写真:乾口 達司
地図を見る松尾寺は大阪府和泉市にあるお寺。寺伝によると、672年、役小角が当地で如意輪観音を彫り、小堂に安置したことにはじまります。中世には数多くの寺坊が立ち並び、隆盛を誇りましたが、織田信長の兵火にかかり、荒廃。現在の建物は江戸時代以降に再建されたものです。
和泉市の山手側に位置していることもあり、境内やその周辺は日本第二の大都市・大阪の府下にあるとは思えないほど豊かな自然に恵まれています。とりわけ、近年は和泉市きっての紅葉スポットとして親しまれており、紅葉シーズンともなると、紅葉狩りを楽しむ近隣住民で賑わいます。
※紅葉の見頃は毎年11月中旬から12月上旬にかけてです。
写真:乾口 達司
地図を見る松尾寺は山の中腹に伽藍を構えており、参詣者はふもとから参道を歩いて本堂へと向かうことになります。
その際、最初に目に飛び込んでくるのが、山門付近の紅葉。このあたりからたくさんの紅葉を目にすることができます。
写真:乾口 達司
地図を見る前景にあるのは、山門にしつらえられた獅子の彫刻。背後の紅葉とのコントラストが、お寺の紅葉であることをよく表していると思いませんか?
写真:乾口 達司
地図を見る山門を過ぎると左右に紅葉が見られます。時期によってはまだ色づいていない部分もあって、かえって色彩に富んでいます。
写真:乾口 達司
地図を見る本堂の周辺にも多くの紅葉が見られます。とりわけお勧めしたいのが、本堂の裏面に見られるこちらの紅葉。最盛期の色づきには圧倒されること、間違いなし、です。
写真:乾口 達司
地図を見る特に午後から夕方にかけては西日が紅葉を照らします。ご覧のように、西日に照らされた紅葉を裏側から眺めるのもお勧めします。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらはやはり本堂の裏手に位置する水子地蔵回向堂付近を撮影したもの。お堂の周囲は池がめぐらされ、その周辺に色づいた木々がたくさん植えられています。石橋を渡ってお堂側から紅葉を見ることもできるため、さまざまな角度からお楽しみください。
写真:乾口 達司
地図を見る水子地蔵回向堂からさらに境内を奥に進むと、春日神社があります。その春日神社の鳥居付近の紅葉は大きく、こちらも格好の被写体であるといえるでしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る神社に付き物なのが、狛犬。紅葉と狛犬を組み合わせても雰囲気のある写真となりますね。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらは境内に立つ石碑と組み合わせて撮影した一枚です。
写真:乾口 達司
地図を見るもちろん、せっかく参詣したのですから、紅葉以外のものにも目を向けましょう。
こちらは石仏ですが、よく見ると、珍しい造型だと思いませんか?お堂の軒先にしばしば置かれている「隅鬼(すみおに)」を石像化したものでしょうか。
写真:乾口 達司
地図を見る石塔の残骸とおぼしき石材に雨水がたまり、そこに山茶花の花が浮かんでいます。山茶花の花からは、もう間もなく紅葉の季節が終わり、寒い冬がやってくることを予感させます。
写真:乾口 達司
地図を見る境内の近くには、ご覧のような巨木を見かけることもできます。これは和泉市最大のクスノキの巨木で、大阪府指定の天然記念物。樹高は30メートル、幹まわりも10メートルに達します。樹齢はおよそ700年と推定されており、その脇には「尾崎稲荷大明神」と呼ばれる社がまつられています。紅葉だけでなく、こちらもお見逃しなく。
いかがでしたか?大阪の都心部からはかなり離れているとはいえ、最寄りの泉北高速鉄道「和泉中央駅」からはバスも出ている上、境内には駐車場もあるため、アクセスは思いのほか快適ですよ。松尾寺のあざやかな紅葉を一目見にお出掛けになってみてはいかがでしょうか。
住所:大阪府和泉市松尾寺町2168
電話番号:0725-54-0914
アクセス:泉北高速鉄道「和泉中央駅」からバス
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/6更新)
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