写真:櫻井 れき
地図を見るみなさんは「ミイラ」と聞くと、どんなイメージがパっと浮かびますか?
「神秘的で興味深い」「ちょっと怖い……」など、いろいろでしょう。東京上野の国立科学博物館・地球館で開催中の「特別展 ミイラ」は、“ミイラを科学する”がテーマ。最新科学で分析された世界の43体のミイラたちが、“どう生きて、どんな背景でミイラになったのか?”がわかりやすく展示されています。
写真:櫻井 れき
地図を見る世界のミイラはそれぞれ地域ごとに分類され、館内各エリアにて、ガラスケースで展示されています。各エリアでは、ミイラづくりの技術や保存方法などが映像で紹介されているほか、ミイラと同時に発見された副葬品なども展示。その地域における歴史的背景などが、じっくり学べます。
そして、最先端技術によって明らかになった、ミイラの文化的な価値や人類の死生観などを知ることで、今まではわからなかったミイラの謎に迫ることもできます。
写真:櫻井 れき
地図を見る展示されているミイラは、自然にミイラになったものや人工的につくられたものなど、地域や文化によって背景が異なります。
のちの時代に発掘され、当時の技術で保存されたミイラや、自らがミイラになって手厚く葬られたミイラ、まだまだ謎が解明されていないミイラなど、そのタイプはさまざまです。
写真:櫻井 れき
地図を見るミイラといえば真っ先に頭に思い浮かぶのが、リネンでぐるぐる巻きにされた姿が特徴的な、古代エジプトのミイラではないでしょうか?
「古代エジプトのミイラ」エリアには、棺に入っていたミイラや子どものミイラ、猫のミイラなど、精巧な技術によって保存されているミイラが展示されています。
エリア中央にある「ベンジュの棺」は、このタイプの棺の中では最も美しいとされ、神秘的なオーラを放っています。
写真:櫻井 れき
地図を見る「南北アメリカのミイラ」エリアには、インカ帝国時代のミイラが展示されています。
展示されている「チャチャポヤのミイラ」は、遺体を木綿布で包み、顔部分に刺繍をほどこした“ミイラ包み”という技法が使われているのが特徴。湿度が高く、遺体の保存に適さない熱低雨林地方ならではの技法ではないかといわれています。
一見人形のようにも見えて、中にはかわいらしい顔に見えるミイラも。
写真:櫻井 れき
地図を見る「オセアニアと東アジアのミイラ」エリアには、日本人のミイラが展示されています。
注目度が高いのは、「即身仏」と呼ばれるミイラ。「即身仏」は、位の高い僧侶が自らミイラとなることで、肉体を残したまま悟りを開き「仏化」するという、究極の“行”です。
「特別展 ミイラ」には、福島県「貫秀寺」に安置されている「弘智法印・宥貞の即身仏」が展示されています。さらに、学問的な探求心で自らミイラになったといわれる、貴重な日本人のミイラの姿も。
写真:櫻井 れき
地図を見る展示室に併設されたショップでは、「特別展 ミイラ」に関連した、さまざまなおみやげを購入することができます。
写真:櫻井 れき
地図を見るショップ内には、書籍をはじめ、ミイラをモチーフにしたキーホルダーやクッション、ぬいぐるみなどのグッズや装飾品など、個性的なアイテムがズラリ。
写真:櫻井 れき
地図を見るユニークな絵柄の「特別展 ミイラ プリントクッキー」は、手土産に喜ばれるかも?
写真:櫻井 れき
地図を見る「特別展 ミイラ」は、さまざまな角度からミイラの不思議が学べる、貴重な展覧会です。ミイラの魅力にますますハマッてしまうかも?
住所:東京都台東区上野公園
電話番号:03-5777-8600
アクセス:
JR「上野駅」(公園口)より徒歩5分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」(7番出口)より徒歩10分
京成線「京成上野駅」(正面口)より徒歩10分
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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