ベルギーワロン地方「アンヌヴォワ庭園」は自然溢れる憩いの場

ベルギーワロン地方「アンヌヴォワ庭園」は自然溢れる憩いの場

更新日:2019/11/14 10:37

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
ベルギー南部のワロン地方は豊かな自然が残る風光明媚な場所。そこにある「アンヌヴォワ庭園」は周辺を大自然に囲まれながら、園内ではフランス・イタリア・イギリスと様々な様式の庭園を楽しめるスポットです。

特に自然の力を使った噴水は見事なものばかり。ぜひアンヌヴォワ庭園で憩いの時間を過ごしてみてください。

海外渡航情報については、各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(トラベルjp)

アンヌヴォワ庭園とは?

アンヌヴォワ庭園とは?

写真:岡本 大樹

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アンヌヴォワ庭園はベルギーの南部にあたるワロン地方に位置する重要史跡の一つ。元々は18世紀にシャルル=アレクシ・ド・モンペリエが個人的な趣味で造った庭園ですが、今なお観光者を魅了するスポットとなっています。

とはいっても、18世紀のものをそのまま保存管理しているのではなく、代々の子孫に受け継がれ、様々な時代の流行を取り入れた改修がなされています。

アンヌヴォワ庭園とは?

写真:岡本 大樹

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時代の移り変わりによって、見られる植物の種類も変遷してきました。現代では庭園といえば、花の配置や数が庭園の人気にも大きく作用しますが、18世紀では建築学的要素の方が遥かに重要視されていました。

実際アンヌヴォワ庭園で花壇が整備されたのは1950年ごろから。野菜を育てるための菜園も、現在では野菜と一緒に花が植えられ、花を楽しむこともできる空間となっています。

写真は菜園のアーティチョークという野菜。日本では馴染みがありませんが、地中海沿岸原産で芋に似た食感を持ち、日常食材として使われています。

アンヌヴォワ庭園とは?

写真:岡本 大樹

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ここからはそんな歴史を持つアンヌヴォワ庭園の大きな見所をご紹介していきます。アンヌヴォワ庭園は「水の庭園」とも呼ばれる場所ですが、その理由は園内の至る所で噴水や水路が見られるため。

驚きなのは、全ての噴水が自然の落差によってできる流水を使っているという点。つまり、この庭園の噴水はモーターやポンプなどの機械を全く使っていないのです。

それでも高いものでは7m以上まで水が上がっており、イタリアやフランスを旅して知識を深めたモンペリエ氏の高い創造性と確かな技術力が感じられます。

3つの様式が並ぶ庭園

3つの様式が並ぶ庭園

写真:岡本 大樹

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噴水にも様々な形があり、日本的な感覚でいうと滝のようなものも園内では多く見られます。おもしろいのは、庭園を引き継いでいたその時代ごとの持ち主の好みや流行があり、一つの庭園内でフランス・イタリア・イギリスの3つの様式が並んでいる点です。

こちらはそんんな中でも最も古いとされるフランス式のもの。フランス様式の大きな特徴であるシンメトリー(左右対称)を厳守していることが一目でわかりますね。

3つの様式が並ぶ庭園

写真:岡本 大樹

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その他にも、イタリア様式は自然との調和、イギリス様式は自然の模倣、とそれぞれ違った特徴を持っており、その違いを見比べながら庭園を散策してみましょう。

こちらは水棚というもので、1760年の設置以来動力を使うことなく機能し続けている驚きの噴水。ヨーロッパ内でも他に類を見ない作品として知られています。

3つの様式が並ぶ庭園

写真:岡本 大樹

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水棚の上には貯水池の役割を持った400mの大水路があり、こちらものんびりと歩くには最適のスポットとなっていますよ。

庭園は白鳥にとっても憩いの場

庭園は白鳥にとっても憩いの場

写真:岡本 大樹

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また園内を歩いていると時折姿を見せてくれるのが、ハクチョウやコクチョウ。日向の水際で毛づくろいならぬ羽繕いをしている様子は見ているだけで心癒されます。

庭園は白鳥にとっても憩いの場

写真:岡本 大樹

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黒鳥はオーストラリアの固有種ではありますが、ニュージーランドやベルギーに移入された鳥でもあります。日本にも移入されていますが、見る機会は少ないので、ここの散策時にはぜひ探してみてくださいね。

噴水以外にも見所あり

噴水以外にも見所あり

写真:岡本 大樹

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さらに、この庭園の見所は水による演出だけではありません。こちらは庭園の東部にある「海神ネプトゥヌスの岩」と呼ばれる場所で、人工洞窟が掘られており、その中に彫刻が置かれています。

しかも、この彫刻は正面から見ると立体感がありますが、実はほぼ平面に近いというおもしろい作りに。

噴水以外にも見所あり

写真:岡本 大樹

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洞窟近くまでは行けないので横から見ることはできませんが、他の場所にも同じような細工の彫刻があるので、そちらでぜひ確認してみてくださいね。

最後は売店でお土産を

最後は売店でお土産を

写真:岡本 大樹

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庭園に入場する際の受付場所は売店にもなっているので、最後にはこちらでお土産を買って帰るのもオススメです。色々な植物の種もあれば、花や動物など自然のものでデザインされた傘などの日用品もありますよ。

他にも周辺地域で採れた蜂蜜などローカルな商品も置かれています。

最後は売店でお土産を

写真:岡本 大樹

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アンヌヴォワ庭園はブリュッセルから車で1時間ほどかかるので、それほどアクセスがいいとは言えませんが、その分周辺の自然は雄大で散策や休養には最適な場所。

そんな自然に囲まれた美しい庭園をゆっくり歩きながら楽しんでみてください。

アンヌヴォワ庭園の基本情報

住所:Rue des jardins, 37 a 5537 Annevoie
電話番号:+32-082-67-97-97
営業時間:9:30〜17:30(4月〜10月)、9:30〜18:30(7〜8月)
アクセス:ブリュッセル中心部から車で約1時間

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:FPS Chancellery of the Prime Minister / Belgium. Uniquely Phenomenal

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/03 訪問

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