写真:Akiko Nilsen
地図を見るサイエンスミュージアムは1857年、日本で言うと何と江戸時代の終わりごろという時期に建てられた博物館です。当時はサウスケンジントン博物館の一部として開館し、後に独立した一つの博物館となりました。その主な展示物はイギリスで世界に先駆けて行われた「産業革命」に由来する機械や、ロケット、世界大戦時の戦闘機など様々です。
そしてそれらが単に展示されているだけでなく、触って楽しめるオブジェやクイズ形式になっていて楽しみながら学べるコーナーが満載です。小さな子どもにもわかるように、そして飽きずに楽しめるように丁寧な説明がされているのです。
エントランスを入ると大きくとられた吹き抜けが。サイエンスミュージアムは地上3階、地下1階と広いものの、テーマによってフロアが分かれており見やすくなっています。まずは地図を見ながら興味のあるフロアをピックアップしましょう。地図は入り口で貰えるほか、公式サイトからも見ることができます。
写真:Akiko Nilsen
地図を見る人類の夢が詰まった宇宙をテーマにしたフロアは地上1階(イギリス式では0階)にあり、真ん中に浮かび上がる地球が印象的です。子どもたちも興味深く観ています。周囲には1969年にアームストロング博士を乗せて人類初の月面着陸に成功した月着陸船イーグルのレプリカも飾られています。
館内のショップには宇宙に関するグッズがたくさん売られています。星座や天体が描かれたネクタイなど、ここでしか手に入らないものもありますので要チェックです。
写真:Akiko Nilsen
地図を見るサイエンスミュージアムにあるのは、何もロケットや世紀の大発明だけではありません。宇宙や科学、数学にそこまで興味無い方でも楽しめるように工夫がされています。その1つの例として、地下1階には私たちの身近にある科学「家電」の歴史が展示されています。例えば、掃除機の原型となったものも見られます。電気が発明される前から使用されていましたが、いったいどのように使用していたのでしょう。
写真:Akiko Nilsen
地図を見る電気の無い時代の掃除機は、人力で行っていました。その説明も図示されていて、誰にでもわかりやすいようになっています。このフロアでは、家電に関するクイズに答えられるコーナーもあり、楽しみながら学ぶことができます。
提供元:Lambeth children’s university
http://www.lambethchildrensuniversity.co.ukフロアによって様々なテーマに分かれていますが、宇宙や気候、科学に関しては見ているだけではわかりにくいものです。そこで、サイエンスミュージアムでは3歳から楽しめる体験型展示が数多く設置されています。
例えば、様々な天気を構成する雨、光、そして音の仕組みを遊びながら楽しめる「気候システムコーナー」は子どもたちに大人気。ここでは実際に水やライトを使用するスペースがあります。自分の手で触れることで浮力や重力を知り、光と影を認識することで子どもたちは自然と科学と親しむことができるのです。
それと同時に、観察する力・予想する力・実験をする力・結論を導く力を身に付けます。これらの体験時には赤いTシャツを着たスタッフが子どもたちの質問に答え、楽しませながらリードしてくれます。もちろん大人も体験できますし、子どもたちが楽しみながら学ぶ姿を見るのも嬉しいですね。
提供元:Apollo - The International Arts Magazine
https://www.apollo-magazine.com一人旅の場合は問題ありませんが、家族や友人と旅行をしていると観光に費やせる時間が限られる中で、皆が皆同じものに興味を持っていない場合もあります。そのため、博物館めぐりは意外と難しいもの。
でも、サイエンスミュージアムは宇宙から家電まで様々な視点から展示されているので、老若男女問わず楽しめるスポットです。みんなで楽しむことができる場所をお探しの場合は特におすすめ。周りには「ロンドン自然史博物館」や「ヴィクトリア&アルバート博物館」などがありますので一緒に巡るのも良いですね。
住所:Exhibition Road, South Kensington, London, SW7 2DD
電話番号:+44-20-7942-4000
アクセス:地下鉄South Kensington駅より徒歩約5分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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