写真:土庄 雄平
地図を見る愛知県を代表するお菓子と言えば、何を想像するでしょうか?一般的には、名古屋の"ういろう"や焼き菓子の定番"なごやん"かと思いますが、三河地区では専ら、藤田屋の「大あんまき」の名前が挙がります。元々、知立発祥のこのお菓子ですが、今では愛知県内の主要な駅でも支店が設けられる程、愛知全体に浸透し、多くの人に親しまれています。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな「大あんまき」の起源は江戸時代。かつて東海道の要所であった知立には、当時、広大な田畑が広がっており、小麦作りが盛んでした。そして、その小麦を効果的に消費しようと考案されたのが、同じく畑で取れる小豆を塩あんにして、大きく伸ばした生地の中へ挟む食べ方。
安価ながら食べ応えが抜群で、もちもちの生地と素朴な甘さの餡子の組み合わせは、東海道を往来する旅人や知立神社の参拝客にとても好まれ、彼らの口コミから「大あんまき」は、瞬く間に三河地区を代表するローカルフードの地位を確立しました。
写真:土庄 雄平
地図を見る現在でも、かつての"大あんまき"の伝統を守り続けて、地域の胃袋を掴み続けている名店こそ知立市の国道1号バイパス沿いにある「藤田屋本店」です。名古屋から車で1時間ほど。ドライブインとして営業しており、店内で作られたばかりの"大あんまき"がカウンターに並んでいます。ラインナップは定番のあずき、白あんに加えて、チーズ、カスタードの4種類!
写真:土庄 雄平
地図を見るあずきは、つぶつぶとした食感が特徴的で豊かな甘さと、モチモチ生地のマッチングが病みつきになる美味しさ。一方で、白あんは少しあっさりとして、滑らかな舌触りが特徴的。どちらも絶品かつ190円と安価なので、両方購入したいところ。
よりクリーミーで濃厚な味が好みなら、チーズやカスタードを注文するのがおすすめ。また、愛知大学と共同開発したクリームオレオあんまきも絶品です!
なお、お持ち帰りもできますが、店の外には日陰のベンチが設けられているため、その場で食べることも可能です。
写真:土庄 雄平
地図を見る前述してきた通り"大あんまき"の老舗名店「藤田屋本店」ですが、実はあんまき以外に、幅広い料理を揃えた食堂も営業している点が面白いところ。そしてこちらも、あんまきと同様、コスパ抜群で大満足の内容となっているため、地元のサラリーマンやお年寄りに愛される地域の台所となっています。
何と言っても凄いのは、日替わりランチのクオリティーとボリュームです。海鮮ちらし、そば、てんぷらなど、メインを張れる料理が3つも付いて、なんと800円というのだから驚き!海鮮ちらしは、マグロとホタテ、サーモンやアナゴなどバリエーション豊かなお刺身がふんだんに乗った豪華すぎる逸品です。
写真:土庄 雄平
地図を見る"名古屋めし"に注目が集まりがちな愛知県ですが、実は名古屋以外でも、個性的かつ絶品ローカルフードが数多く存在します。その代表の一つが、今回紹介した知立・藤田屋本店の「大あんまき」!
"美味しく、食べ応えがあり、そして安い!"末永く地域に愛されるこの名物は、愛知を訪れたら一度は食べたい絶品お菓子と言えるでしょう。また、あまり知られていないものの、そんな藤田屋が手掛けるコスパ抜群の食堂ランチも要注目です!
名古屋のみならず、独自のグルメを数々有している愛知県・三河地区まで、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
住所:愛知県知立市山町小林24-1
営業時間:8時〜22時
電話番号:0566-81-1284
アクセス:名古屋から車で1時間、三河知立駅から徒歩10分
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/11更新)
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