写真:和山 光一
地図を見る岐阜県側の入口は、トンネルを抜ける度に壮大な山々の景色に目を奪われる東海北陸自動車道白川郷IC出口近くに位置する道の駅 白川郷がスタート地点になります。1995年に世界遺産に登録された白川郷集落に因み、大きな茅葺き屋根の建物が特徴的です。施設内には空家となった合掌建物が展示され、マルチビジョンで茅葺屋根の葺替え作業の様子や構造を見ることができる合掌ミュージアムなど役立つ施設があります。ここでホワイトロードの見どころをチェックしておきましょう。
<道の駅白川郷の基本情報>
住所:岐阜県大野郡白川村飯島411
電話番号:05769-6-1310
写真:和山 光一
地図を見る道の駅「白川郷」から国道156号を南に向かい、一つ目の信号を右折してトヨタ白川郷自然學校方向に車を走らせます。さらに坂道を上がっていくと馬狩料金ゲートが現れます。
ここからかつては人を寄せつけぬ秘境だった蛇谷川峡谷沿いをつづら折りにめぐる山岳観光道路、以前は白山スーパー林道と呼ばれていた「白山白川郷ホワイトロード」の始まりです。
写真:和山 光一
地図を見る春は新緑、夏は避暑そして秋は紅葉と四季折々の景色とともに残雪(冠雪)の白山を手軽に遠望でるのがホワイトロードの魅力です。蛇谷八景と呼ばれる大小8つの滝が流れ落ちる渓谷美やブナの原生林を抱える見事な景色が楽しめるドライブコースです。
写真:和山 光一
地図を見る最初の展望駐車場が、蓮如茶屋・情報ハウスのある白川郷展望台駐車場(標高1200m)です。昔、蓮如上人が歩いた道筋に建てられたことから名付けられた蓮如茶屋前の駐車場(標高1200m)からは遠くに白山を望めます。食事をすることができ、土産物も豊富です。情報ハウスでは、近隣地域のチラシやパンフレット等が取り揃えてあるので情報収集ができます。ホワイトロードのDVDの上映していますよ。
蓮如茶屋の向かいから少し入ると白川郷展望台があり、合掌集落を眼下に眺めることができます。周囲にはブナの原生林を残しながら整備された歩道「ブナのこみち」、約50分で登れる三方岩岳山頂(標高1450m)から三方岩駐車場へと続くトレッキングコースもあります。
<白川郷展望台の基本情報>
住所:岐阜県大野郡白川村馬狩501-5620
アクセス:道の駅 白川郷より約11.6km、約21分
写真:和山 光一
地図を見る三方岩駐車場から県境のトンネルを抜けると、県境付近の石川県側に位置し、白山を正面に見ることができる栂の木台駐車場(標高1400m)があります。周辺にはブナの原生林が広がり、紅葉時期は冠雪の白山との美しいコントラストが眺められます。
ここから25分ほどでふくべ谷上園地の展望台に到着します。やぐらからは白山がひときわ高く望めますよ。
<栂の木台駐車場の基本情報>
アクセス:白川郷展望台より5.5km、約13分
写真:和山 光一
地図を見る白山展望台(標高1350m)からは、白山の主峰、御前峰(2702m)、大汝峰(2684m)、剣ヶ峰(2677m)が最もよく遠望できる場所です。眼下にブナの原生林が広がり、新緑と紅葉の両方を白山を望みながら楽しむことができます。
<白山展望台の基本情報>
アクセス:栂の木台駐車場より0,5km、約2分
写真:和山 光一
地図を見る白山白川郷ホワイトロードの中ほどにある瓢箪(ふくべ)谷の断崖より落差86mの沿道随一の大滝が「ふくべの大滝」(標高900m)です。林道開設とともに日の目を見た滝で、この滝の上にもう一つ滝がある2段の造りからふくべと名付けられました。
駐車場のすぐ近くに滝つぼがあり、飛沫をあげてダイナミックに断崖を落ちる大滝の水は、地響きと見物客の喚声とともに落下し、むき出しの岩に衝突して水しぶきをあげます。舞い上がる水煙は、雄大にして豪荘、時には、水しぶきが道路を覆うこともありますよ。
<ふくべの大滝の基本情報>
アクセス:白山展望台より6.5km、約20分
写真:和山 光一
地図を見る蛇谷金蘭銀蘭と呼ばれるふくべの大滝の周辺の断崖絶壁が見事でまさに大パノラマが満喫できます。特に紅葉時期は、滝が流れる絶壁の岩肌とのコントラストが見事で、滝を望む秋の景色は、赤や黄に彩られた水墨画のようです。
