写真:万葉 りえ
地図を見る神代の時代に二人の神が発見したという有馬温泉。古くから名湯として知られていましたが、とくに太閤秀吉は配下のものを引き連れて何度も訪れたほどお気に入りの温泉でした。
日本三古泉だけでなく日本三名泉にも選ばれているこの有馬温泉があるのは神戸市北区。神戸の中心である三宮(さんのみや)からならわずか30分!さらに大阪や京都からでも1時間という近さなのです。アクセスが良いうえに名湯、しかも湯の町の風情がたっぷり残っているので、世界中から年間180万人が訪れるというのもうなずけますよね。
写真:万葉 りえ
地図を見るこの大人気の温泉街で注目していただきたい店が、有馬温泉の湯本坂という観光のメインの通りにあります。2019年の8月31日〜9月1日に横浜で開催された「ジェラートワールドツアージャパン2019横浜」。そのコンテストで優勝したのが「アリマ ジェラテリア スタジオーネ」です。
写真:万葉 りえ
地図を見るコンテスト優勝のジェラートは「塩マスカルポーネきんかん香る甘酒仕立て」。和製のチーズケーキを感じさせながらも、きんかんなどでさわやかさも楽しめる一品です。
他にも店頭には様々なジェラートが並びますが、どれも店内奥の工房で手作りされています。六甲山麓の酪農家から届く濃厚な牛乳に厳選した素材を組み合わせて生まれてくる美味しさ。入浴の後や街散策の休憩でぜひ立ち寄ってください。
<アリマジェラテリアスタジオーネの基本情報>
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1163
電話番号:078-907-5468
営業時間:10:00〜17:00
写真:万葉 りえ
地図を見る江戸時代には「有馬千軒」と言われるほど旅館や店がならんでいたという有馬温泉。時代が移れば大きなホテルが何軒も建つようになり、そこで華やかな宴も開かれてきました。そんな宴でかかせない存在だったのが芸妓さん。
写真:万葉 りえ
地図を見るその有馬の華やかな雰囲気を味わえるのが、ご紹介する「一糸・いと」です。ここは現役の芸妓さんが開いている店で、昼のカフェタイムでは有機栽培コーヒー等をお飲みいただけます。
それだけではありません。写真をご覧になればステージがあることにお気づきでしょう。第一第三土日は、ここで芸妓さんが艶やかに舞う姿がワンドリンクで見られるのです。さらに一緒の写真撮影も可能。
写真:万葉 りえ
地図を見る芸妓さんと過ごすなんてなかなかできないこと。ここ有馬でぜひ体験してみてください。
<一糸の基本情報>
住所:兵庫県神戸市北区有馬町821
電話番号:078-904-0197
カフェタイム:11:00〜15:00
定休日:水、木曜日
写真:万葉 りえ
地図を見るグリコのおもちゃデザイナーと、岡山の玩具博物館の館長、そして有馬の温泉旅館の主人の夢が重なってできたのが、2003年に開館した「有馬玩具博物館」です。収集は約4000点で、日本では珍しいイギリスで生まれたからくり「オートマタ」も充実しています。
テーマ別に4つのフロアで展示しているのですが、その中でも圧倒されるのが最初の見学フロアになっているドイツの伝統的おもちゃでしょう。
写真:万葉 りえ
地図を見る特にクリスマス関連の充実度は素晴らしく、細部にまで見入ってしまう精巧な工芸品が並びます。大きなものから手のひらに乗る小さなものまで、幻想的なクリスマスの世界にたっぷり浸ってください。
写真:万葉 りえ
地図を見るそして下の階には大きなドイツ製の鉄道模型もあり、時間が来れば走る姿も見られます。ヨーロッパの町を走り抜けるジオラマ。物語の中に連れて行ってくれそうな世界に時を忘れてみませんか。
<有馬玩具博物館の基本情報>
住所:兵庫県神戸市北区有馬町797
電話番号:078-903-6971
開館時間:9:30〜18:00(不定休)
写真:万葉 りえ
地図を見る店構えもレトロな街の雰囲気にあうのですが、取り扱っている商品のパッケージもレトロおしゃれな商品が揃うのが亀のマークの吉高屋です。様々な製品が作られているのですが、一番にお勧めしたいのは「カメ印美肌石鹸」!見た目がレトロなだけではありません。無着色無香料無添加、防腐剤などなし。しかも有馬の温泉水を配合して、時間をかけて作り上げる自然熟成製法です。コラーゲンなど保湿成分もいっぱい。
