写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉は大人気なので、駐車場の混雑が本格化する前の早朝から訪れるのがおすすめ。一般的に渓谷の紅葉は、太陽が高く登らないと谷間まで日光が届きません。しかし、鳴子峡の展望台「見晴台」は、渓谷上部の紅葉を鑑賞するので早朝から楽しめます!
天気がよい日の朝7時頃には、展望台の背後から朝日が渓谷を照らし出します。早朝からの紅葉狩りに最適な地形と方角が揃っており、名所中の名所だと驚嘆します!
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉は本当に素晴らしいので、見晴台からの眺めを存分に見て下さい。そうすると後で遊歩道を散策した時に、景色の見え方の違いを一層感じ取る事が出来ます。
例えば、この写真は国道の橋「大深沢橋」の紅葉を下から見上げており、展望台より低い場所から撮影したのが分かります。写真では単なる別角度ですが、実際には散策中に景色が次第に継ぎ目なく移り変わって行きます。その一部始終を目撃する事で、紅葉の素晴らしさが胸に迫って来てより感動します!
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉を展望台から存分に満喫したら、いよいよ遊歩道で渓谷の中に降りて行きましょう。メインの鳴子峡遊歩道は入口から既に美しく、この先にどんな光景が待っているのか期待が高まりドキドキします!
写真右側の屋根は展望台がある鳴子峡レストハウスで、遊歩道の入口は国道47号線側にあります。なお鳴子峡の詳細な場所は、画像右下の「地図を見る」をタップすると撮影場所の地図が表示されます。
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉は非常に美しいので、色付いた木々にスマホを向ける観光客が沢山居ます。しかし、単に紅葉した木を撮影したのでは、何処で紅葉狩りしたのか全く分かりません。
鳴子峡のシンボルといえば、写真右上にある国道の橋「大深沢橋」。画面の中に極力橋を含める事で、鳴子温泉まで旅行した記念の写真になります!
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡遊歩道は途中が通行止めになっており、通り抜け出来ません。谷底の回顧橋で、折り返して戻る必要があります。しかし、紅葉に彩られた美しい渓谷が眼前に迫る絶景なので、一旦谷底まで降りて散策する価値が確実にあります!
写真:藤田 聡
地図を見る谷底からは、紅葉に彩られた大深沢橋を見上げる事も可能。鳴子峡のシンボルなので、様々な角度から撮影しておきましょう。そして次の目的地が、この橋の上です!
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉見頃時期には、渓谷内を走るJR陸羽東線の列車も徐行運転。その様子を一望出来るのが、国道の橋「大深沢橋」です。
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉を大深沢橋の上から一望すると、右端中程に小さなトンネルが見えます。これがJR陸羽東線ですが運行本数が少ないので、時刻表を確認して列車が通る時間帯に橋の上に行くようにします。
なお橋からトンネルまで距離があるので、列車をアップで撮影するには望遠レンズが必要になります。
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉は、JR陸羽東線のトンネルとトンネルの間の僅かな間隙でしか見る事が出来ません。紅葉の見頃時期には徐行運転しますが、まさにノロノロ運転で人が歩くより遅いのではと思う程。お陰で列車の乗客も、車内からの紅葉狩りを存分に満喫出来ます!
大深沢橋から鉄道と紅葉を撮影しようと狙っている観光客にとっても、ノロノロ運転は大歓迎。シャッターチャンスを逃さずに、確実に撮影出来るスポットです!
写真:藤田 聡
地図を見る鳴子峡の紅葉を一通り楽しんだら、最後に再度「見晴台」に立ち寄りましょう。朝7時の時点では太陽が昇り切らずに、渓谷の下部や手前の紅葉が日影になります。しかし、紅葉狩りを満喫して10時を過ぎると、日光が行き渡り一層美しくなっているはず!
大深沢橋の裏手には、紅葉ライトアップが行われる大深沢遊歩道もあります。一番奥は、松尾芭蕉も歩いた「奥の細道」と一体化している歴史的な散策路。余力があれば、そちらまで行ってみましょう。
付近は鳴子温泉郷と呼ばれる温泉街で、観光の基地に最適。鳴子温泉では湯元吉祥や鳴子ホテル、大江戸温泉物語「ますや」など。中山平温泉では「名湯秘湯うなぎ湯の宿 旬樹庵 琢ひで(琢e)」がおすすめです!
住所:宮城県大崎市鳴子温泉星沼13-5・鳴子峡レストハウス
電話番号:0229-83-3441(鳴子観光・旅館案内センター)
例年の紅葉見頃時期:(色づき始め)10月中旬、(最盛期)10月下旬〜11月上旬
紅葉ライトアップ:2019年10月24日(木)20:00〜21:00、25日(金)〜27日(日)19:00〜21:00・大深沢遊歩道で実施
標高:160m〜260m
アクセス:JR陸羽東線鳴子温泉駅から鳴子峡臨時運行バス「紅葉号」13分、鳴子峡中山平口下車すぐ ※2019年10月12日(土)〜11月5日(火)のみ運行
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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