2019年秋「まるごと美術館」限定公開!京都「本満寺」写真と寺院の共演

2019年秋「まるごと美術館」限定公開!京都「本満寺」写真と寺院の共演

更新日:2019/11/06 17:08

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 日本深掘りサイクリスト、アウトドアフォトグラファー、B級グルメ探訪家
普段公開されない寺院へアート作品を展示して、京都市上京区を盛り上げる試み「まるごと美術館」。2019年秋は11月1日〜12月8日まで期間限定公開です。今回の目玉は、初公開となる「本満寺」!今活躍する4人の写真家の作品が寺院内に斬新に展示されます。寺院という空間で自己を表現するアーティスト、そのアーティストによって新たな魅力が見出だされる寺院。唯一無二のコラボレーションは必見!
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枡形商店街から歩いてすぐ!「本満寺」初公開

枡形商店街から歩いてすぐ!「本満寺」初公開

写真:土庄 雄平

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今回紹介する本満寺が位置するのは、京阪出町柳駅から北西に約10分ほど歩いた賀茂川のほとり。出町柳の名物「枡形商店街」からすぐ近くの場所にこじんまりと佇んでいます。

かつて後奈良天皇の勅願寺であり、戦国武将・山中鹿之助の墓を有すほか、江戸時代には徳川吉宗公の病気平癒を祈った場として、将軍家の祈願場に選ばれるなど由緒ある古刹です。

枡形商店街から歩いてすぐ!「本満寺」初公開

写真:土庄 雄平

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しかし、今まで観光用に開かれたことはなく、これまで拝観することが不可能でした。そんな知る人ぞ知る名刹ですが、2019年秋の「まるごと美術館」(11/2〜12/7)にて初公開されることが決まり、話題を読んでいます。

今活躍する4人の写真家が、各々の写真を寺院空間を斬新に使いながら、インスタレーションとして表現します。今まで非公開の寺院内部は勿論のこと、アーティストがどのように自らの作品を寺院に落とし込むのかにも要注目です!

写真を通じて見えてくる!アイデンティティや内面性

写真を通じて見えてくる!アイデンティティや内面性

写真:土庄 雄平

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こじんまりとした本満寺のお堂の各部屋には、それぞれの写真家のアイデンティティとも言える切実な心情が吐露された作品が並びます。八木玲子氏の作品「Inherited consciousness : My father」は、自分が生まれ育った家の注連縄の伝統、それに従事する父親の姿を見てくる中で、一見手間のかかることの意味、そしてそこから養われる人間の内面性へフォーカスしています。
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写真を通じて見えてくる!アイデンティティや内面性

写真:土庄 雄平

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水渡嘉昭氏が題材とするのは、海外で2年間一緒に暮らしたという友人Samの写真。見ず知らずの地で、全くの赤の他人と送った一期一会の共同生活を白黒写真として展示しています。

国籍も年齢も違うものの、すぐに意気投合し、時には口喧嘩をしながらも尊敬し合い、一緒に暮らすことができたのはどうしてだろう?その不思議な体験を通じて、希薄になりつつある現代の人と人の繋がりへ、一つの答えを提示した作品と言えるでしょう。

写真を通じて見えてくる!アイデンティティや内面性

写真:土庄 雄平

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楠本涼氏が、人生の大半を日本舞踊に投じた舞踊家やまとふみこさんと、若き弟子たちに迫った写真作品にも注目です。世間体や競争にとらわれず、自ら価値のあるものを探し、全力を注ぐ舞踊人の姿は、この現代社会で行おうと思っても中々出来ない行為。

著名=価値じゃない。誰が何と言おうが、自分が己の判断軸で決めたことを、とことん突き詰めたら良いじゃないか!?物事に先入観を持たず、自分なりの視野を持てば良い。このように多くの示唆を与えてくれる作品になっています。

オーロラを使った壮大なインスタレーション!「光の墓」が必見

オーロラを使った壮大なインスタレーション!「光の墓」が必見

写真:土庄 雄平

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本満寺に展示される写真アートのなかで、目玉と言えるのが中川剛志氏の作品「光の墓」でしょう。本満寺のお堂の一番奥側の暗室内に展示されています。部屋の中へ入ると、たくさんの光に灯された写真と、正面には大きなモノクロの写真が!

実は、22歳で父親を亡くした作者が「なぜ私たちは生まれ、なぜ死ぬのか」と葛藤しながら、アイスランドを旅した時に見たオーロラを基にしたインスタレーションとなっています。

オーロラを使った壮大なインスタレーション!「光の墓」が必見

写真:土庄 雄平

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日本より圧倒的に過酷な環境にあり、一歩間違えば死が眼前に迫るほどの吹雪。極度の環境に身を置いたことで、作家自らの内面にあった死のイメージが塗り替えられ、"あの世とこの世を繋ぐ光"と言い伝えられるオーロラへ安寧を求め、その欲求をお墓という形に帰結させたのです。

ネガティブな死という事象を、安堵の対象として新たな見方で再構築する。寺院という場で、それを表現するからこそ、より説得力が増すのではないでしょうか?

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寺院空間を新たに解釈!まるごと美術館・本満寺が必見

寺院空間を新たに解釈!まるごと美術館・本満寺が必見

写真:土庄 雄平

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2019年秋開催の"まるごと美術館"で初公開される「本満寺」では、従来の観光とはまた違った視点から、お寺を感じることができ、そこに展示された写真作品を通じて、多くの示唆を得ることができます。ぜひ、京都市上京区という地ならではの、唯一無二のコラボレーションを体感しに行ってみませんか?

寺院空間を新たに解釈!まるごと美術館・本満寺が必見

提供元:まるごと美術館 運営事務局

https://www.kyoto-marugoto.com地図を見る

なお"まるごと美術館"の本格的な会期は11/16〜12/8。現在公開されている本満寺・本法寺・妙覺寺の3会場に合わせて、7箇所の寺社仏閣でも展示がスタートします。全ての会場が普段非公開で、中には紅葉やライトアップが素晴らしいスポットもあるので要注目です。

本満寺の基本情報

住所:京都府京都市上京区鶴山町 今出川上2丁鶴山16
時間:10時〜16時(11/2〜12/7限定公開)
拝観料:800円
電話番号:075-231-4784
アクセス:京阪・出町柳駅から徒歩5分、地下鉄・今出川駅から徒歩15分

【出展アーティスト/作品】
八木玲子:Inherited consciousness : My father
水渡嘉昭:Sam
楠本涼:もうひとつの連獅子
中川剛志:光の墓

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/11/04 訪問

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