写真:和山 光一
地図を見る蛇谷園地駐車場に車を停めて川底に向かう階段を200mほど下りたところに蛇谷園地があります。ブナやミズナラの天然林が広がり、ここから姥ヶ滝まで遊歩道が整備されています。清流を眺めながら川沿いを歩くこと10分、平成2年に「日本の滝100選」に選ばれた落差76mの姥ヶ滝が現れます。大自然の中を進んで行くので空気がとっても気持ちいいです。
昔ここで老仙女が白髪をといていたという伝説があり、滝の途中から岩肌にそって落ちる数万条の流れをつくり、あたかも老婆が白髪をふり乱しているように見えるところが名前の由来です。
<蛇谷園地駐車場の基本情報>
アクセス:ふくべの大滝より2km、約4分
写真:和山 光一
地図を見る秋には岩肌にそって滑るように落ちる数万条の白い水の流れを、常緑樹の緑とそこに絵の具を散りばめたような紅葉の赤や黄が挟むような姿の秋景色は一幅の絵画のような美しさです。
写真:和山 光一
地図を見るまた滝の爆音と清流を正面に眺めながら入浴ができる無料の混浴露天風呂と足湯も備える「親谷の湯」があります。川底から出る天然の温泉に浸かりながら自然を満喫して旅の疲れを癒しましょう。
足湯は露天風呂の上、展望台の下にあり流れる滝の迫力と温泉を気軽に楽しめます。
写真:和山 光一
地図を見る駐車場に戻りここから中宮料金所までの間には蛇谷八景と呼ばれる大小の滝が現れます。途中、蛇谷川渓谷の清流の眺めが、左から右に変わる唯一の橋が「蛇谷大橋」です。標高730mのところにある長さ70m、高さ45mのアーチ橋で、切り立った岩肌に美しい景観を表しています。橋のアーチの間から清流を覗くと柱状節理の岩壁にキタゴヨウマツがそそり立ち、とうくずれ谷の水が滝となって流れる景色は紅葉とあいまって山水画のようで実に見事な眺めです。
写真:和山 光一
地図を見るさらに車を走らせば、車窓に「かもしか滝」「岩底(かまそこ)の滝」「赤石(あかち)の滝」「しりたか滝」が連続して現れます。かもしかの滝は天然記念物ニホンカモシカの生息密度が日本一であることから名付けられ、滝が5段になって落ちる形から五重の滝、五色の滝とも呼ばれています。
岩底の滝には直径2mの釜形の底無しの淵(釜底淵)があり、その上に樹齢500年といわれる大ケヤキがあります。赤石の滝は三味線の糸のように水流が3本にわかれています。
しりたか滝はしりたか山を源流とし、急峻な山とその間に見える白い流れに特色があります。加賀藩は蛇谷川入口からここまでを幕府の目を逃れるためおとめ山(黒鉛採掘)にしました。この上の岩山は猿ヶ浄土と呼ばれています。このあたりは岩底谷駐車場に車を停めて見ることができます。
<岩底谷駐車場の基本情報>
アクセス:蛇谷園地駐車場より2km、約4分
写真:和山 光一
地図を見る石川県側の終点が中宮料金ゲートです。料金所を出た先に中宮レストハウスがあります。石川県側から白山白川郷ホワイトロードに入る場合は最初に起点となる休憩所です。食事や土産物も豊富なので立ち寄ってみてください。
<中宮レストハウスの基本情報>
住所:石川県白山市中宮オー3
アクセス:岩底谷駐車場より3.5km、約7分
区間:岐阜県大野郡白川村鳩谷〜石川県白山市尾添
延長:33.3Km(有料区間24.5Km)
利用料金:普通車片道1600円/往復2600円
営業期間:6月中旬から11月上旬
営業時間:7時〜17時入場可
アクセス:東海北陸自動車道白川郷ICから馬狩料金ゲートまで約10分
北陸自動車道小松ICから中宮料金ゲートまで約60分、白山ICから中宮料金ゲートまで約70分
6月から11月において道路状況及び紅葉状況等は下記管理事務所に問い合わせてください。
白山林道石川管理事務所
住所:石川県白山市中宮オの部9-2-1
電話番号:076-256-7341
白山林道岐阜管理事務所
住所:岐阜県大野郡白川村大字馬狩字幅上246-4
電話番号:05769-6-1664
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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