動画:安藤 美紀
地図を見る「茶寮 石尊」があるのは、大山阿夫利神社下社の境内。スカイツリーよりも高い、標高約700mの場所に位置しています。
大山阿夫利神社へは、電車→バス→ケーブルカー(もしくは登山)で行きます。日常からゆっくり開放されていく道のりも、この旅の醍醐味。どんな時間も、どんな景色も、すべては訪れた人だけのもの……。まずは、絶景カフェの様子をダイジェスト動画でお楽しみください!
写真:安藤 美紀
地図を見るアクセスは、新宿から小田急線に乗り、伊勢原駅北口で下車。そこから、大山ケーブル行バスに乗りかえ約30分。終点のバス停「大山ケーブル」で降りたら、最初の目的地「こま参道」に到着!
ここは食事にお土産、お弁当などすべてがそろう、大山の象徴的な名所。風情あるレトロな参道は、ドラマや映画の撮影でもよく使われるんですよ。ただし、362段の石段を上っていくため、けっこうハード。お土産は帰りに買うのがおすすめです。
写真:安藤 美紀
地図を見る参道を抜けた先に見えてくるのが、ケーブルカー乗り場。ここから先は、ケーブルカーで行くルートと、男坂or女坂に分かれる登山ルートがあります。男坂は勾配や階段の段差が激しく、太ももがはち切れそう!男気ありすぎる道なので、覚悟して挑むようにしましょう。
ケーブルカーの場合は、終点「大山阿夫利神社駅」を目指します。
ケーブルカーで行けるのは、大山阿夫利神社の下社。本社(上社)は、さらに標高が高い1252mの場所にあり、参拝するには本格的な登山が必要です。登山までは…という人もご安心ください。大山は山自体がご神域。下社だけでも、十分にご利益をいただけます。
こちらの神社は、またの名を「出世山」「関東総鎮護の神」と呼び、かつて源頼朝が必勝祈願で刀を納めたエピソードも残っています。ご利益は、立身出世、厄除け、健康長寿など。仕事で活躍の場を広げたい人は、ぜひ参拝しましょう。正式な参拝方法は、2礼2拍手1礼です。
主祭神は、水の神様「大山祗神」。神話上では、富士山にお祀りされている神様「木花咲耶」のお父さんにあたります。
写真:安藤 美紀
地図を見る参拝を済ませたら、拝殿脇の入口から、地下へ行くのも忘れずに。
この中には、神域である大山の清水を引いた「御神泉」があるんです。透明度バツグンの神水は、強力な浄化パワーがみなぎる霊水。一口飲んでみると、すみずみまで清められ、元気になれる気がします。奥の間には、なんとボケ防止の神様も!
写真:安藤 美紀
地図を見る江戸庶民にとって信仰と行楽の場だった「大山詣り」は、江戸時代に大流行!2016年には日本遺産に認定され、今でも多くの大山講(大山を参詣するグループ)が訪れます。
山のひんやりと澄んだ空気を楽しみつつ、「江戸っ子も、この景色を同じように眺めたのかな…」と想像してみてください。タイムスリップしたようで、ちょっとワクワクしませんか?
写真:安藤 美紀
地図を見るさて、今回ご紹介するカフェ「茶寮 石尊」は、拝殿を正面に見た右手奥にあります。
石を尊むと書いて「石尊」。この名前は、大山阿夫利神社の神様「大山祗神」が、別名「石尊大権現」と呼ばれていたことから付けられました。
カウンターと縁側を取り入れた開放的なテラスは、眼下にぽっかり浮かんだ江ノ島、相模湾、その向こうに三浦半島や房総半島まで見渡せます。
空が近いせいか、風がとっても気持ちいい!ゆったり流れる雲を追いかけたり、木の葉がサラサラと揺れる音を聞きながら、大自然のパワーを受け取ってくださいね。
お店の営業時間は、夕方5時まで。時々、神社のイベントに合わせて、夜間営業が行われます。SNSでイベント情報をチェックして、この時期に合わせて訪れてみてください。2020年の紅葉ライトアップ期間は、11月21日(土)〜11月29日(日)まで。
街の明かりが絶景を優しく照らし、いっそう幻想的な雰囲気に包まれます。
写真:安藤 美紀
地図を見る建物を設計したのは、ジョージアのCMに登場した宿泊型・豪華客船「ガンツウ」を手掛けた建築家・堀部安嗣さん。
「茶寮 石尊」は、建物を3つのフロア(外と中と奥)に分け、それぞれ違った目線で景色を楽しめます。
奥の和室は、阿夫利神社下社客殿の応接室だったところを茶寮にリノベーション。和室の壁や欄間は、もともとあった神社で使われていたものを流用し、神聖な空気を生かした趣ある空間になっています。
写真:安藤 美紀
地図を見る木の壁で囲まれた円卓席は、ちょっとだけ見える緑に癒され、自分の世界にしっかり入り込める絶好のスポット。話に集中できたり、仕事や読書もはかどるでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る絶景で心を満たしたら、ご神水や地元の食材をたっぷり味わえるごちそうが待っています。
ドリンクは、大山阿夫利神社のご神水で淹れたコーヒーがおすすめ。ご神水はミネラル豊富で、水自体が甘い!コーヒーの余韻がふわっと優しく広がります。
「飲むだけで、ご利益があるかも…!」そんなドキドキも楽しめますよ。
ランチは、地元・伊勢原養鶏の卵と柏木牧場のローストビーフを使ったガレットが人気!お肉の味の濃さに負けない、濃厚なこだわり卵がさらに旨みを引きたてます。
お酒が好きな方は、「茶寮 石尊」オリジナルの地ビール「阿夫利」と一緒にお楽しみください。
写真:安藤 美紀
地図を見る節分で使われる神社の縁起物・升に入った抹茶ティラミスは、売り切れてしまうことも多い和スイーツ。表面には、見た目も美しい伊勢原の老舗茶問屋「茶加藤」の抹茶パウダーがかかっています。一口食べてみると、こっくりまろやかなクリームチーズと、抹茶の豊かな香りにうっとり!贅沢な味わいに感動です。
心身をリセットできる大人の隠れ家を目指すなら、「茶寮 石尊」へ。見ごたえのある絶景、おいしいグルメだけでなく、運気アップまで叶えられますよ!
住所:神奈川県伊勢原市大山12番地、大山阿夫利神社下社内
営業時間:9:30〜17:00(ケーブルカー終了の30分前まで)
電話番号:0463-94-3628
定休日:不定休
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください
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