美しさと芸術性は東欧屈指!ウクライナ・リヴィウ「リチャキフ墓地」

美しさと芸術性は東欧屈指!ウクライナ・リヴィウ「リチャキフ墓地」

更新日:2019/10/18 11:47

カジヤマ シオリのプロフィール写真 カジヤマ シオリ ヨーロッパ女子ひとり旅専門家、アートライター
ウクライナ西部の街・リヴィウの中心部から、路面電車で10分ほどのところにある「リチャキフ墓地」は、東欧でもっとも美しい墓地のひとつと言われている場所です。1786年に創立されて以降、リヴィウにゆかりのある多くの有名人が眠ります。アートのように美しい墓ばかりで、観光客にも公開されています。

自然に囲まれた広大な敷地内に、美しい装飾のほどこされた墓が並ぶ風景を、ゆったりと散策してみませんか?
LINEトラベルjpなら、その旅行代LINEポイントで戻ってきます!対象はこちら

42ヘクタール、東京ドーム約9個分の広さの墓地!

42ヘクタール、東京ドーム約9個分の広さの墓地!

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

リチャキフ墓地に着いたら、まずは入り口で見どころを確認しましょう。リチャキフ墓地の敷地はなんと42ヘクタール(東京ドーム約9個)。その中に大小300,000を超える墓と500以上の彫刻があります。その中で最も古いお墓は1675年のもの。歴史の長さと規模の大きさがうかがえます。

とにかく広いので、まずは入り口近くにある地図で、有名人のお墓のある場所やルートを確認しておきましょう。

42ヘクタール、東京ドーム約9個分の広さの墓地!

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

敷地内には無数の墓と、木々の緑が広がります。墓地ではあるものの、暗い雰囲気はありません。明るい時間であれば、自然に囲まれながら散策するのにぴったりです。リヴィウの歴史の勉強も兼ねて、地元の学校の生徒たちもよく見学に訪れています。アートのように美しい墓を見ながら散策している地元の人も。

なお、観光客が訪れた場合は、入場料が40グリブナ(約180円)、カメラで撮影する場合は別途10グリブナ(約45円)かかりますので注意。

リヴィヴゆかりの有名人が眠る墓地

リヴィヴゆかりの有名人が眠る墓地

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

広大な敷地内にあるお墓をすべて見て回るのは至難の業です。リヴィウにゆかりのある有名人のお墓を紹介しますので、把握して賢く散策しましょう。

写真は、旧ソ連時代に数々のヒット曲を生み出した、ウラジミール・ イヴァシュクというミュージシャンの墓。生まれはウクライナ西部のキッツマンという街ですが、1979年にリヴィウ郊外の森で謎の自殺を遂げ、リチャキフ墓地に埋葬されています。30歳で亡くなった彼の彫刻は、ほかの墓の彫刻よりもひときわ若く見えます。

カバーをかけたグランドピアノに手をかける姿は、ミュージシャンだった彼の功績を称えてのものです。彼は生前、旧ソ連の年間最優秀歌賞やベストソング賞を受賞しています。このように、生前の職業をモチーフにしたデザインも多くみられます。

リヴィヴゆかりの有名人が眠る墓地

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

こちらは、セウェリン・ゴシュチスキーという作家・社会活動家のお墓です。彼は1801年にウクライナのイッリンツィーという街で生まれ、愛国的な詩をいくつも残すいっぽうで、社会活動を続けました。貧困にあえいでいた晩年、友人の助けをかりてリヴィウに定住し、そこで亡くなったため、リチャキフ墓地に埋葬されました。

彫刻は威厳のある表情をたたえ、社会活動に尽力した生前の姿を思い出させるよう。他の彫刻のような憂いの表情はありません。白く美しい墓石は遠くからでも目立つので、すぐ彼の墓だとわかります。

リヴィヴゆかりの有名人が眠る墓地

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

ほかにも、女優のレギーナ・マルコフスカや作家・思想家のイワン・フランコなど、現地の人にはなじみのある有名人ばかり。墓石には生前の功績が書かれていることが多いですが、大半がウクライナ語やポーランド語。その場で読んで理解するのは難しくても、興味のある人物はあらかじめネットで調べておくと、散策もたのしくなることでしょう。

有名人のお墓以外も美しい

有名人のお墓以外も美しい

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

ここにあるのは地元の有名人のお墓だけではありません。こちらは、1950年代にわずか3歳で亡くなってしまった女の子の墓。墓石にしっかりと肖像画がデザインされています。有名人のお墓でなくても手の込んだデザインが多く、生前この人はどんな生活をしていたんだろう、と思いをはせずにはいられません。地元の人も訪れるため、散策するときは邪魔をしないようお気をつけください。

LINEトラベルjpなら、その旅行代LINEポイントで戻ってきます!対象はこちら

戦争で散った若い兵士たちの集団墓地

戦争で散った若い兵士たちの集団墓地

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

ゆるやかな坂の上には、1918〜20年のウクライナ・ポーランド戦争で亡くなったポーランド人兵士が埋葬されています。ポーランドがリヴィウの街へと侵入してきたことから始まった戦争で、兵士の多くが16〜25歳という若さで亡くなっています。同じデザインの十字架がどこまでも並ぶ風景に、この戦争で払った犠牲の多さを実感させられるでしょう。

ポーランドと国境が近いこともあり、第1次世界大戦後はポーランドに領有され、第2次世界大戦後はソ連の一部となったリヴィウの街。周辺の国に翻弄され続けたリヴィウの歴史の一部を垣間見るような場所です。

リヴィヴ旧市街からトラムでアクセス

リヴィヴ旧市街からトラムでアクセス

写真:カジヤマ シオリ

地図を見る

リチャキフ墓地は、世界遺産にも登録されたリヴィヴの旧市街から少し離れたところにあります。歩いて向かうと約30分かかりますが、トラムで向かえば約10分です。街を走るトラムはレトロなデザインでとってもかわいい!窓から眺める旧市街は、まさに古きよきヨーロッパの風景です。どこまで乗っても5グリブナ(約20円)と運賃も安く、乗り方も難しくないので、ぜひトラムで向かってみてください。

リチャキフ墓地の基本情報

住所:Mechnykova St, 33, L’viv, Lviv Oblast
開館時間:9:00〜18:00(入場は閉館1時間前まで)
アクセス:ルィノク広場から1番トラムで約10分、リチャキフ墓地前下車後すぐ

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

LINEトラベルjpなら、その旅行代LINEポイントで戻ってきます!対象はこちら
掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/17 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -