写真:Lily T
地図を見る栃木県日光市にある「大猷院」は、1999年に「日光の社寺」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。
日光の社寺は、徳川家康を祀る「日光東照宮」、山岳信仰の聖地「日光二荒山神社」、天台宗三山の一つ「日光山輪王寺」の二社一寺をはじめ、それらを取り巻く103棟の建造物より構成されています。
写真:Lily T
地図を見る大猷院は「拝殿・相の間・本殿」をはじめ、「仁王門」や「夜叉門」など22棟が国宝・重要文化財でもあります。境内のどの建造物も迫力満点で、ずっと見ていたい気持ちになります。
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地図を見る大猷院は1653年に家光公の霊廟として、4代将軍家綱公により造営されました。
祖父の家康公を凌いではならないと言う家光公の遺言により、赤と黒を主体とした落ち着いた控えめな造りになっています。
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地図を見る入口の受付を後にして一番最初に見えてくるのが、「仁王門」です。門の左右には、3.2メートルもある2体の金剛力士像の姿があります!
写真:Lily T
地図を見る向かって右側の密迹金剛(みしゃくこんごう)は「阿」と口を開き、左側の那羅延金剛(ならえんこんごう) は「吽」と口を結んでいます。
写真:Lily T
地図を見る物事には始まりと終わりがあるということを表し、二人以上の息が合うことを意味する「阿吽(あうん)の呼吸」の語源にもなったと言われています。
写真:Lily T
地図を見る二天門を後にして見えてくるのが、「夜叉門」です。牡丹や唐草模様の彫刻が沢山あることから、別名「牡丹門」とも呼ばれています。
豪華絢爛な夜叉門には、霊廟を護る4体の夜叉が安置されています。
夜叉は、門の表と裏に2体ずつ配置されています。それぞれの方角の色をした夜叉はとても迫力があるので、じっくりと見ることをおすすめします!
写真:Lily T
地図を見る南の方角の「毘陀羅(びだら)」は、4体の中で一番派手な服装をしています。写真では下の方まで見えませんが、ナマズの膝当てと靴を履いているのが特徴の仏様です。
写真:Lily T
地図を見る東の方角の「阿跋摩羅(あばつまら)」は、夜叉の中でも一際迫力があります!白虎の毛皮を腰に巻いていて、素足の仏様です。
写真:Lily T
地図を見る北の方角の「烏摩勤伽(うまろきゃ)」は、左手に弓、右手には破魔矢(はまや)の原点と言われる矢を持っています!破魔矢とは、正月の縁起物として神社やお寺で授与される矢のことです。
破魔矢の発祥と伝えられている全国でも珍しい仏様で、像の膝当てをしていて素足の格好です。
写真:Lily T
地図を見る西の方角の「鍵陀羅(けんだら)」は、右手にこん棒を持っています。水玉模様のブーツのようなものを履いています。
4体の夜叉は背景の金色の牡丹と緑色の唐草模様にとても映えますので、ぜひ見てみてください。
写真:Lily T
地図を見る夜叉門の次に見えてくるのが、「唐門」です。大猷院にある門の中でも、色調も含めて落ち着いた雰囲気になっています。
軒下の白竜が特に印象的で、門前にある灯篭は徳川御三家からの献上品です。
写真:Lily T
地図を見る日光二荒山神社の隣に位置する大猷院はバス停からのアクセスも抜群なので、とても観光がしやすいです。国宝や重要文化財が多い大猷院ですが、特に今回ご紹介した夜叉門などは迫力満点なのでおすすめです!
日光へ訪れた際は、ぜひとも大猷院に足を運んでみてください。
住所:栃木県日光市山内2300
電話番号:0288-53-1567
拝観料:550円
営業時間:8:00〜16:30最終入場(11月〜3月15:30最終入場)
アクセス:バス停「大猷院二荒山神社前」下車、徒歩2分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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