写真:吉田 彩緒莉
地図を見るチェンマイサタデーマーケットは、旧市街のチェンマイ門からウアライ通に約1キロ続く、ナイトマーケットです。開催時間は17時から22時。19時頃から急激に混み始めるので、オープンと同時に向かうのが正解。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る特にチェンマイ門付近にはお土産に最適なタイ雑貨屋台多し!
「まだお土産買ってなかった」なんていう人は、混みだす前にじっくり吟味しておきたいもの。19時頃のこの付近は立ち止まることができなくなるほど、人の流れが激しくなります。買い物は早めに済ませる事が、このマーケットを制する鉄則です。
写真はばらまき土産にぴったりのミニチュアタイ料理マグネット。かわいらしくて思わず何個も買ってしまいそう。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るお坊さんも銀をあしらったかわいらしい民芸品を物色中。
チェンマイで銀細工が盛んになったのは、19世紀初め。まだチェンマイに王朝があったタイでは、当時の王が北タイをビルマ(現ミャンマー)から奪還し、ミャンマー人銀職人を集団でチェンマイに移住させます。そのことでチェンマイに銀細工や銀工芸が伝わったのです。その銀工芸職人たちの居住区が、サタデーマーケットが開かれているウアライ通り周辺で、銀細工を売るマーケットから発展していったのが現在のチェンマイサタデーマーケットという訳。
この通りには純銀の寺「ワットシースパン」があり、その象徴になっています。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る銀細工もそうですが、サタデーマーケットのもう一つの特徴と言えば屋台で「食べる」ことがメインのマーケットであるということ。同じく週末開催のサンデーマーケットはターペー門から数々の有名寺院がある旧市街の中央の通り行われますが、ちょっとした小道で屋台のご飯をかき込むように食べることになり、食事をメインに考えると落ち着いて食べられる場所がありません。そんな状況から、民芸品や北タイモチーフのTシャツ、人気のタイパンツなど、どちらかというとお土産をゲットするための店が多く並んでいます。
その点、サタデーマーケットでは、簡易的なイスやテーブルを配置した食べるための広場があちこちにあり、ゆっくり食事ができます。食べ物屋台の方が圧倒的に多いのは、そういった環境のせいなのかもしれません。チェンマイっ子だけではなく、タイ人観光客・外国人観光客も多い来場者のバランスの良さは、タイの都会ではできなくなった「屋台でゆっくり食べたい」欲求を満たしてくれることが要因なのでしょう。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る海なし県のチェンマイですが、海辺から直送した蟹やエビが、勢いよくあぶられています。シーフードに関しては海辺のレストランと変わらぬ少々お高めのお値段。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るタイ料理ではお馴染みのカオカームは2019年11月のレートで160円ほど。ここ数年バーツ高が続いていて、バンコクのおしゃれなカフェでは日本より遥かに高いカフェ飯を食べることも珍しくありませんが、チェンマイの屋台飯はさすがに安い!
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るチェンマイサタデーマーケットには日本人が「きゃー!」と、悲鳴を上げてしまうようなものもあります。こちらはタイで独自に進化した、巨大ダコ入りのたこ焼き。イイダコが丸ごと無理やりたこ焼きの衣に沈められていくシュールな光景を見ることができます。丸い衣の中にひとかけら入っているタコの触感こそたこ焼きの美味しさだと思うのですが・・・。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るワニの肉は鶏肉のようで美味しい、なんてことをよく聞きますが・・・わざわざ顔をディスプレイしなくても良いのでは(笑)。ぎょっとして立ち止まる客多数です。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るてかてかと光り輝く黒い物体は蠍。このまま頭からかぶりついて食べますが、身がほとんど入っておらず、殻だけなので話のついでにグループで1本買えば十分かと。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るゆっくり座れるフード―コートスペースには、アルコールの屋台も沢山あります。タイの屋台でアルコールというと、どうしてもローカルビールのみになりがちですが、ビールはアサヒもハイネケンもあり、ワインクーラーほか豊富なドリンクを揃えています。
中でもお薦めは旦那さんが作ったワインを奥さんが生産地からはるばる売りに来ているという、タイならではの南国フルーツワインの店。ワインに合う果物を探し、何度も何度も試作を重ねて作ったとのこと。
キンキンに冷やしたワインを飲ませてくれるので、休憩にピッタリ。見知らぬお客さん同士が飲みながら仲良くなったり、和気あいあいの雰囲気です。市場の屋台ワインバーって、なかなかありませんよね。しかもブドウを使ったものとは異なり、とてもリーズナブル。グラスで180円程度からと良心的です。
特にロンガンのワインはすっきりしていて「白ワインは辛口派」という人にお勧め。お店の女性曰く「タイ人は甘いワインが好き。他の国の人は辛口のワインが好き」とのこと。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る19時〜21時はチェンマイサタデーマーケットのピーク。乗り合いバスが集まるチェンマイ門の入り口から入ってくる人、出ていく人が混ざり合うため、全く前に進めなくなります。しかし、反対方向のウアライ通りの入り口は、ほとんど人がいません。1キロ先まで行くのも大変だし、車拾うのも大変そうという人に教えたいのが、抜け道の存在です。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る世界唯一の純銀の寺「ワットシースパン」前の小道が、地元チェンマイっ子の使う抜け道です。サタデーマーケットに合わせて行われるワットシースパンの美しいライトアップを見ながら移動できるのも、観光客には好ポイント。意外と知られていないのがもったいない裏道です。
小路をチェンマイ門方向に向かえば、すいすい旧市街方面に戻ることができます。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るチェンマイ門に戻れば毎晩オープンしているフードマーケットという市場があります。ここは全て食べ物やドリンクの屋台。サタデーマーケットでお酒やおつまみを楽しんで、ここで最後に麺やお粥でしめるのもチェンマイの土曜の夜の楽しみ方です。
住所:Amphur Muang, Wualai Street, Chiang Mai
電話番号:なし
アクセス:旧市街チェンマイ門より徒歩0分
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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