おしゃれで質が高いとして「神戸セレクション」「五星ひょうご」をダブル受賞しています。店舗はいくつかあるので、このリピート率抜群の石鹸は購入を忘れずに。
<吉高屋の基本情報>
アクセス:神戸電鉄有馬温泉駅前 他にも店舗あり
写真:万葉 りえ
地図を見るさて、デートで訪れたならちょっとおしゃれな店で昼食を取りたい…次にご紹介する「フィッシュハウスカフェ」はそんな願いもかなえてくれる2019年10月オープンの店です。
写真:万葉 りえ
地図を見るご覧いただいている料理が、ここの看板メニュー「魯肉飯(ルーロー飯)とキーマカレーのあいがけ」です。ルーロー飯とは豚肉の煮込みをかける台湾の料理。それとキーマカレーが不思議とマッチするのですが、そこに有馬特産の山椒をかけて食べるというのがポイント。山椒の風味が引き立てあう、有馬ならではのコラボ料理を味わってください。
なを、こちらではJALのファーストクラスで出されているチーズケーキもいただけます。お茶の時間だったら、そちらもぜひ。
店頭で店番をしている豆柴の福ちゃんが目印です。
<フィッシュハウスカフェの基本情報>
住所:兵庫県神戸市北区有馬町字有馬827
電話番号:078-907-6115
定休日:水曜日
写真:万葉 りえ
地図を見る灘五郷があり日本酒も美味しい神戸ですが、有馬温泉では地ビールもお薦めです。湯本坂にあるARI MARCHEには有馬や兵庫県のお土産が揃うのですが、一番人気が「有馬麦酒」です。このビールは六甲山の伏流水に、なんと日本酒に最適の酒米と言われている「山田錦」も使ってつくられている有馬温泉限定品種。運転されない方なら湯本坂にこのビールを味わえるお店もありますよ。
<ARI MARCHEの基本情報>
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1162
アクセス:有馬温泉駅から徒歩約8分
定休日:水曜日
写真:万葉 りえ
地図を見るそして有馬温泉のお土産として有名なのが、温泉の炭酸成分を使って昔から作られてきた「炭酸せんべい」です。三津森本舗はその元祖の店で、有馬町内にいくつも店があります。その中で今回お薦めするのは湯本坂にある「おまんじゅうの店三津森」です。
有馬は太閤秀吉が何度も訪れて茶会も開いていたという文化が残る土地。現在でも、秋になると「有馬大茶会」を楽しみにしている人も多いのです。茶会とくれば美味しい生菓子が外せません。こちらでは生菓子とお茶が店内でいただけるのですが、リーズナブルな価格も見逃せません。
<おまんじゅうの店三津森基本情報>
電話番号:078-904-0107
写真:万葉 りえ
地図を見るまだまだご紹介したい店はあるのですが、最後に「瑞宝寺公園」をご紹介しておきましょう。
ここはその美しさに太閤秀吉がいつまで見ていても飽きないと褒め称えたことから「ひぐらしの庭」と呼ばれる場所です。京都の伏見城から移築したといわれている山門もあり、有馬大茶会で野点が行われるこの公園。華やかだった秀吉の茶会を想像しながら、散策してみるのも一興です。
1400年も前から、天皇をはじめその時代の権力者や著名人を虜にしてきた有馬温泉。有馬温泉駅から徒歩5分には「金の湯」があり、神戸市営なのでだれでも気軽に名湯につかることができます。
この有馬温泉の湯が赤いのは鉄分がたっぷり含まれているからなのですが、塩分と炭酸成分も高濃度で含まれており、3つの成分が豊かな珍しいお湯です。それだけではありません。国が療養泉として定めている9つの成分のうち、なんと7つもの成分を有している世界的にも希少な温泉なのです。
さあ、今度の休みは、600万年という歳月をかけて湧き出す豊かな湯と魅力的な店もあり人気も冷めない有馬温泉をメインに旅の計画を立ててみませんか。
※関連MEMOにある有馬温泉観光協会のホームページでは、一糸の芸妓さんの姿もご覧いただけます。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
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(2024/3/19更新)
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