LRTのMasjid Jamek駅から徒歩10分ほどのところにあるムルデカ・スクエア。「ムルデカ」はマレー語で独立を意味し、独立広場とも呼ばれます。地元の人たちの憩いの場としてはもちろん、周辺に歴史的建物が集まるこの場所は観光スポットとしても人気があります。
その中のひとつが、今回ご紹介する「Kuala Lumpur City Gallery」。スケールモデルや木材アートなどを手掛けるARCHが運営する私設ギャラリーです。入り口付近に設置された「I LOVE KL」のモニュメントは、クアラルンプールを訪れる観光客に大人気のフォトスポット。写真撮影のために、いつもたくさんの人たちが並んでいます。
Kuala Lumpur City Galleryは、幾つかの展示スペース、ギフトショップ、カフェから構成されています。歴史ある建物の中に足を踏み入れると、最初に展示されているのが、クアラルンプールの歴史が学べる「Old Kuala Lumpur」です。
クアラルンプールの名前の由来、街の成り立ち、英国植民地時代から独立までの歴史などが紹介されています。もちろん説明は英語ですが、当時の写真や印刷物、ARCHが手掛けた模型なども展示されており、それらを見て回るだけでも楽しめます。
2階には「KL Reflection」というタイトルの展示スペースがあります。ARCHが制作した9つのユニークな作品が展示され、思い思いの写真を撮影する観光客で賑わっています。
一番人気は、ムルデカ・スクエア前にあるSultan Abdul Samad Building(スルタン・アブドゥル・サマド・ビル)をモチーフにしたもの。実物では見ることのできない、鏡に映ったように美しく反転した建物が宙に浮き、不思議な写真が撮れるこの展示前には、たくさんの人が順番待ちをしています。精巧に作られた模型は必見です。
1階にはギフトショップが併設されています。まず目を引くのは、壁一面に飾られた木工細工の数々。薄い木材を組み合わせて作られた作品はまさに芸術品。ぜひ近くでじっくりと味わっていただきたい美しさです。
このギフトショップでは、ARCHの木工細工をはじめ、様々なマレーシア土産を購入することができます。おススメは、木工細工が美しいしおりやマグネット。ARCHの作品をRM12.00〜、日本円で約320円〜(2019年10月現在)と、手頃な値段で購入することができ、コンパクトでかさばらないのでお土産に最適です。
ギフトショップの横にはカフェスペースもあります。マレーシア料理やスイーツがいただけますが、カフェの一押しはドリアンケーキ。味だけではなく見た目にもドリアンが再現され、写真映え間違いなしの一品です。
「果物の王様」と呼ばれるドリアン。その独特の香りから飛行機や一部ホテルなど公共の場への持込が禁止されています。日本ではあまり馴染みがない南国のフルーツ、気になる方は旅の想い出にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
クアラルンプールの歴史を学び、ユニークな写真撮影を楽しみ、美しい木工細工も購入できる、見どころたくさんのKuala Lumpur City Gallery。I LOVE KLのモニュメントを見に来たら、ぜひギャラリーの中も覗いてみてください。
住所:No. 27, Jalan Raja, Dataran Merdeka, 50050 Kuala Lumpur, Malaysia
電話番号:+60-3-2698-3333
時間:9:00〜18:00
料金:RM10.00 /人 ※2歳未満は無料
アクセス:LRT Masjid Jamek駅から徒歩約10分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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