提供元:沖縄観光コンベンションビューロー
https://www.ocvb.or.jp/久米島といえば代表的な観光スポット「ハテの浜」で知られる通り、美しい海に囲まれた島。美しいサンゴ礁が広がる島、そんなイメージを持っている人も多いことでしょう。
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地図を見るそんな久米島の主要観光スポットのひとつ「畳石」は、まるで亀の甲羅を敷き詰めたような奇岩が集まった海岸。学術的にも貴重とされるこの畳石ですが、実はそのルーツは意外なもの!そんな畳石をご紹介していきます。
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地図を見る畳石へのアクセスは、「ハテの浜」への出発点である「泊フィッシャリーナ」の先にある島「奥武島(おうじま)」へと向かいます。かつては干潮時には徒歩で、満潮時は竹馬や漁船で渡っていたという島ですが、現在は橋で繋がっているので車で直接アクセスが可能です。橋からは透明度抜群の海が目に入ります。プチ・ハテの浜とも言いたくなるようなビーチもあり、ついつい目が行ってしまいますがわき見にはご注意!
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地図を見る奥武島じたいはとても小さな島で、島に入ればすぐに畳石に到着します。駐車場に車を停めて海側へと歩いていけば畳石が視界に入ってきます。
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地図を見る南北50m、長さ250mにわたって砂浜に広がる畳石。五角形や六角形の岩が連なっていてまるで亀の甲羅のようにも見えます。そのため亀甲岩とも呼ばれ、なんとその数1000個以上とも言われています。
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地図を見る自然の造形美ともいえる畳石。実はこれ、600万年前の火山活動によって形成されたもの。その正体は溶岩が冷えて固まる際に縮むために出来た「柱状節理」なのです。畳石で見られる柱状節理は直径が1〜2mもあり、1本1本の柱が太いことが特徴。全国的にも珍しく貴重であることから平成26年には国の天然記念物に指定されています。
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地図を見る岩の表面は波の浸食を受けてほぼ平坦になっていますが、この岩の割れ目は地下深くまで続いています。いわば岩の束のごく一部を見ているに過ぎないのです。
そんな壮大な火山活動がかつてこの地であったということはちょっと想像しにくいのではないでしょうか。青い海が広がるリゾートである沖縄と火山というイメージがまずリンクしにくいですよね。しかしここ久米島は沖縄でよくある隆起サンゴ礁の島ではなく、地質学的には火成岩からなる火山の島とされているのです。
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地図を見る畳石を訪れる際に気を付けておきたいのは干潮時に行くということ。満潮時には畳石が海の中に隠れてしまいますので、潮汐表をご参考の上で干潮に近いタイミングで足を運びましょう。また濡れた畳石は滑りやすいので足元にもご注意。
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地図を見る畳石周辺のビーチは透明度も抜群でちょっとした海遊びにはもってこい。久米島ならではの独特な景観と美しい海を一度に味わえるスポットといえるでしょう。
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地図を見るまた畳石の背後にある建物は海洋深層水を100%使った世界初の温浴施設「バーデハウス久米島」。久米島の海洋深層水は取水ポイントが日本で最も深く、豊かで美しい水だとされています。そんな久米島の海の恵みを全身で味わってみるのもオススメです。
住所:沖縄県島尻郡久米島町字奥武
駐車場:あり
アクセス:久米島空港から車で約20分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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