森林浴気分で中世の山城跡を歩こう!東京八王子「滝山城跡」

森林浴気分で中世の山城跡を歩こう!東京八王子「滝山城跡」

更新日:2019/10/21 16:58

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨
東京都八王子市の北部、多摩川の南に横たわる加住丘陵に中世の山城跡が残っています。滝山城跡です。滝山城は1500年代、小田原北条氏が甲斐の武田信玄の侵攻に備えて築城した山城です。現在はその遺構のほとんどが東京都立「滝山公園」として整備、保存され、一般に開放されています。緑溢れる滝山公園は城跡に興味がなくても楽しめますよ。滝山公園で、森林浴気分でハイキングを楽しんでみませんか。
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都民・市民の憩いの場、滝山城の遺構を整備した「滝山公園」

都民・市民の憩いの場、滝山城の遺構を整備した「滝山公園」

写真:沢原 馨

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滝山城跡は1500年代に小田原北条氏が築いた城の遺構。滝山城は規模の大きな“丘山城”で、天然の地形を活かした土塁や空堀が今も良好な状態で残っており、城マニアの人にはよく知られたところです。今は東京都立の「滝山公園」として東京都民、八王子市民の憩いの場として親しまれています。

都民・市民の憩いの場、滝山城の遺構を整備した「滝山公園」

写真:沢原 馨

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鬱蒼と木々が茂る滝山公園は、園内のほぼすべてが滝山城の遺構。随所に解説パネルが設けられていますので、城跡というものに興味の無い人でも興味深く見学していくことができますよ。

都民・市民の憩いの場、滝山城の遺構を整備した「滝山公園」

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「滝山公園」は、特に桜の名所として名高く、春には多くの花見客を迎えて賑わいます。もちろん他の季節でも充分に魅力的。初夏の新緑や秋の紅葉などはお勧めです。深い樹林に覆われた丘は散策やハイキングにも好適で、ちょっとした森林浴気分で楽しめます。圧倒的な自然が魅力的な「滝山公園」、滝山城跡見学と樹林ハイキングを兼ねて訪ねてみては?

自然溢れる滝山公園、気軽にピクニック感覚で楽しもう

自然溢れる滝山公園、気軽にピクニック感覚で楽しもう

写真:沢原 馨

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「滝山公園」の中は整備が行き届いていて、気軽な服装で散策やハイキングを楽しむことができます。木々の緑に包まれるようにして園内を歩けば、日々の喧噪を忘れて気分はリフレッシュ! 舗装されたメインの園路から脇へ逸れて、未舗装の小径を歩いてみるのも楽しいものです。

自然溢れる滝山公園、気軽にピクニック感覚で楽しもう

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園内には「千畳敷」や「中の丸跡」など、テーブルやベンチを設けた広場もありますから、ピクニック感覚でお弁当を広げるのもいいものです。家族や友人同士で、遠足気分で訪れるのもお勧めですよ。

自然溢れる滝山公園、気軽にピクニック感覚で楽しもう

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「中の丸跡」の広場の北端部分は北に視界が開け、木々の向こうに昭島市西部から福生市南部の町並みを遠望することができます。多摩川と秋川の合流点付近の景観も見えています。なかなか爽快な眺望ですよ。ぜひこの眺望を楽しんでおきましょう。

マニアでなくても必見!国指定史跡、続日本100名城の滝山城

マニアでなくても必見!国指定史跡、続日本100名城の滝山城

写真:沢原 馨

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滝山城は1500年代の初めに大石氏が築城、その後に大石氏の養子となった北条氏照が本格的な“丘山城”として整備したと言われています(他説も有り)。関東で覇権を誇っていた小田原の北条氏にとって、滝山城は甲斐の武田信玄の侵攻に備えるための重要な拠点だったのです。

