星のやグーグァンを楽しみ尽くす1泊2日!台湾の深山でゆるり贅沢湯治

星のやグーグァンを楽しみ尽くす1泊2日!台湾の深山でゆるり贅沢湯治

更新日:2019/10/19 12:36

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
海外の「星のや」ブランドで2軒目。星野リゾートの「星のやグーグァン」が、2019年6月30日、台湾・台中郊外の温泉郷にオープンしました!3000m級の山々が峰を連ねるこの場所は、湯量たっぷり、自然が豊か。フォトジェニックなスポットも点在し、今までの星野リゾートにはない、感動の体験ができます。
今回は、1泊2日で憧れのリゾートを楽しみ尽くすとっておきのプランをご紹介。喧騒を離れて、ゆるり贅沢湯旅へ!

1日目 15:00〜 星のやグーグァンにチェックイン

1日目 15:00〜 星のやグーグァンにチェックイン

写真:安藤 美紀

地図を見る

台湾西部の都市・台中から、送迎タクシーでさらに内陸部へ向かうこと90分。ノスタルジックな秘境の温泉地、谷關(グーグァン)温泉に到着します。

「星のやグーグァン」があるのは、この温泉街の高台。50m続く竹林を抜けた先に、隠れ家のようにひっそりと佇んでいます。エントランスを入ると、そこは高い天井のロビー。印象的なパジェロバの木を使ったフロントデスク、巨大なアート作品もあって、気持ちのいい空間が広がります。

1日目 15:00〜 星のやグーグァンにチェックイン

写真:安藤 美紀

地図を見る

自然光がたっぷり降り注ぐラウンジでは、台湾で有名なお茶屋さん「小茶栽堂」のキンモクセイ烏龍茶や伝統的な紅茶、台湾名物のヌガーとマンゴーを組み合わせたお菓子などが無料で楽しめます。

「星のやグーグァン」のチェックインは15時。それより早く着いても、このラウンジは24時間利用できるから安心です。

1日目 15:00〜 星のやグーグァンにチェックイン

写真:安藤 美紀

地図を見る

ホテルにチェックインした直後からリゾートライフを味わえるのが、「星のやグーグァン」の嬉しいところ。

ロビーから客室までの間に広がるお庭「ウォーターガーデン」には、ガゼボ(東屋)が10個点在。この中は2〜3人が入れる大きさで、ソファに座って、景色を眺めたりのんびりおしゃべりして過ごせます。まずは自分の好きな特等席を見つけて、非日常感を満喫しましょう。

16:30〜 温泉マスターと一緒にストレッチ

16:30〜 温泉マスターと一緒にストレッチ

写真:安藤 美紀

地図を見る

続いて向かうのは、大浴場横の湯上がり処。ここでぜひ受けたいのが、温泉に精通したスタッフによる、温泉の入り方&ストレッチ指南です。

例えば、日本はお湯の温度が25度以上あれば温泉と認められますが、台湾は30度以上ないと温泉とは認められません。こんなふうに、温泉のちょっとした知識が増えるのも楽しみの一つ。

そして、温泉に入っていることを想像しながら行うストレッチは、覚えておくと家でも使えます。入浴前後に用意された3種類のお茶を飲めば、体の中の流れも整えられますよ。

16:30〜 温泉マスターと一緒にストレッチ

写真:安藤 美紀

地図を見る

覚えたてのストレッチは、大浴場でトライしてみましょう。

「星のやグーグァン」では、地下200mから沸く自家源泉を使用。源泉をふんだんに使える恵まれた場所だから、浴槽もビッグサイズです!露天風呂の奥には湧き水が流れる滝があり、自然と一体化した気分になりますよ。

16:30〜 温泉マスターと一緒にストレッチ

写真:安藤 美紀

地図を見る

温泉でほかほかになった体を涼めるとっておきのスポットが、「星のやグーグァン」4Fの「風の間」。ここは前後に壁がなく、風を感じながら風景をじっくり愛でることができます。

さらに、足元には充電できるコンセントも完備。館内はフリーWi-Fiも使えるので、旅の感動をSNSで伝えるのに役立ちます。

18:00〜 シェフが1年かけて集めた厳選食材の夕食を

18:00〜 シェフが1年かけて集めた厳選食材の夕食を

写真:安藤 美紀

地図を見る

「星のやグーグァン」は食事にも強いこだわりがあります。

日本各地の星野リゾートで腕を磨いてきた料理長 藤井俊輔さんは、なんと1年かけて台湾の食材を研究。さまざまな場所へ足を運び、日本の会席料理に合う食材を選びました。料理の器にもこだわっていて、有田焼や美濃焼など、料理に合わせて使い分けています。

夕食はぜんぶで9品。たっぷりと台湾の食材も味わって、日本の会席も楽しむ。最後の一口まで異なる食感と味わいが交錯する、感動の和会席コースです。

18:00〜 シェフが1年かけて集めた厳選食材の夕食を

写真:安藤 美紀

地図を見る

夕食後にぜひ訪れてほしいのが、昼間とは違う表情を見せる「ウォーターガーデン」。日暮れとともに、チラチラ揺れる足元の灯りがくっきりと浮かび上がり、幻想的!

18:00〜 シェフが1年かけて集めた厳選食材の夕食を

写真:安藤 美紀

地図を見る

「星のやグーグァン」最大の特徴は、それぞれの部屋に温泉フロアがあること。源泉は45度前後で、そのままかけ流しにできる理想的なお湯です。泉質は弱アルカリ性単純泉。しっとりさっぱりとした心地のよいお湯で、疲労回復や美肌効果があります。しかも、かけ流しだから、温泉の恩恵もそのまま受けられますよ!

温泉街の一番見晴らしの良い場所で、ひとっ風呂。もちろん夜景も最高です。

2日目 7:30〜 森の中でストレッチ

2日目 7:30〜 森の中でストレッチ

写真:安藤 美紀

地図を見る

翌朝はちょっぴり早起きして、「ウォーターガーデン」へ。朝日がきれいなこの場所で、朝7時半から気功を取り入れたオリジナルのストレッチを体験できます。

あえて裸足で行うのは、地面と足をくっつけて気をめぐらせるため。朝の光と森の空気をたくさん吸って、ゆったりと呼吸をしながら、体をほぐしていきます。寄せては返す波のようなゆっくりした動きで、ストレスをリリース。心も体もすっきりです!

2日目 7:30〜 森の中でストレッチ

写真:安藤 美紀

地図を見る

朝食は、台湾式・洋食・和食の3種類から選べますが、一番人気は台湾式。

干したホタテの貝柱と鶏のお出汁に一晩つけて、じっくりと炊き上げたお粥は、そのまま食べても旨味がたっぷりです!ピータン、ザーサイ、パクチー、桜えび、マグロのでんぶなど、7つの薬味と組み合わせれば、いつまでも新鮮なおいしさが楽しめます。

2日目 7:30〜 森の中でストレッチ

写真:安藤 美紀

地図を見る

朝食後は、再び「ウオーターガーデン」を散策しましょう。キラキラ輝く朝露、透き通った森の空気を体感するなら、朝が一番!空気をきれいにしてくれるという「白鶴芋」も生えていて、癒しの効果は抜群です。

この庭は、もともとあった原生樹林を伐採せずに生かした造り。木の一部には、先住民のタイアル族が樹液を採取した跡なども見られます。

10:00〜 プールでバカンスを満喫

10:00〜 プールでバカンスを満喫

写真:安藤 美紀

地図を見る

「星のやグーグァン」を楽しみ尽くすなら、プールは外せません。四季があまりないと言われる台湾は、寒くても日本の秋ぐらい。長い間プールが楽しめます。朝10時からプールに入れるので、水着に着替えて、プールへGO!リゾート気分をたっぷり味わいましょう。

奥のカウンターでは、ココナツジュースやお茶、スパークリングウォーターなどがすべて無料。塩素の量、水温も看板で表示されているので、事前にチェックできますよ。

10:00〜 プールでバカンスを満喫

写真:安藤 美紀

地図を見る

10時30分〜11時30分の1時間、湯上がり処で食べられるのが、こちらのかき氷。

台湾固有種・五葉松のパウダーがかき氷に降りかかっていて、食べると抹茶のような香りが口いっぱいに広がります。「星のやグーグァン」がある地域では、五葉松がローカルフード。よくジュースにして飲まれています。嬉しいことに五葉松には、コレステロースを抑えてくれる効果もあるんですよ。

この土地でしか味わえない食文化の出会いに、心が踊ります!

動画:安藤 美紀

地図を見る

最後に、台湾らしさと日本文化が融合した、ラグジュアリーな滞在を動画でお楽しみください。

「星のやグーグァン」で知らない台湾の魅力に触れる旅

ディープな場所だけに移動が大変そう…という方は、ご安心を!台北の桃園空港もしくは松山空港、台中空港、台中の新幹線の駅、台中のホテルなど、宿泊者の希望に応じて、ホテルのタクシーが迎えにきてくれますよ。

台湾といえば、グルメにショッピング。人気が高いだけに、リピーターにとっては、特別感が薄くなってしまったかもしれません。そんなときこそ、台湾の知らない魅力が詰まった「星のやグーグァン」へ。次の候補として、緑いっぱいの極上リゾートをチェックしてみてくださいね!

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:星のやグーグァン

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/03−2019/10/05 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -