奈良・岡寺の紫陽花が美しい!「大和三大観音 あぢさゐ回廊」

奈良・岡寺の紫陽花が美しい!「大和三大観音 あぢさゐ回廊」

更新日:2024/05/10 13:57

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
奈良県明日香村にある真言宗豊山派の「岡寺」は、日本最初の厄除け霊場のひとつとして知られています。また岡寺は、日本最古の観音霊場、西国三十三所観音巡礼(日本遺産)の奈良県霊場でもあります。

その岡寺と、県内の長谷寺、壷阪寺の3ヶ寺の紫陽花を巡るイベントが「大和三大観音 あぢさゐ回廊」です。四季折々の花々が美しい“花の御寺”岡寺で厄除けとともに紫陽花を楽しんでみませんか?

岡寺の開祖の「義淵僧正」は、当時の日本仏教界の第一人者

岡寺の開祖の「義淵僧正」は、当時の日本仏教界の第一人者

写真:モノホシ ダン

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岡寺の寺号の由来は633年(天智天皇2年)、当時の日本仏教界の第一人者である義淵(ぎえん)僧正が、草壁皇子の住んだ岡宮をもらい受ける形で創建したことによります。

また岡寺は、日本最初の厄除け霊場のひとつで、さらに岡寺は、西国三十三カ所観音霊場の弟7番目の札所としても知られています。

写真は江戸時代の1612年(慶長17年)に建てられた仁王門で重要文化財。

岡寺の開祖の「義淵僧正」は、当時の日本仏教界の第一人者

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なお、岡寺の手水舎は、フォトジェニックな「華手水舎」として知られています。「大和三大観音 あぢさゐ回廊」では、2つの造園業者さんから献花された天竺牡丹(ダリヤ)と紫陽花で埋め尽くされます。

ほかにも季節によって浮かべられる花の種類が異なりますので、写真愛好家の方に限らず、何度も訪れてみたくなりますね。

岡寺の開祖の「義淵僧正」は、当時の日本仏教界の第一人者

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さらに手水舎の隣にある「華の池」では、天竺牡丹と鉢植えの紫陽花のコラボが美しい。また池にはトノサマガエルが生息していて、タイミングが合えば風情ある鳴き声を聞くことができます。

「奥之院参道」で敷き詰められた紫陽花の見事な眺め

「奥之院参道」で敷き詰められた紫陽花の見事な眺め

写真:モノホシ ダン

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岡寺の「大和三大観音 あぢさゐ回廊」のもうひとつの見どころが“奥之院参道”です。

「奥之院参道」で敷き詰められた紫陽花の見事な眺め

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赤い鳥居をくぐると、参道や水路に敷き詰められた約150鉢の紫陽花が目に飛び込んできます。その壮観な眺めには、参拝者の誰もが感嘆の声を上げざるを得ないでょう。

「奥之院参道」で敷き詰められた紫陽花の見事な眺め

写真:モノホシ ダン

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また道中では、いたるところに地蔵菩薩が立っておられ、紫陽花の花と競演しています。いずれのお地蔵様も目にも鮮やかな紫陽花に囲まれていてとても幸せそうです。

龍にちなんだ可愛い授与品「龍玉願い珠」とは

龍にちなんだ可愛い授与品「龍玉願い珠」とは

写真:モノホシ ダン

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本堂は、江戸時代の1805年に建立されたもので、新緑の時期には、青もみじと本堂のコントラストが印象的です。

本堂にお祀りされている御本尊の如意輪観音坐像は、弘法大師がインド、中国、日本の3国の土を混ぜて造ったとされる高さ4.6mの日本最大の塑像です。

龍にちなんだ可愛い授与品「龍玉願い珠」とは

写真:モノホシ ダン

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“龍の眠る寺”(後述)としても知られる岡寺で有名な授与品が、本堂前に吊るされた「龍玉願い珠」。願い珠の底にはフタが付いていて、紙に願い事をしたためて中に入れ、底の蓋を閉めます。龍玉は、願いを“もちかなえる木”である境内の「もちの木」にかけましょう。

龍にちなんだ可愛い授与品「龍玉願い珠」とは

写真:モノホシ ダン

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本堂から奥之院に向かう手前にあるのが「龍蓋池」。岡寺の開祖、義淵僧正はその法力を用いて、農地を荒らす悪龍をこの小池に石で蓋をして封じ込めたと伝えられます。

改心させられた龍は、善龍となり、今もこの池で眠っています。ちなみに岡寺の法号「龍蓋寺(りゅうがいじ)」は、龍蓋池に封じたこの龍の説話に由来したものです。

新緑も美しい「しゃくなげの道」と「もみじのトンネル」

新緑も美しい「しゃくなげの道」と「もみじのトンネル」

写真:モノホシ ダン

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稲荷社の前を通り、しゃくなげの道を歩いてゆくと奥之院石窟に出ます。「弥勒の窟」といわれる石窟堂で、奥には端正な表情を湛えた弥勒菩薩座像が安置されています。

また石窟の入り口には、苔むしたお地蔵さまが座しておられ、いかにも歴史ある厄除け霊場といった雰囲気を漂わせています。

新緑も美しい「しゃくなげの道」と「もみじのトンネル」

写真:モノホシ ダン

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しゃくなげの道の途中、本堂の南側の小高い場所には、岡寺を開山した義淵僧正の廟所がひっそりと建っています。今から650年以上前、南北朝時代の1360年(延文5年)の宝篋印塔です。

新緑も美しい「しゃくなげの道」と「もみじのトンネル」

写真:モノホシ ダン

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しゃくなげの道から続く、もみじのトンネルからは、本堂を俯瞰できるポイントがあります。青もみじに包まれた本堂の眺めもまた見事です。

紫陽花と華手水舎がデザインされた「特別切絵朱印」も

紫陽花と華手水舎がデザインされた「特別切絵朱印」も

写真:モノホシ ダン

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もみじのトンネルの先には「三重宝塔」があります。三重宝塔は、1986年(昭和61年)に再建されたもので、荘厳として軒先に「琴」が吊り下げられているのが特徴です。この三重塔は、約20kmも離れた大和葛城山からも視認できるほど眺望絶佳の地に立っています。

紫陽花と華手水舎がデザインされた「特別切絵朱印」も

写真:モノホシ ダン

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三重宝塔から石段を下ると本堂に戻ってくることができます。その途中にある「大師堂」は宗祖、弘法大師空海を祀るお堂です。堂の前には、稚児大師像と修行大師像があります。

諸国を行脚した弘法大師は健脚で知られ、大師にあやかろうと足腰の健康を願って多くの参拝者が訪れます。修行大師像の右側にはたくさんの健脚絵馬が奉納されています。

紫陽花と華手水舎がデザインされた「特別切絵朱印」も

写真:モノホシ ダン

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なお、「大和三大観音 あぢさゐ回廊」期間中は、各寺期間限定の特別切絵朱印(1部1000円)が授与されます。

岡寺の特別切絵朱印には「奥之院参道の紫陽花」と「華手水舎」がデザインされています。拝観の記念に授かってみてはいかがでしょうか。

1日で回れる「大和三大観音 あぢさゐ回廊」

いかがでしたか。奈良県の西国三十三所観音霊場である岡寺、長谷寺、壷阪寺の3ヶ寺は、車でそれぞれ約30分の距離にあり、1日で訪れることが可能です。この機会に、大和三大観音で咲き誇る紫陽花と観音巡礼を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2024年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2022/05/30−2023/05/27 訪問

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