渡ると、目の前にポー市街に登るケーブルカーがあります。たった三分間の行程ですが、無料ですので、ぜひ乗ってみましょう。また丘の上のポー市街を背景に、このケーブルカーを撮ると良い写真になりますので、チャレンジしてみてください。
写真:菊池 模糊
地図を見るケーブルカーをあがると、左右にピレネー大通りが広がっています。高台にありますので非常に見晴らし良好。南側の遠方にピレネー山脈を望むことから名づけられた道で、遊歩道が展望テラスのように広くなっており散策に最適です。
写真:菊池 模糊
地図を見るまずはピレネー山脈の眺望を楽しみます。いささか距離があるものの、南側一帯にピレネー国立公園の山々が並んでいます。冠雪した3000m級の峰が美しく輝いているビューポイントですので、なるべく望遠レンズで引き付けて写真を撮りましょう。
写真:菊池 模糊
地図を見るポーから見えるピレネー山脈の中で特に印象的なのがドソー山です。ぐっと突き出た魁偉で特徴的な姿ですぐに分かります。正式にはピック・デュ・ミディ・ドソーという名前で、フレンチピレネーを象徴する山とされています。日本人には鯛のおかしらのようにも見えます。望遠レンズでできる限り拡大して、その迫力ある山容を撮影してください。
写真:菊池 模糊
地図を見るピレネー大通りでピレネー山脈の眺望を楽しみながら、反対側の町の建物も見てください。とても大きくて高級そうな石造りの建築物が見事に並んでいます。高台にあり景色や空気が良く、清潔で綺麗な町ですので、壮麗さが際立ち感動的。とても素晴らしい町並みと言えるでしょう。
写真:菊池 模糊
地図を見るピレネー大通りを北へ、サン・ルイ通りを少し入ったところに、ひときわ美しい建物があります。それが写真のポー市庁舎(HOTEL de VILLE)で、優美で格調があります。隣に観光案内所(Office de Tourisme Pau Pyrenees)があり町を散策するための地図をもらえます。なお、ここポー市は日本の甲府市と姉妹都市で山が見える県庁所在地同士ということで友好をはかっています。
写真:菊池 模糊
地図を見る市庁舎の近く、ピレネー大通りに面した広場の中心に立っている像が両世界大戦の記念碑で、その後ろの美しい聖堂がサン・マルタン教会。この教会は、高さ70mの鐘塔が印象的なゴシック様式の巨大聖堂で、ポーの町のシンボルとして観光記念撮影スポットになっています。
写真:菊池 模糊
地図を見るサン・マルタン教会は内部も必見。身廊、祭壇、パイプオルガン、壁の絵画そしてステンドグラスが見事なので、ゆっくりと時間をかけ敬虔な気持ちで見学しましょう。
写真:菊池 模糊
地図を見るここは特にステンドグラスの美しさが有名で、中でもひときわ見事なバラ窓の優美さに息を飲みます。撮影は少しアンダー気味の露出にすると綺麗な写真が撮れます(写真参照)。
写真:菊池 模糊
地図を見るサン・マルタン教会を出て路地を少し下って振り返ると、鐘塔が天に突き刺さるようにそびえており、石畳の道とそぞろ歩く人を配して絶好の撮影ポイントになります。
なお、教会マニアの方は、サン・マルタン教会から北へ約500m歩いたところに、二つの鐘塔を持つサン・ジャック教会がありますので、そちらも忘れずに見学してください。
写真:菊池 模糊
地図を見る上記の路地を北に下ると東西に延びる道に出ます。これがマレシャル・ジョフル通りでポーの町の代表的な散策路です。洋品店、カフェ、レストラン、宝石店、ブティックなどが並んでおり、自由な町歩きを楽しめます。
写真:菊池 模糊
地図を見るマレシャル・ジョフル通りで特におすすめするのは、Maison Francis Miot というお店。数々の賞を得た極上のジャムとお菓子が有名で、奥にはカフェもありますので、休憩に最適です。カフェでお菓子をセレクトできるセットメニューを注文し、お土産にジャムを購入するのが良いでしょう。
お菓子ではククニエット(Coucougnettes)が名物として一押しで、カフェで食して気に入ったら缶入りのものをご購入ください。Coucougnettes というのは意味ありげな名前で、あえて和訳しませんので、興味のある方は調べてみてください。
写真:菊池 模糊
地図を見るマレシャル・ジョフル通りを西へ突き抜け、南西方向に進むと、ポー城へ出ます。ここは、フランスのブルボン王朝を創始したアンリ4世が、1553年に誕生した場所で、現在は国立美術館になっています。
城内にはゴブラン織りのタピストリーをはじめ、家具・調度品・陶器・絵画などが展示されており、観覧ガイドツアーもあります。城好きの方はぜひ内部も見学してください。
住所:PAU、Communaute d’Agglomeration Pau-Pyrenees, France
アクセス:フランス各地から鉄道でポー駅(TGV停車駅)、ポー駅から無料のケーブルカーで町の中心へ
また、フランス各地からレンタカー利用でもアクセス可
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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