皇居のお堀沿いを歩きながら、冬のバードウォッチングへ!

皇居のお堀沿いを歩きながら、冬のバードウォッチングへ!

更新日:2019/11/07 12:07

鷹野 圭のプロフィール写真 鷹野 圭 首都圏自然ライター
皇居の緑は、都心有数の大きなまとまった「みどり」です。ここを拠点として、北側に隣接する北の丸公園。車道を挟んですぐ南側に位置する日比谷公園など、都民の憩いの場となっている公園が広がっています。そんな豊かな緑と、それらを繋ぐ皇居のお堀は、秋も深まると冬鳥たちの集まるバードウォッチングスポットになることをご存知でしょうか? 今回は都会でありながら観察できる、冬ならではの命の息吹を追いかけてみましょう。
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東京 丸の内は水と緑の町だった!

東京 丸の内は水と緑の町だった!

写真:鷹野 圭

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超高層ビルが乱立するコンクリートの町というイメージの強い東京駅周辺ですが、実際にここを歩いてみれば認識も大きく変わるはず。確かにオフィスビルや商業ビルの高さに圧倒されますが、その“足元”に目を向けてみれば、緑豊かな公園やオープンスペースがあちらこちらに。

写真の和田倉噴水公園もその1つで、噴水を中心とした皇居に隣接するシティパークです。レストランも併設されているので、お食事やティータイムなどにもおすすめ!

東京 丸の内は水と緑の町だった!

写真:鷹野 圭

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東京 千代田区で最大の面積を誇る皇居の緑地。元々は江戸城のあった場所であり、幅の広いお堀に囲まれています。城址や石垣など、外周を歩いているだけでも江戸時代の名残が随所に見られるお堀は、近年では水もきれいになり、年間を通じて水鳥の姿を見かけます。運がよければカワセミの姿を見かけることもあるでしょう。

東京 丸の内は水と緑の町だった!

写真:鷹野 圭

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写真は、お堀と東京駅の間に位置する「大手町ファーストスクエア」の沈床式庭園と、その奥に広がる通称「大手町の森」。隣り合う2つのオフィスビルですが、それぞれの足下に広がる緑地はまるで異なります。

かたやウッドデッキを敷いてデザイン性を重視したオープンスペース。かたや高木がずらりと並び季節の山野草も開花するビル街の雑木林……。同じ東京 丸の内の広場でも、全く趣が異なります。他にも個性的な緑地が点在していますので、ショッピングなどのついでに渡り歩くと面白いかも?

北国からの来訪者! お堀で羽を休める冬のカモたち

北国からの来訪者! お堀で羽を休める冬のカモたち

写真:鷹野 圭

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お堀にはサギやカイツブリなど、1年間を通じて何かしらの水鳥が暮らしていますが、とりわけ賑わうのはやはり冬。北国から越冬のために渡ってくるカモたちが、ここで春先までの一時をすごすのです。

写真はハシビロガモ。その名のとおり嘴が幅広いのが特徴でユニークな体型ですが、羽の色はなかなかおしゃれ。決して珍しいカモではなく、皇居のお堀では毎年コンスタントに観察できます。

北国からの来訪者! お堀で羽を休める冬のカモたち

写真:鷹野 圭

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こちらはヨシガモのオス。上のハシビロガモと比べると飛来数は少なめですが、毎年皇居のお堀では一部の区画に集団で飛来します。写真だとやや日陰なのでくすんで見えてしまいますが、オスの頭の緑色はメタリックな光沢を帯び、太陽の光を反射するととても美しく輝きます。

少々神経質で警戒心が強く、なかなか岸辺には近づいてきてくれないので、カメラや双眼鏡などを持参しましょう。

北国からの来訪者! お堀で羽を休める冬のカモたち

写真:鷹野 圭

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これはビックリ!皇居のお堀に白鳥が飛来?と驚かれるかもしれませんが、こちらはあくまで放し飼いにされているだけ(ですので「北国からの来訪者」ではありません)。コブハクチョウといい、嘴の上に黒いコブのようなものがあります。

非常に大人しく、人の行き交う橋の近くなどにもよく寄ってきますので、スマホのカメラなどでも鮮明に撮影できることでしょう。

皇居周辺で、冬ならではの植物風景を追いかける

皇居周辺で、冬ならではの植物風景を追いかける

写真:鷹野 圭

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冬鳥の飛来し始める頃、野山の木々は赤や黄色に染まります。都市公園も例外ではなく、写真のように皇居の庭園でも紅葉が楽しめます。皇居だけに、いかにも整形式でよく管理された庭園がありそうですが、実は郊外の雑木林さながらの雰囲気。野鳥も多く、林床で木の実や種をついばんでいる姿を見かけることもあります。森林浴がてら、もし鳴き声を聞いたらジッと立ち止まって耳を済まし、その小さな姿を探してみましょう。

皇居周辺で、冬ならではの植物風景を追いかける

写真:鷹野 圭

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こちらは北側の北の丸公園。やはり雑木林が広がっており、こうして園路を歩いていると東京の真っ只中であることをつい忘れてしまいます。皇居のカモたちと時期を同じくして、ツグミやシロハラなどの小鳥が訪れ、早春まで園内を賑わせてくれます。ピクニックに適した芝生広場やベンチもあるので、ちょっと一休みしたい時にもピッタリ。ベンチは日なたに設置されているのが、冬場には嬉しいポイントです。

