伝統の温泉街で湯治旅!青森・温湯温泉「後藤温泉客舎」

伝統の温泉街で湯治旅!青森・温湯温泉「後藤温泉客舎」

更新日:2019/11/22 09:59

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 日本深掘りサイクリスト、樹氷を愛する登山家、B級グルメ探訪家
かつて青森県津軽地方では宿に内湯が無く、宿泊客は近くの温泉へ湯治に通う風習がありました。その文化を象徴する「客舎」と呼ばれる建物が現在でも僅かながら残っています。今回紹介する黒石・温湯温泉の「後藤温泉客舎」は、その代表的な存在。共同浴場・鶴の名湯に隣接するレトロで風光明媚な建物は温泉街の顔となっており、マニアな温泉客から愛されています。昔ながらの湯治旅を、ゆったりと青森で楽しんでみませんか?
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津軽の伝統が根付く!素朴な魅力が光る「黒石」

津軽の伝統が根付く!素朴な魅力が光る「黒石」

写真:土庄 雄平

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青森県黒石市は、青森県第二の都市・弘前市のやや北東に位置するこぢんまりとした町。誰もが目を止めるような一大観光地を有しているわけではないものの、津軽地方の伝統が根付き、素朴な魅力が光る風情あるエリアです。

津軽の伝統が根付く!素朴な魅力が光る「黒石」

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例えば黒石の中心部には、江戸時代からの伝統的建造物「こみせ」のアーケードが現存しています。その建物自体も圧巻ですが、そこで開かれる朝市は、地元の人の温かさと津軽の豊かさを感じさせてくれる黒石ならではの日常風景と言えるでしょう。

津軽の伝統が根付く!素朴な魅力が光る「黒石」

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また、そんな「中町こみせ通り」では、8月のお盆前後に日本三大流し踊り祭りの一つ「黒石よされ祭り」が開かれ、大いに賑わいます。地元の方のみならず、遠方から訪れた人にもウェルカムな姿勢で、参加者がみな一体となって楽しむことができますよ!ここにも、黒石の人々の温かさや活気を感じ取ることができます。

<中町こみせ通りの基本情報>
住所:青森県黒石市大字中町
アクセス:黒石駅から徒歩5分

黒石市街から車で15分!温湯温泉「後藤温泉客舎」

黒石市街から車で15分!温湯温泉「後藤温泉客舎」

写真:土庄 雄平

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そんな津軽の良さが根強く残る黒石市のやや東部に位置するのが、今回紹介する温湯(ぬるゆ)温泉。かつて明治時代には、青森を代表する温泉地として多くのお客さんで栄えましたが、今では落ち着いた雰囲気の鄙びた温泉街となっています。

黒石市街から車で15分!温湯温泉「後藤温泉客舎」

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国道102号線から小さな路地を入っていくと、共同浴場・鶴の名湯が現れ、その周囲に宿が立ち並びます。小さな区画ですが、ホッと心が安らぐような趣ある佇まいです。その中で、鶴の名湯の左手に隣接して立っているのが、今回紹介する「後藤温泉宿舎」!黒石中心部と同じ"こみせ"建築となっており、温湯温泉のトレードマークと言える建物です。

黒石市街から車で15分!温湯温泉「後藤温泉客舎」

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かつて津軽地方では、温泉街の宿は内湯がない"客舎"というスタイルが一般的で、宿泊客はその"客舎"に長期滞在しながら、外湯へ通う湯治文化が定着していました。この「後藤温泉客舎」は、この温湯温泉へ湯治に訪れたお客さんで栄え、青森県に現存する希有な"客舎"として知られています。

そんな「後藤温泉客舎」は今でも宿泊することが可能です。前述の説明から、少しハードルが高いと思われる方がいるかもしれませんが大丈夫!実は1泊3500円と、ゲストハウスのように気軽に宿泊することができるのです。

貴重な江戸時代の台所も!風情ある客舎建築と庭園

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写真:土庄 雄平

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それでは後藤温泉宿舎の中へ入っていきましょう!まず正面玄関を入ると、早速こみせ風の吹き抜けの廊下が現れます。時代を感じさせる木材と、その匂い。とても情緒がありますね。

ここから各部屋がふすまで仕切られており、宿泊者には一部屋割り振られます。お部屋は畳に六畳ほどに、布団が置かれた簡素なもの。しかしながら、過度に装飾されず、昔ながらの佇まいの方が、むしろ落ち着くことができるでしょう!

