写真:藤谷 ぽきお
地図を見るフィッツロイ山へのアクセス拠点となる、飛行場のある町は「エル・カラファテ」です。そこからバスで約2,5時間、トレッキングの拠点となる町「エル・チャルテン」に到着です。エル・チャルテンに前泊し、朝からトレッキングを開始すれば、フィッツロイ山麓のキャンプ場まで片道約4時間ほどで到達できます。
そのコース上では、歩いている最中にほとんどずっとフィッツロイ山を眺めて歩くことができる絶好のコースです。一番はっきりと全容を眺めながら歩けるのが、カプリ湖からキャンプ場手前までの道のりです。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るコース上には一ヶ所峠があり、丘を超えることになるので、近付けば近付くほどフィッツロイ山は大きくなりますが、手前の丘が少し邪魔をしてしまいます。その遠近感も楽しめるコースです。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るエル・チャルテンからフィッツロイ山へ最短距離で行くにはカプリ湖東側を巻くように進むコースを使います。ですが、西側を回って行くコースを取ると、フィッツロイ山よりもっと鋭角に尖った山容の「セロ・トーレ山」を眺められるコースもあります。マドレ・エ・ヒージャ湖沿いのコースは、最初は丘や森に邪魔されてフィッツロイ山は見えないのですが、湖越しに少しづつその姿を現してきます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る湖越しのフィッツロイ山と巨大な氷河が一緒に見える美しい景色を楽しむ事ができます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るコースを直進すると、カプリ湖からのコースと交差する地点に到着します。湿原の上にボードウォークがあり、コースやキャンプ場などの標識なども設置され、絶好の写真撮影ポイントです。遠景のフィッツロイ山と平らな湿原はここだけの絶景ですよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るフィッツロイ山麓にあるポインセノットキャンプ場はトレッカー憧れのキャンプ場で、フィッツロイ山の朝焼けやロス・トーレス湖とのツーショット写真撮影の拠点となる場所です。
キャンプ場は森に囲まれた静かな雰囲気ですが、フィッツロイ山をうまく見ることができません。ほんの10分程歩いた所から色んなフィッツロイ山が楽しめます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るキャンプ場から南に約10分程行くと森が開けるスペースが現れます。枯れた立木などもありますが、フィッツロイ山眺望の絶好のポイントです。夕日はフィッツロイ山に沈んでいくので少し逆光気味ですが、朝日のタイミングは絶好の撮影タイムです。気象条件が揃えば真赤に燃えるようなフィッツロイ山も望めますので、期待しながら撮影のスタンバイをしておきましょう。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るもう少しフィッツロイ山の全容を眺めたり、写真に納めたい方はキャンプ場を東に少し戻ってみましょう。フィッツロイ山と巨大な氷河の全容を眺めることができる場所があります。人物も入れて撮影できるので、色々と場所を変えて撮影してみて下さい。
<ポインセノットキャンプ場の基本情報>
営業時間:24時間
料金:無料
アクセス:エルチャルテンから徒歩約4〜4,5時間
*山小屋や売店等の施設はありません。水場があるのみです。滞在にはテント・寝袋・食料・防寒着、レインウェア、地図、ヘッドランプなどを持参しましょう。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るポインセノットキャンプ場から西側に約1,5時間登ると、フィッツロイ山直下のロス・トーレス湖が現れます。氷河が溶け出した氷河湖ですが、フィッツロイ山との見事なツーショットを眺めることができます。季節を選んだり見所をうまく調整すれば、「ダイヤモンド・フィッツロイ(山頂の先端に太陽がほんの少しだけ出ている様子)」を見ることもできますよ。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るカプリ湖とフィッツロイ山のツーショットも見逃せない絶景です。カプリ湖畔にキャンプ場があるので、テントなど持参のキャンパーは是非一泊してその絶景を楽しんでみて下さい。風が無いタイミングには「逆さフィッツロイ(山が逆さまに湖に写りこむ様子)」も見ることができますよ。
<カプリ湖キャンプ場の基本情報>
営業時間:24時間
料金:無料
アクセス:エルチャルテンから徒歩約1,5〜2時間
*山小屋や売店等の施設はありません。水場があるのみです。滞在にはテント・寝袋・食料・防寒着、レインウェア、地図、ヘッドランプなどを持参しましょう。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る天候が良ければ、フィッツロイ山はエルチャルテンの街からも眺める事が出来ます。トレッキングなどをしない観光客に大人気なのが、車のロータリー内に設置している町の看板とのツーショットの景色です。バスターミナルすぐ近くなので、到着や出発のタイミングにも見ることが出来る必見の絶景です。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る本格的なトレッキングはちょっと心配な方におススメなのが、町の南側にあり、バスターミナルからも徒歩で往復約2時間程で楽しめる「ロス・コンドレス丘へのトレッキングコース」です。国立公園管理局&ビジターセンターの施設の裏側にコース入り口があり、山頂からは街を手前に、奥にはフィッツロイ山がそびえる壮大な景色を見ることができますよ。
※注意事項
・文章内の歩行時間はあくまで目安です。時間の余裕を持って計画しましょう。
・日帰りトレッキングでも水、行動食、防寒着、レインウェア、地図、ヘッドランプなどは携行するようにしましょう。
・泊まりのトレッキングではテント、寝袋、水、食料、防寒着、レインウェア、地図、ヘッドランプは携行必須です。
強風や悪天候で有名なパタゴニアでは、写真でよく見るような絶景を見るためには、なかなかの強運が必要です。確実に見るにはエル・チャルテンの町で好天を待つか、フィッツロイ山周辺のエリア内には、3つの無料で利用可能なキャンプ場(カプリ湖 / ディ・アゴスティーニ / ポインセノット)があるので、トレッキングを楽しみながら数日滞在するかのいずれか。
いずれにせよ、余裕のある旅行計画でフィッツロイ山の絶景を楽しんでみて下さい。
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
藤谷 ぽきお
大分県別府市在住。別府八湯で88の温泉を制覇した温泉名人。80日間の世界一周トラベラー。LCC長期旅のトラベラー。別府・由布院・大分県内・九州各地や北アルプス・立山・その他の登山・トレッキングの旅を3…
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