写真:中園 まりえ
地図を見る数年前の台湾では、どの公園に行っても、滑り台が付いたプラスチック製の大型の遊具が置かれただけの、どこか似通った公園ばかりでした。「似たような公園づくりはもうやめよう!」というスローガンの下、2017年頃から台湾全土で特色ある公園づくりが進められています。
子連れ旅行で、一番ポイントとなるのが「親子で無理せずハッピーでいられること」。そのためには、目的の観光スポットへ行く前後に、子どもが思いっ切り遊べる公園を取り入れ、子供のパワーを発散させることです。今回は、人気の観光地別に近くの特色公園をまとめました。
写真:中園 まりえ
地図を見る圓山駅前に広がる花博公園。その敷地内には、レストランやショッピングエリア、フードコートなどが充実した複合施設「MAJI MAJI集食行楽」があります。さらに週末には、ファーマーズマーケットも開催されます。そんな観光スポットと合わせて行きたいのが、駅から中山北路を越えて徒歩5分のところにある「花博公園舞蝶共融遊戯場」。
綺麗で開放的な園内には、子供がパワー全開で遊べる遊具が充実しています。砂遊びからロープアスレチック、ブランコまで幅広い遊びが楽しめます。
写真:中園 まりえ
地図を見る<ママ目線チェックポイント>
遊具の種類:砂場、ブランコ、滑り台、スプリング遊具、回旋遊具、ロープアスレチック等
・砂場の脇には、手足が洗える水道あり
・地面は、転んでも安全なゴム舗装とウッドチップで衝撃吸収設計
・親子トイレ・自動販売機有り、日陰やや有り、近くにコンビニも有り
・遊具広場は死角も多いので、目を離さないように。もしくは、集合場所を決めておくと良いでしょう
・暑い日の昼前後は避けたほうが好ましい。土日はやや混雑する
・遊具スペース以外の敷地も広く、ボール遊びもでき、ピクニックもできる
<花博公園舞蝶共融遊戯場の基本情報>
住所:台北市中山区玉門街1号
アクセス:MRT「圓山駅」出口1から花博公園圓山園区を通り抜け、中山北路を渡り右に少し歩く
写真:中園 まりえ
地図を見る地下鉄・淡水信義線の台北101方面の最終駅でもある象山駅。その駅の2番出口を出て、すぐに目の前に象山公園が広がります。ウォーキングコースとしても地元の人に愛される象山の麓に広がる細長い形の公園で、園内には廟もあり、駅から数分歩くと「象山公園遊楽場」があります。
市街地で唯一、台湾固有の絶滅危惧種・タイワントビアオガエルが生息している地域ということもあり、そのアオガエルが遊具広場の中央に可愛らしく描かれています。
写真:中園 まりえ
地図を見る象山公園遊楽場を通り抜けると、軽いハイキングコースとして有名な「象山自然歩道」の登山口があります。子どもと一緒に丁度いいウォーキングコースで、親子で無理せず上り下りできる距離です。象山から見る台北101はまた格別!象山公園と合わせて訪れてもいいでしょう。
<ママ目線チェックポイント>
遊具の種類:ブランコ、滑り台、クライミング遊具、トンネル、スプリング遊具、大人用健康器具等
・地面は、転んでも安全なゴム舗装で衝撃吸収設計
・ローラーブレードコート、親子トイレ、オムツ替えスペース、日陰やや有り
・土日はやや混雑する
・遊具広場の敷地は目が届く程度の広さで、奥にはバスケットコートも有り
・ウォーキング、ピクニックできるスペースも有り
<象山公園>
住所:台北市信義區信義路五段150巷
アクセス:MRT淡水信義線「象山駅」出口2から遊具の場所まで徒歩5分
写真:中園 まりえ
地図を見るショッピングを楽しめる中山駅周辺を散策するなら、中山駅から徒歩3分の「建成公園」がオススメ。黄色い巨大な滑り台タワーが印象的な同公園は、こぢんまりとしながらも沢山の遊具が充実しており、親が見守るにも目が行き届きやすい公園です。逆に週末は、滑り台付近に子どもたちが密集するので、怪我には十分に気をつけましょう。
