カオラック・セレブ憧れの隠れ家ホテル「サロジン」の贅沢な休日

カオラック・セレブ憧れの隠れ家ホテル「サロジン」の贅沢な休日

更新日:2019/11/29 15:30

吉田 彩緒莉のプロフィール写真 吉田 彩緒莉 タイホテル専門家、海外旅行ライター、海外旅行媒体ディレクター
プーケットから北へ1時間半、ガイドブックにほとんど掲載されないビーチリゾート・カオラック。2004年のスマトラ沖地震で大きな津波の被害を受けた町と言えば思い出す人もいるでしょう。奇跡的な復活を遂げ、一大リゾート地となっているカオラックに、ゲストをもてなし続けた貴婦人の神話を元に作られ、世界的に知られているホテルがあります。その名は「サロジン」。滞在するだけで身も心もほどけていく珠玉のリゾートです。

非の打ち所がない空間と「もてなし」こそがサロジンのテーマ

非の打ち所がない空間と「もてなし」こそがサロジンのテーマ

写真:吉田 彩緒莉

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プーケット空港から車で1時間半。南に行けばプーケット島の各リゾートにたどり着きますが向かうのは北。2004年スマトラ沖地震による津波の大きな被害から見事に蘇った奇跡のビーチ・カオラックです。
そこには、世界中のセレブ達が「またあの場所に帰りたい」と願う最上の隠れ家ホテルがあります。一体どんな場所なのでしょう?

サロジンのホテルカーの送迎を頼めば、車の中で冷たいビールのサービスも!送迎車の中から既に楽園生活が始まっています。
サロジンに到着した瞬間、はじけるような笑顔のスタッフたちが「ようこそサロジン村へ!」と迎えてくれ、広い庭園を見渡す席へ。ウェルカムドリンクとスタッフ手作りのブーケをいただき、ああ、ここから日常と違う世界が始まるのだというワクワク感に満たされていきます。

非の打ち所がない空間と「もてなし」こそがサロジンのテーマ

写真:吉田 彩緒莉

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蓮の花が咲く人口池と静けさと緑に満ち溢れたそこは、絵で見る極楽浄土的な印象。仏教国ならではの演出です。「サロジン」は10歳以下の子供が宿泊できません。賑やかさとは隔絶された静寂のリゾートです。

非の打ち所がない空間と「もてなし」こそがサロジンのテーマ

写真:吉田 彩緒莉

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敷地内は海に近いジャングルを開拓した野趣はそのままに残されていますが、安全に歩ける遊歩道がめぐらされ、高級感とダイナミックなネイチャーリゾートを同時に感じさせてくれます。

フラワーバスの歓迎!シンプルかつアートなサロジンの客室

フラワーバスの歓迎!シンプルかつアートなサロジンの客室

写真:吉田 彩緒莉

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こちらはプールレジデンスの客室。壁に囲まれたゲストだけの庭に、プールと東屋があるので、リビング代わりに東屋を使い、暑くなったらプールへ身を浸す贅沢が1日中楽しめます。それにしても庭園一つとっても本当によく手入れされています。それはこのホテルが取り入れている優秀スタッフ制度の賜物かもしれません。毎年優秀なスタッフが表彰され、ホームページにも名前が表示されます。

フラワーバスの歓迎!シンプルかつアートなサロジンの客室

写真:吉田 彩緒莉

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プールレジデンスの客室は庭を入れると120平米!ベッドルームに関しては余計なものを置かずシンプルに仕上げています。木を多用した室内は日本人にとってはどことなく和のテイストを感じさせ、ほっと寛げる空間です。

フラワーバスの歓迎!シンプルかつアートなサロジンの客室

写真:吉田 彩緒莉

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ベッドルームの後ろには、部屋の半分を占めるクローゼット・洗面所部分とアートなバスルーム!流木が置かれ、砂利が敷き詰められたそこも、なんとなく日本の庭園を思い出させます。丸いころんとしたバスタブにはフラワーバスは用意されています。ただしこれ、実は真水です。フラワーバスを楽しみたい人は一度水を抜いてからお湯を足すようにしてくださいね。

サロジンの象徴!天蓋付きのデイベッドが神秘的なプールとビーチ

サロジンの象徴!天蓋付きのデイベッドが神秘的なプールとビーチ

写真:吉田 彩緒莉

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サロジンの象徴的場所が、天蓋付きビーチベッドの半個室が3つあるプール。もちろん人気のシートですが、ゲストの皆さんゆっくりおきるので朝は誰もいません。午後からプールに人が出てきますが、プライベートビーチに出る人、客室のプライベートプールにいる人など思い思いの時を過ごしているため、混みあうことはまずありません。

サロジンの象徴!天蓋付きのデイベッドが神秘的なプールとビーチ

写真:吉田 彩緒莉

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この半個室、中で寛いでみるとよくわかるのですが、特別感が凄い!天蓋を付けただけでよくこれだけのドラマティックな空間を演出できるものだと感心します。緑の木々と常に透明に保たれているプールの水が溶けあい、まるで絵のように見えるのも素敵。「サロジン」に泊まったらぜひともこの半個室のビーチチェアを一度はゲットしましょう。

