写真:島塚 渓
地図を見る津和野で城下町の古いたたずまいを残しているのが、殿町通りの周辺。
武家屋敷やカトリック教会など、歴史的な建築物を見学できる、津和野のメインストリートです。町ブラにもぴったりの落ち着いた雰囲気を持ち合わせているので、歴史好きのみならず、日ごろの疲れを癒したい人にもピッタリの場所になっていますよ。
写真:島塚 渓
地図を見る川から引き込んだ水が流れる掘割(水路)は、「山陰の小京都」と呼ばれる津和野のシンボル的なスポット。なまこ壁や白い土塀、赤茶色の石州瓦(せきしゅうがわら)の屋根とともに、津和野の特徴ある風景をかたちづくっています。
常時300匹から500匹ほどの色とりどりの鯉が泳いでおり、カップルから家族連れまで楽しめるようになっています。
<基本情報>
住所:島根県鹿足郡津和野町後田
写真:島塚 渓
地図を見る殿町通りに面した「養老館」は、8代藩主、亀井矩賢(かめいのりかた)が、天明6年(1786年)に創設した津和野藩の藩校。儒学を中心に漢学や蘭医学などを学べる教育機関として、幕末には森鴎外(もりおうがい)や哲学者の西周(にしあまね)など、多くの偉人を輩出してきました。
写真:島塚 渓
地図を見る創設時の建物は、嘉永6年(1853年)に焼失してしまいましたが、安政2年(1855年)に場所を移して再建。現在は、槍術や剣術を教えていた武術教場と史料を保管する御書物蔵が残されています。
武術教場の内部には、沿革や養老館に関わりのある偉人を紹介するパネルが展示されており、4万3千石の小藩ながら、将来を託せるような人材の養成に力を注いでいた歴史が分かるようになっています。
<基本情報>
住所:島根県鹿足郡津和野町後田
開館時間:9:00〜17:00
入館料:100円
写真:島塚 渓
地図を見る津和野川にかかる大橋の西詰に立つ鳥居をくぐると、「弥栄神社(やさかじんじゃ)」の境内に入ります。もともとは付近の太鼓谷(たいこだに)と呼ばれる場所にあったものを、室町時代の正長元年(1428年)に、領主として治めていた吉見氏が、鬼門鎮護のために現在地に移したことが寺院建設のきっかけとなっているんです。
写真:島塚 渓
地図を見るその後、しだれ桜が有名な京都の八坂神社から、改めて分霊を勧請し、社号も現在のものに変更しました。
弥栄神社は、毎年7月20日と27日に、国の重要無形民俗文化財に指定されている「鷺舞(さぎまい)」が奉納されることで有名。400年近く連綿と行われている大変貴重なお祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されているんです。
<基本情報>
住所:島根県鹿足郡津和野町後田
参拝時間:常時開放
津和野の殿町通り周辺は、ゆっくりと大人の時間を楽しみたい人に、おすすめのスポット。都会の喧騒から少し抜け出したいと思っている人は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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