観劇だけにあらず!内外観まるっと楽しめる名古屋の新劇場「御園座」

観劇だけにあらず!内外観まるっと楽しめる名古屋の新劇場「御園座」

更新日:2019/11/16 18:33

ふるかわ かずみのプロフィール写真 ふるかわ かずみ 神社・パワスパ(温泉)巡りスト
名古屋市中心部、地下鉄伏見駅すぐそばに佇む一際目を引くスタイリッシュな外観の高層ビル。地上40階建ての「御園座タワー」内に2018年に新設されたのが「御園座」です。旧劇場から一新した新劇場は、シックなモノトーンの外観と、朱赤で統一された内観が対照的。普段あまり縁がない…という方も、新しい世界を体験できる観劇時間を、劇場と共に楽しんでみてはいかがでしょうか。

伏見の街を代表するランドマーク

伏見の街を代表するランドマーク

提供元:御園座

https://www.misonoza.co.jp/地図を見る

「御園座」は名古屋駅から、地下鉄東山線「伏見」駅を降りてすぐの場所にあります。以前の古い建物を取り壊し、一新して地上40階建ての御園座タワー内に2018年に誕生しました。

外観を覆う格子柄のデザインは「なまこ壁」という日本の伝統的な壁塗りの様式を表現したもの。単調にならない濃淡に見えるデザインの工夫も見事です。

そのデザインを担当したのが、建築家の隅研吾氏。2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計を担当することでご存知の方も多いかもしれませんね。

伏見の街を代表するランドマーク

提供元:御園座

https://www.misonoza.co.jp/地図を見る

その隅氏がこだわったのは、こちらの2階の入口へと続く階段のエントランス。モノトーンの外観とは対照的に、赤い壁や階段とのコントラストが対照的。「御園座レッド」と名付けられた朱色に近い鮮やかな赤は、名古屋の活気をイメージしたものだそう。

「御園座レッド」で統一された劇場

「御園座レッド」で統一された劇場

提供元:御園座

https://www.misonoza.co.jp/地図を見る

劇場内に入ると、先ほどの御園座レッドは席や床にまで彩られ、統一感が感じられます。この色の効果なのか、高揚感を掻き立てられる…、そんなワクワク感まで感じられるような気がしますよね。

席は1階780席(車いすスペース4席)、2階512席(車イススペース3席)とで、あわせて1299席となっています(車いすスペース含む)。

また客席部分から見える劇場幅は22.1mで、座席は以前の旧劇場よりゆったりした造りとなっています。

「御園座レッド」で統一された劇場

写真:ふるかわ かずみ

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そして御園座レッドが使われているのはお手洗いにまで!洗面台をはじめ、床や壁面まで朱赤一色というこだわり具合。

またこちらのお手洗いは、スムーズな利用を考えられていて、入口と出口が決められており、人の流れがスムーズになるよう一方通行の設計になっています。

「御園座レッド」で統一された劇場

写真:ふるかわ かずみ

劇場への入口前の廊下も、ずらりと並んだ提灯の明かりが一層雰囲気を演出。ここでもやはり朱赤の絨毯と、明かりとがあいまって気分を盛り立ててくれます。

御園座限定のお土産も!

御園座限定のお土産も!

写真:ふるかわ かずみ

さて、御園座ではここでしか買えないお土産が用意されています。

「両口屋是清」は、創業1634年の380余年以上も続く名古屋の老舗和菓子店。店頭で販売されているのは、御園座のマークと隈取の焼印が押された「一文字焼(1個160円税込)や、代表銘菓のどら焼き「千なり(5個入り864円税込)」など、いずれも御園座限定商品となっています。記念にお土産や自分用にいかがですか。

<御園座の基本情報>
住所:愛知県名古屋市中区栄1丁目6−14
アクセス:地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅下車 6番出口より徒歩1分

豊富なお土産と飲食利用もOKの1階「御園小町」

豊富なお土産と飲食利用もOKの1階「御園小町」

写真:ふるかわ かずみ

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劇場の公演時間によってはお昼や夕食など考えてしまいますよね。そんなときには1階の「御園小町」がオススメです。

カジュアルな雰囲気の店内では、ランチやお茶など、観劇をする人だけでなく一般の人の利用もOK!店内はオープンな雰囲気で、テーブルやカウンターが約100席あり、一人でもフラッと気軽に利用できるのも嬉しい。

豊富なお土産と飲食利用もOKの1階「御園小町」

提供元:御園小町

https://misonokomachi.jp/

お食事もランチメニューからデザートまで幅広く用意されています。イチ押しメニューは、牡蠣フライや車海老フライに5種の小鉢とデザートがついた「御園小町御膳 1,518円税込(写真)」をはじめ、オムライスや平日限定ランチなどのお手軽なメニューもあります。

その他、おむすびやお弁当、サンドウィッチにドリンクやスイーツなどの豊富なメニューも。

また、ゆっくり食べる時間がないという方には、劇場内に持込みできる観劇用の「ひざのせ幕の内弁当(1,600円税込)」をはじめ、各種お弁当も取り揃えてあります。店内で販売のほか、事前予約(インターネット)も可能です(詳細はHPでご確認ください)

豊富なお土産と飲食利用もOKの1階「御園小町」

写真:ふるかわ かずみ

そして店内にはお土産グッズも豊富に取り揃えてあります。食べ物だけではなく、てぬぐいや文具品や雑貨など、海外へのお土産には特に喜ばれそうなものもたくさん。ここでしか手に入らないお土産もあるので、ぜひあわせてチェックされてみてくださいね!

<御園小町の基本情報>
住所:名古屋市中区栄1丁目6番15号 御園座タワー1階
営業時間:8:00〜22:00
アクセス:地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅下車 6番出口より徒歩1分

1日5回上演されるからくり時計

1日5回上演されるからくり時計

写真:ふるかわ かずみ

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時間があれば、御園座横の通り「御園通」の突き当りにあるからくり時計にも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。普段は5つの扉は閉まっていますが、午前の部2回(10時、12時)、午後の部3回(13時、15時、17時)には、約7分間扉が一つずつ開き、中から人形が出てきます。

5つの扉からは歌舞伎の演目でも有名な「白浪五人男」が、それぞれ自分の名前を名乗る「稲瀬川勢揃いの場」のシーンとなっています。松本孝四郎(七代目)や市村羽左衛門(15代目)などの貴重な台詞を聞くことができますよ。

吉本新喜劇からミュージカルまで幅広く楽しめる身近な劇場

その外観や名前から一見敷居が高そうに見える「御園座」ですが、歌舞伎だけでなく、お笑いの吉本新喜劇やミュージカル、コンサートと幅広く身近に楽しめる劇場となっています。気になるものがあれば、一度非日常時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。公演内容やチケットの予約などの詳細については、HPでチェックを。

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/30 訪問

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