ここでもスタッフがかいがいしく動いていて、席に着くと冷たい氷入りの水をすぐに持ってきてくれ、午後にはフルーツをサーブしてくれます。

サロジンの象徴!天蓋付きのデイベッドが神秘的なプールとビーチ

写真:吉田 彩緒莉

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こちらはホテルのプライベートビーチ。ダイビングポットである国立公園シミラン諸島近くにあるカオラックの海は、素晴らしく澄み切っていて、海の青さも際立っています。専属のビーチボーイがいるので飲み物の注文や、安全面もばっちり。

水面に浮いているのはサロジン専用船の船着き場です。シミラン諸島でのシュノーケリング、パンガー湾のアイランドホッピングにも簡単にアクセスできます。サロジンでは旅行会社のように決められたコースではなく、オリジナルのコースを作って案内することもでき、カップル2人だけのアイランドホッピングのオーダーも可能です。ハネムナーなら利用したいものですね!

ホテルの中から出たくない!そう思わせる施設造りが秀逸

ホテルの中から出たくない!そう思わせる施設造りが秀逸

写真:吉田 彩緒莉

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旅に出ると「観光しなきゃ!」と慌ただしく動いてしまいがちですが、サロジンの敷地の中にいると、そのことを忘れさせられてしまいます。ホテルの中に大自然があり共存しているからです。例えばこのスパ。入り江の上に板をはり、造られています。海から川へ流れる込む水の上にある施術室は、マングローブの緑に包まれてとても素朴。

ホテルの中から出たくない!そう思わせる施設造りが秀逸

提供元:ザ・サロジン

https://www.sarojin.com地図を見る

木々の緑が視界を遮ってくれるから、施術室も半オープンエア。スパに行くとよくヒーリングミュージックがかかっていますが、ここは自然の音があるので必要ありません。水音、木々を渡る風の音を聞きながら、セラピストの手に身をゆだねる贅沢な時が流れていきます。

ホテルの中から出たくない!そう思わせる施設造りが秀逸

写真:吉田 彩緒莉

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プールでのんびりして、プライベートビーチで遊び、スパでトリートメントを受けたころにはもう、どこにも出たくなくなります。そんな時にはレセプション棟の奥にあるライブラリーで、読書はいかが?日本の文庫本も置いてあり花村萬月ほか、なかなか良いセレクト。ネスプレッソや紅茶も置いてあり、ティータイムを兼ねて読書タイムを過ごしましょう。

シャンパンブレックファースト!朝食は何時に食べてもOK

シャンパンブレックファースト!朝食は何時に食べてもOK

写真:吉田 彩緒莉

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サロジンの「もてなし」を世界中に知らしめているものの一つに、朝食があります。なんと早朝から18時まで、朝食はいつ食べても良いという究極のサービスをしています。「せっかくの休日に、朝食の時間に縛られて起きなくてもいいですよ」というオーナーの思いやりが、究極ともいえるサービスを生んでいるのです。
パンは焼きたてをかごに入れて持ってきてくれる細やかさ。

シャンパンブレックファースト!朝食は何時に食べてもOK

写真:吉田 彩緒莉

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飲み物のメニューには、スパークリングワインも!休日の朝をほろ酔いで過ごす贅沢を許してくれます。

シャンパンブレックファースト!朝食は何時に食べてもOK

写真:吉田 彩緒莉

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更にこの朝食、20種類以上あるアラカルトメニューの中から、好きなものを好きなだけ注文できます。目玉焼き、スクランブルエッグなどの定番の物から、エッグベネディクト、タイの人気屋台料理ムーピン(豚の串焼き)他、バラエティに富んだラインナップ。
考えてもみてください。各部屋のゲストが自由な時間に起き、好きな時間に朝食をとり、好きなものを何度もお代わりしたら、スタッフさんにとっては大変な手間暇。ビュッフェスタイルの方がはるかに手間はかかりません。でも、あえてゲストの贅沢な望みにこたえていく…それがサロジンのスタイルなのです。

もてなすために造られたカオラックの隠れ家ホテル「サロジン」

ラグジュアリークラスのホテルのもてなしは、時にわざとらしく、時に冷たく感じることがあります。しかし、ここサロジンは神話に残る貴婦人の上質な「おもてなし」を元に造られたリゾートです。この場所にどんな空間を作れば喜んでもらえるだろうと考えつくされたホテルは非の打ちどころがありません。そしてスタッフは、ゲストを癒そう、楽しんでもらおうと動き、タイ本来の素朴で優しく楽しい人柄のままの接客で、ゲストを包み込んでくれます。

カオラックは田舎です。バンコクのような都会ではなく、プーケットのど真ん中でもない、まさかこの場所に、のびのびと自然に笑顔で働き、ゲストに忠実に応えるプロフェッショナル達が揃うホテルがあるとは。世界中のセレブ達が「サロジン」を目指す理由は、まさに「サロジン」でしか得られない癒しなのでしょう。日々働き頑張っている皆さんにこそ、我が家にしてほしい大切なタイの隠れ家です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/13−2019/10/15 訪問

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