皇居周辺で、冬ならではの植物風景を追いかける

写真:鷹野 圭

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春や夏ではなく「冬にしか咲かない花」も、当然存在します。写真のツワブキはその代表格。最近では街路樹の足下などにもよく植えられるので、街中で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか? 小さなヒマワリのような黄色い花は、殺風景になりがちな冬場によく目立つほか、特筆すべきはその香り。個体差はありますが、鼻を近づけると甘いバニラのような香りが漂います。

<皇居外苑の基本情報>
住所:東京都千代田区皇居外苑1-1
電話番号:03-3213-0095
アクセス:JR「東京駅」より徒歩約5分 ほか

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葉が落ちた冬場こそ、バードウォッチングのベストシーズン

葉が落ちた冬場こそ、バードウォッチングのベストシーズン

写真:鷹野 圭

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スズメやシジュウカラなど街中でも四季を通じて出合える小鳥もいれば、観察できるのは期間限定という小鳥もいます。特に冬場は、寒さの厳しい山や丘陵地から、冬越しするために多くの鳥がやってきて、都市公園の林などでも安息のひと時を過ごします(天敵が少ない分、街中の方が安心なのかも)。

写真のジョウビタキもその一種。オレンジ色を帯びた体が美しく、とりわけオスは白い頭に黒い顔、鮮やかなオレンジ色が目を惹く冬の人気者です(写真はメス)。皇居周辺では決して珍しい鳥ではなく、雑木林をくまなく探せばきっと出合えるはず!

葉が落ちた冬場こそ、バードウォッチングのベストシーズン

写真:鷹野 圭

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写真の鳥はヤマガラ。上のジョウビタキと同じくらいのサイズ(スズメと同程度と思ってください)ですが、こちらは四季を通じて移動することがなく、運がよければ季節を問わず出合えます。ただ、冬場は葉が落ちて雑木林の中も見通しが良くなり、また地面に落ちた植物の種などを食べるため、見かける機会も多くなるはずです。

葉が落ちた冬場こそ、バードウォッチングのベストシーズン

写真:鷹野 圭

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こちらはハクセキレイ。水場の近くを好みますが、皇居周辺では開けた芝生広場をよく歩き回っています。北の丸公園などでは、人がいてもお構いなしにベンチの前を歩き回っていることもしばしば。都会でもよく見かける鳥ですが、怖がることなく近くによって来る姿はどこか可愛らしく、惹きつけられるものです。

<北の丸公園の基本情報>
住所:東京都千代田区北の丸公園1-1
電話番号:03-3213-0095
アクセス:東京メトロ「九段下駅」より徒歩約3分 ほか

四季を通じて賑わいの消えない、日比谷公園へ!

四季を通じて賑わいの消えない、日比谷公園へ!

写真:鷹野 圭

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皇居に隣接する緑のあるスポットといえば、この日比谷公園は欠かせません。エントランス近くの心字池(写真)は、実は隠れたバードウォッチングスポット。冬のカモ類やサギなどを始め、運がよければあのカワセミに出合えることもあります。カワセミを撮るために、朝から三脚持参で待機しているバードウォッチャーもちらほら。魚を捕るために、水面のよく見える止まり木のある場所によく出現しますので、皆さんもチェックしてみましょう。

四季を通じて賑わいの消えない、日比谷公園へ!

写真:鷹野 圭

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四季を通じて、食フェスなどの野外イベントがよく開催される日比谷公園。寒い冬場も例外ではなく、世界各地の飲食を楽しめるイベントなどが催され、寒さも何のその、毎年のように多くの人が集まります。(写真は2018年の東京クリスマスマーケット)

四季を通じて賑わいの消えない、日比谷公園へ!

写真:鷹野 圭

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これは2018年の12月。なんと真冬にも関わらずまだバラが咲いています。もちろん初夏や秋のように「満開」とまではいかず、秋に咲いたバラがちらほらと残っている感じですが、最近暖かいからか、長く花を楽しめるようにバラの世界でも品種改良が進んでいるためか、場合によってはクリスマスでもまだ開花しているバラもあります。

日比谷公園では噴水広場周辺にバラが植わっています。チェックしてみましょう。

<日比谷公園の基本情報>
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6
電話番号:03-3501-6428
アクセス:東京メトロ「日比谷駅」より徒歩約1分 ほか

連続した水と緑のスポットを渡り歩く

今回ご紹介したエリアは概ね北の丸公園・皇居・日比谷公園の3スポットから構成されますが、これらを一気にまとめて散策することこそ、都市の水と緑の空間ならではの楽しみかたではないでしょうか。一つひとつのスポットは郊外の公園には及ばずとも、個性的なスポットが繋がり合うことで大型の公園にも比肩し得る魅力を発揮できるのです。

時間も労力も費やすかもしれませんが、ぜひ1日かけて歩きながら、都会ならではの命の息吹を探してみてください。

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/15 訪問

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