写真:藤田 聡
地図を見る東京の紅葉といえば、六義園(読み方:りくぎえん)が代表的な名所。例年11月中旬から12月上旬の見頃時期に行われる、紅葉ライトアップが非常に美しく必見です!
ライトアップ期間中は、東京メトロ南北線駒込駅2番出口に隣接する染井門を特別に開門。都内の会社なら帰りに気軽に立ち寄れる立地で、実際スーツ姿の紅葉狩り客も大勢居ます。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の紅葉は大人気なので、ライトアップ開始直後の染井門は大行列の場合も。駅から徒歩7分の正門は、比較的混雑が少ないのでおすすめです。入れ替え制ではないので、昼間から入園して紅葉ライトアップまで楽しむ事も出来ます!
特別に開門された染井門から入園しても、結局は正門近くまで園内を歩きます。すると竹林がライトアップされており、紅葉とのコラボが非常に綺麗。大行列を避けて正門から入園した場合も、最初に東側の竹林まで行ってみましょう!
なお行列は入園券購入の列なので、前売り券や年間パスポートを購入しておけば、直接入園口に向かって入園出来ます。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園東側にある竹林のライトアップを楽しんだら、いよいよ庭園へ向かいます。紅葉した樹木や懸崖菊の盆栽に秋の風情を感じ、期待が高まってテンションもアップします!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の紅葉を代表する景観は、庭園中央にある大きな池「大泉水」。池を至近距離から眺められるのが「出汐湊」(読み方:でしおのみなと)で、中の島や蓬莱島などの紅葉を一望出来ます。
六義園は、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の屋敷で、「六義」(読み方:むくさ)という和歌の分類法が名前の由来。和歌に詠まれて有名になった「歌枕」と呼ばれる全国の名所旧跡を、88ヵ所再現するという壮大なスケールで造園されました。
現代風に言えば和歌のテーマパークであり、園内の名所は八十八境と呼ばれます。一部は跡地になっていますが、出汐湊は今も残る絶景ポイントの一つです。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園には多数の茶屋や売店が点在しており、紅葉ライトアップ期間にはさらに増加します。単に景色を眺めるだけでなく同時に飲食も可能で、六義園の特徴を活かした楽しみ方といえます。
大泉水に面した「心泉亭」も、期間限定で茶屋として営業します。写真では分かり難いかもしれませんが、夜間は一瞬で心を奪われる素敵な雰囲気。お茶を頂きながら大名庭園を鑑賞可能で、まさに大名気分で紅葉狩り出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る出汐湊の裏手には「休憩所兼売店」があり、お茶だけでなく食事も可能。紅葉に彩られた石灯籠もあり、素敵な雰囲気です!
六義園では、夜間に一部エリアを閉鎖して安全を確保。出汐湊付近は園内一周の最短コースから逸れた場所になり、観光客の流れに従って歩いても辿り着かないので要注意です。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の紅葉ライトアップで、一番のおすすめが滝見茶屋。茶屋という名称ですが、単なる東屋なので気軽に利用可能です!
写真の左端に、園内一周コースから見た東屋が小さく写っています。滝見茶屋も人の流れに従うだけでは行けない場所で、一周コースから意識的に逸れて訪れましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の滝見茶屋は、紅葉ライトアップを夫婦やカップルで楽しむには最適な場所。やや薄暗い東屋なので、寄り添って紅葉狩りしても恥ずかしくありません!
実は単に滝を見る場所ではなく、六義園八十八境の8つが揃う名所。夜は暗くて分かり難いので、昼間の紅葉も必見です!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の紅葉ライトアップ時間帯は、安全確保の為に藤代峠などの山沿いの園路が閉鎖されます。吹上茶屋も行き止まりの場所になりますが、大名庭園の紅葉を裏側から一望出来るので、是非行きましょう!
吹上茶屋は大泉水に面した風光明媚な場所にあり、本格的な抹茶を頂きながら紅葉狩り出来ます。なお吹上とは、和歌山県の名前の由来になった「和歌浦」(読み方:わかのうら)の地名で、数多くの和歌に詠まれた古来からの名所。六義園でも、八十八境の多くが集まる場所です。
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の紅葉ライトアップも、いよいよ後半。しかし、お腹が空いた状態では、折角の紅葉狩りも十分に楽しめません。
それを見越したように、吟花亭跡に「もみじ茶屋」と呼ばれる出店が紅葉時期限定でオープン。仮設店舗ですが和の風情を演出しており、六義園の雰囲気に絶妙にマッチ。テイクアウトで気軽に利用出来るので、大人気になっています!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園は普段は昼間のみ営業ですが、春と秋の観光シーズンには、夜桜や紅葉ライトアップの名所になります。
絶景の紅葉を眺めたり、茶屋でお茶を楽しむのもいいですが、適度に暗い園路を仲良く二人で歩く場面こそ、夫婦やカップルにとって忘れられない思い出になるもの。紅葉狩りの散策自体も、存分に満喫しましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の水香江(読み方:すいこうのえ)と呼ばれる名所は、紅葉ライトアップの照明が青くて驚きます。ここは蓮池があった場所なので、ライトで池を再現したもの。定期的にスモークも発生させており、幻想的な空間で紅葉狩りを楽しめます!
実は出店があった吟花亭跡も、春の夜桜では色が変化する照明で一本桜をライトアップ。春にも訪れたリピーターにとっては、この付近で現代的なライトアップがあるのは、ある意味お約束。前半の大名庭園の歴史的な雰囲気から、見事に場面転換する光景です!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園で紅葉狩りをしていると、最後の方で山陰橋に到着します。名前の通り藤代峠の裏手ですが、一面の紅葉に囲まれる秋の名所です!
本来は山陰橋を渡って藤代峠に登り、頂上から園内の紅葉を一望出来ますが、夜間は危険なので通行止め。藤代峠周辺は、昼間に十分見ておきましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園で紅葉といえば、写真右側の「つつじ茶屋」が有名。茶屋という名前ですが、単なる東屋(四阿)なので気軽に利用出来ます!
紅葉の名所なのに「つつじ茶屋」と呼ばれるのは、東屋の建築につつじの木材が主に使用されているから。ライトアップの照明は一部のもみじにしか届かないので、昼間は何倍も絶景になります!
写真:藤田 聡
地図を見る六義園の紅葉ライトアップは、藤浪橋付近が最後。この付近は紅葉が特に多く、フィナーレに相応しい雰囲気です。
六義園の紅葉は人気が高く、混雑するのが唯一の難点です。他の観光スポットで紅葉狩りしてから、時間差で訪れるのも一法。同じ東京メトロ南北線沿線には紅葉名所が多く、旧古河庭園との共通入園引換券「園結びチケット」もあり、周遊して紅葉狩りを楽しめます!
東京都庭園美術館も南北線沿線にあり、庭園入園料で紅葉ライトアップを鑑賞可能。開催日が金曜と土曜日に限られる上に、美術展の料金は不要だと知らない人が多く、東京の紅葉では絶好の穴場になっています。
旧古河庭園の紅葉(ライトアップなし)と、東京都庭園美術館の紅葉ライトアップについては、別の記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
住所:東京都文京区本駒込6-16-3
電話番号:03-3941-2222(六義園サービスセンター)
例年の紅葉見頃時期:(色づき始め)11月上旬、(最盛期)11月中旬〜12月上旬
紅葉ライトアップ:2019年11月20日(水)〜12月12日(木) 日没〜21時(最終入園20時30分)
標高:35m(園内の藤代峠・文京区最高地点)
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅下車、徒歩2分(染井門・秋は紅葉ライトアップ期間のみ開門)
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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