写真:Hiroko Oji
地図を見るオーストリアの世界遺産の一つシュテファン寺院は、首都ウィーンのシンボル的存在。12世紀中ごろからロマネスク様式で建てられ、14〜16世紀にかけて現在の姿ゴシック様式の教会に改築されました。
高さ137メートルある南塔はシュテッフルという愛称で呼ばれており、途中の見張り台まで階段を343段上ることで上がることができます。一方北塔は財政難のため途中までしか建設されなかったものの巨大な釣り鐘が吊るされ、エレベーターで上ることができて素晴らしい眺め。鮮やかなモザイクで描いた屋根の紋章や幾何学模様が市内の眺望と共に楽しめます。石造りの説教壇がある内陣や地下のカタコンベなども見応えある大寺院です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るクリスマス時期を迎えると、この大寺院の周りを取り囲むようにして軒を並べるのがイルミネーションも美しいクリスマスマーケットの屋台。幻想的なライトアップの寺院の建物とマッチして昼間とは違った眺めにうっとりしてしまいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る軒を並べる屋台では、定番のツリー用オーナメントやクリッペ、サンタやツリー型のお飾りに加え、ホットな食べ物や飲み物が並べられてクリスマスムード満点!特にシュテファン寺院がデザインされた赤いサンタの靴型をしたカップに入れて提供されるグリューワインは体をホカホカに温めてくれるのでお勧めです。
<シュテファン寺院前のクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Stephansplatz 3, 1010 Wien
開催時期:2019年11月15日〜12月26日
営業時間:毎日11:00〜21:00
(12月24日)11:00〜16:00
(12月25・26日)11:00〜19:00
写真:Hiroko Oji
地図を見る中心部から少し離れるけれど、地下鉄でカールスプラッツ駅から5つ目の駅にあるシェーンブルン宮殿はウィーン観光の定番スポット。ハプスブルク家の歴代君主が主に夏の離宮として使用してきた世界遺産の宮殿です。
幅175メートル、奥行き55メートルもあるバロック様式の壮大な外観をもつ宮殿の中には1441室もの部屋があります。2階部分の40室が公開されていて、鏡の間や大ギャラリー、漆の間、ゴブランの間、豪奢の間など絢爛豪華な装飾や調度品に溢れる部屋が見学できます。宮殿奥に広がる庭園も世界遺産。ネプチューンの泉や見晴らしの良い高台に聳えるグロリエッテ、ローマの廃墟、日本庭園に植物園や動物園などもありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る宮殿前の石畳で覆われた広場ではクリスマスマーケットの屋台がズラリと軒を並べます。ここの屋台は緑の箱型に統一されており、白い文字でお店の名前をアピールしています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る屋台では、冷えた身体を温めるのに嬉しいホットな食べ物やドリンク類がたくさん売られていて、食べたり飲んだりしながらお土産物を探せます。クリスマスツリーや窓辺などに飾りたいオーナメントや置物、キャンドルホルダー、カード類なども豊富で、見て歩くだけでも楽しめます。
<シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Schonbrunner Schlosstrabe 47,1130 Wien
開催時期:2019年11月23日〜2020年1月5日
営業時間:
(12月23日まで)10:00〜21:00
(12月24日)10:00〜16:00
(12月25日〜1月5日)10:00〜18:00
写真:Hiroko Oji
地図を見るウィーン観光の人気スポットである美術史博物館と自然史博物館の間の美しい公園がマリア・テレジア広場。
広々とした公園の中央にどっしりと構えるのがマリア・テレジア像。オーストリア・ハプスブルク家の女性君主として知られる彼女は、父のカール六世からハプスブルク家の全領土を相続し、オーストリア継承戦争・七年戦争でプロイセンと戦い、絶対主義体制を確立、オーストリアの強国化に尽力した人物です。16人という子だくさんでも有名で、マリー・アントワネットの母と言えばわかりやすいでしょうか。
写真:Hiroko Oji
地図を見るマリア・テレジア広場では、マリア・テレジア像を中心に美術史博物館前や自然史博物館前までにわたって、屋台が所狭しと建ち並びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る山形の屋根で統一された屋台はそれぞれ電飾でおめかし!クリスマス用のお飾りをはじめ、グリューワインやスイーツなどが店頭に並びます。
<マリア・テレジア広場のクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Burgring 5,1010 Wien
開催時期:2019年11月20日〜12月26日
営業時間:
(日〜木)11:00〜21:00
(金・土)11:00〜22:00
(12月24日)11:00〜16:00
(12月25・26日)11:00〜19:00
写真:Hiroko Oji
地図を見るミヒャエル広場に面して建つ王宮は、13世紀後半から1918年までハプスブルク家が住居としてきたもの。増改築が繰り返された結果とても広くて18もの棟が複雑に入り組んでいます。
フランツ2世像が建つ中庭を取り囲む皇帝の部屋とシシィ博物館や銀器コレクション、スペイン乗馬学校、スイス宮、国立図書館プルンクザール、王宮宝物館、新王宮にアルベルティーナなどなど、王宮に属する建物見学だけでもかなりな時間を必要とし見応え大ありの観光スポットです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこの王宮前のミヒャエル広場でも小規模ですがクリスマス市が繰り広げられます。王宮の建物に合わせてか白い色がベースの屋台はちょっと上品な雰囲気。
写真:Hiroko Oji
地図を見るここでもクリスマス用のお飾りはじめ、ホットドリンクなど用意されていて、王宮見学に疲れたらホッと一息入れることもできる空間になっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る名を知られた観光スポットではないけれど、ふらっと歩いていたら出くわすクリスマスマーケットもあります。
こちらはヴォティーフ教会西側に位置するアルザー通り沿いにあるウィーン大学のキャンパス。この建物の入り口をくぐると奥は建物が取り囲む広い中庭になっていて、ここでもクリスマスマーケットが用意されているのです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る大学のキャンパスではありますが、大学生でなくても出入りは自由。中庭に並ぶ屋台も他のものと同じでお飾りや温かい飲み物や食べ物はじめ、色鮮やかなスイーツが豊富。所々には冷えた身体や指先を温めてくれる焚火もあったりして和やかな雰囲気が漂っています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るお子様たちも楽しめるアトラクションも充実!お時間があればぜひこの辺までお散歩で訪れてくださいね。
<ウィーン大学キャンパスのクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Universitatscampus - Hof 1, Alserstrabe 4,1090 Wien
開催時期:2019年11月16日〜12月23日
営業時間:
(月〜水)14:00〜22:00
(木・金)14:00〜23:00
(土)11:00〜23:00
(日・祭日)11:00〜21:00
ウィーン市内では、ここでご紹介したクリスマスマーケットのほかにも大小合わせると20ほどの所で楽しい年末行事を繰り広げています。ウィーン最大の市庁舎前広場で行われるものや、ヨーロッパの最も美しいバロック宮殿と言われるベルヴェデーレ宮殿、カールスプラッツ広場、大観覧車で知られるプラーターなどでは観光とセットにして楽しめます。きっと一日では周り切れないほどの規模ですので、ぜひ数日間の宿泊を予定してご訪問くださいね。楽しいクリスマスをお過ごしください。
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/13更新)
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