永禄12年(1569年)、小田原攻略へ向かう武田信玄が滝山城を攻めます。世に言う「滝山合戦」です。滝山城は武田軍の猛攻にも耐え、何とか落城を免れましたが、小仏峠を越えて侵攻してきた別動隊にも苦しめられた北条氏は、この合戦で大きな教訓を得たようです。「滝山合戦」の後、北条氏照は甲州道の監視に重きをおくために、新たに八王子城を築いて本拠を移し、滝山城は廃城となるのです。

それから400年余、滝山城は加住丘陵の樹林の中に眠り続けていました。今も往時の土塁や空堀の跡が良好な状態で残る城跡は貴重なもので、昭和26年(1951年)には国の史跡に指定、平成29年(2017年)には公益財団法人日本城郭協会による「続日本100名城」のひとつに選定されています。

マニアでなくても必見!国指定史跡、続日本100名城の滝山城

写真:沢原 馨

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滝山城は関東随一とも言われた規模の大きな“丘山城”で、天然の地形をうまく活かした強固な守りの城でした。公園内に残る空堀や土塁の様子に往時の姿を思い浮かべるのも楽しいひとときです。マニアの方なら、“縄張り”を入念に調べて、“城攻め”を楽しんでみてはいかがでしょう。

マニアでなくても必見!国指定史跡、続日本100名城の滝山城

写真:沢原 馨

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中の丸跡と本丸跡を繋ぐ「引橋」も復元されています。ぜひ見ておきましょう。当時の「引橋」は中の丸まで敵が侵攻してきた際に本丸側へ引き込むことができる構造でした。「引橋」の下は、今は公園北側へと降りてゆく園路ですが、往時はさらに深く抉られた「大堀切」でした。

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高月町の田園風景へ散策の足を延ばすのも楽しい

高月町の田園風景へ散策の足を延ばすのも楽しい

写真:沢原 馨

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滝山城跡から北へ、丘を降りてゆくと多摩川河畔に設けられた滝ケ原運動場、その北西側には高月町の田園風景が広がります。集落の中を抜ける道路沿いにはお地蔵様が佇んでいらっしゃったり、風情ある景観を見つけることができますよ。

高月町の田園風景へ散策の足を延ばすのも楽しい

写真:沢原 馨

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さらに北西側に足を延ばせば多摩川河畔に広がる水田地帯。6月から10月初め頃まで、美しい稲作の風景を見ることができます。高月町の水田地帯は東京都内最大級の規模。河畔の平地に広がる田圃は開放感に富んで美しい風景です。

高月町の田園風景へ散策の足を延ばすのも楽しい

写真:沢原 馨

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丘陵の北側へ降りたときには、ぜひ加住丘陵の姿に目を向けてみましょう。加住丘陵の北側は急峻な崖になっています。「滝山合戦」の際、武田軍本隊二万が多摩川対岸の拝島に陣を張りました。わずか二千の兵で籠城した北条軍が三日間に及ぶ合戦に持ちこたえたのは、この地形の利があったからなのでしょう。

城マニアも、城マニアでなくても楽しめる!「滝山公園」へ

城マニアも、城マニアでなくても楽しめる!「滝山公園」へ

写真:沢原 馨

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「都立滝山公園」は名城として名高い滝山城の遺構として、城マニアの方ならぜひとも訪れてみるべきところでしょう。城マニアでない方でも、鬱蒼と木々の茂る自然公園として充分に楽しめます。

城マニアも、城マニアでなくても楽しめる!「滝山公園」へ

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「滝山公園」から北へ降りて高月町の水田地帯へ、さらに秋川を越えてあきる野市方面へと足を延ばしてみるのもお勧めです。歴史の遺構と長閑な田園風景を楽しむハイキング、陽気の良い季節に出かけてみてはいかがでしょう。

滝山公園の基本情報

住所:東京都八王子市高月町〜丹木町
電話番号:042-623-1615(小宮公園サービスセンター)
アクセス:
JR中央線八王子駅または京王八王子駅からバス、「滝山城址下」バス停下車
中央自動車道八王子ICから約4km
滝山街道(都道411号)「丹木町三丁目」交差点角に観光用駐車場有り

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/12 訪問

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