<ママ目線チェックポイント>
遊具の種類:ブランコ、滑り台、スプリング遊具、回転遊具、大人用健康器具等
・地面は、転んでも安全なゴム舗装で衝撃吸収設計
・地下駐車場内にトイレ、オムツ替えスペース、日陰・雨避け有り
・自動販売機なし。コンビニはやや遠いので、駅前のコンビニでの購入がオススメ
・土日はやや混雑する
・遊具広場の敷地は目が届く程度の広さ。園内には、バスケットコートも有り
・ピクニックできるスペースも有り
・リスが観察できる
<建成公園の基本情報>
住所: 台北市大同區承コ路二段
アクセス:MRT「中山駅」出口5から徒歩3分
写真:中園 まりえ
地図を見る迪化街散策で利用する地下鉄・中和新蘆線「大橋頭駅」。迪化街とは逆方向の民權國中出口から圓山方面に徒歩8分のところにある「樹徳公園」は、小さな公園ですが、北欧風の木製遊具が人気の穴場スポット。
木の風合いと相性の良いネットを組み合わせたジャングルジムは、小規模ながら子どもたちが全身を使って遊ぶことができる遊具です。
<ママ目線チェックポイント>
遊具の種類:ネットと木製遊具のジャングルジム
・地面は、転んでも安全なゴム舗装で衝撃吸収設計
・トイレ・ベンチ・日陰有り
・遊具広場は目が届く程度の広さ
・自動販売機なし、近くにコンビニ有り
<樹徳公園の基本情報>
住所: 台北市大同區大龍街
アクセス:MRT「大橋頭駅」民權國中出口から圓山方面に徒歩8分
写真:中園 まりえ
地図を見る子連れ旅でも、台湾に来たらやっぱり行きたいのが夜市。子連れだと敬遠されがちな夜市ですが、エビ釣りやゲーム屋台が充実している士林夜市なら、子供と一緒に行けば楽しさ倍増!
そんな士林夜市の前に立ち寄るなら、MRT淡水線の「劍潭駅」から徒歩圏内の「前港公園」が良いでしょう。
2019年夏にリニューアルした前港公園の遊具広場「天空樹遊戯場」。その名の通り、天空を歩いているかのような歩道が続き、各方面から様々な高さの滑り台で降りることができます。
写真:中園 まりえ
地図を見る広々とした前港公園は、遊具広場以外にもプールやバスケットコートなどが充実。さらに公園全体が木々に囲まれているので、夕方に子供と一緒にリスや鳥を観察しながら散歩するのも面白いでしょう。
<ママ目線チェックポイント>
遊具の種類:ブランコ、滑り台、クライミング遊具、スプリング遊具、砂場、大人用健康器具等
・砂場の脇には、手足が洗える水道あり
・地面は、転んでも安全なゴム舗装とウッドチップで衝撃吸収設計
・ローラーブレードコート、親子トイレ、オムツ替えスペース、日陰やや有り
・遊具広場の敷地は目が届く程度の広さだが、公園自体は広い
・プールやバスケットコート有り
・自動販売機なし、遊具広場の向かいにコンビニ有り
・ウォーキング、ピクニックできるスペースも有り
・リスやズグロミゾゴイなどの鳥が観察できる
<前港公園>
住所:台北市士林區士林區前港街與華齡街交叉口
アクセス:MRT「劍潭駅」出口3から徒歩8分
LCCの格安航空券によって、身近になった海外旅行。小さい内から色んな世界を見せてあげようと、子連れ海外旅行をする人は年々増えています。
そんな日本を飛び出した子どもたちが、手っ取り早く現地の子供達と触れ合える場が公園でもあります。そこで子供同士仲良くなるには、ちょっとした現地の言葉も必要ですが、時に言葉がなくとも通じ合えるんだということを子どもたちは教えてくれます。
単に公園で子供を気分転換というだけではなく、子供が異文化に触れる機会を積極的に増やしてみるのも子連れ海外旅行の醍醐味ではないでしょうか。
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/9更新)
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