貴重な江戸時代の台所も!風情ある客舎建築と庭園

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さて、その一方、部屋から出て建物の裏手へ回ってみると、驚きの光景が!なんと後藤温泉宿舎の裏手には綺麗なお庭が整えられ、その奥にはもう一棟年季の入った建物が現れます。

実は、正面からは分かりにくいですが、このお宿は建物2棟の間に庭園を挟むという奥行きのある造りになっているのです。ガラスをふんだんに用いた外観が特徴的!左には立派な松・右には季節の花々が咲き、趣抜群ですね。

なお、この奥側の建物は女将さんの住居兼、仕事場であり、こちらに宿泊はできませんが、一部見学可能。2Fから見る温泉街の風景も素晴らしいので、ぜひ一度眺めてみて下さいね。

貴重な江戸時代の台所も!風情ある客舎建築と庭園

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また湯治文化の名残を色濃く残しているのが、客舎にある台所です。実は、かつて湯治が流行していた時代には、客舎に長期滞在するのが通例でした。そのため、宿泊者は自ら自炊し、節約しながら生活していたのです。

後藤温泉客舎の台所は、石堀の洗い場があるので必見!この客舎が建てられた江戸時代から伝わる貴重な歴史資料でもあります。

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鶴の名湯で極楽!黒石名物「つゆ焼きそば」を食べよう

鶴の名湯で極楽!黒石名物「つゆ焼きそば」を食べよう

写真:土庄 雄平

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前述したとおり、このお宿は「客舎」のため、お宿に内湯がありません。宿泊者には、隣接する「鶴の名湯」の温泉券がもらえるため、そちらに入りに行きましょう。

この温泉は、黒石温泉郷を代表する共同浴場です。青森には有名な温泉が多く、その陰に隠れてあまり知られていないものの、わざわざ遠方から訪れる人もいる程の極上湯!白色でスベスベとした肌触りが気持ちよく、一度入れば身体がぽっかぽかになりますよ。

<鶴の名湯 温湯温泉の基本情報>
住所:青森県黒石市大字温湯鶴泉79
時間:4時〜22時
電話番号:0172-54-8591
アクセス:後藤温泉客舎に隣接

鶴の名湯で極楽!黒石名物「つゆ焼きそば」を食べよう

写真:土庄 雄平

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後藤温泉客舎では夕食付きのプランがなく、自炊か外へ食べに行く必要があります。昔ながらの湯治の文化に浸る自炊も良いですが、せっかくなら黒石ならではのご飯を頂きましょう!

温湯温泉から徒歩5分ほど歩いた場所にある食堂・ドライブイン西十和田では、黒石名物「つゆ焼そば」を食べることができます。元々、この地方でおやつ代わりに食べられていたという、焼そばに和風つゆをかけたB級グルメ。

一見、美味しいのだろうか?と疑ってしまいますが、これが思わず笑みが溢れる美味しさ!ソースの香り、和風つゆの優しい味。これが絶妙に合うのです。ぜひ一度食べてみてくださいね!

<ドライブイン西十和田の基本情報>
住所:青森県黒石市大字温湯長漕7-4
時間:9時30分〜19時
電話番号:0172-54-8134
アクセス:後藤温泉客舎から徒歩5分

鶴の名湯で極楽!黒石名物「つゆ焼きそば」を食べよう

写真:土庄 雄平

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趣のある宿・極上の温泉・黒石グルメ。この三位一体を満喫して、温かいお布団へ入る!これぞ最高の一日の締めくくり、そして温泉旅の醍醐味です。明日の旅行へ思いを馳せながら就寝しましょう。

翌朝の楽しみ方!黒石・温湯温泉で癒しの湯治旅を

翌朝の楽しみ方!黒石・温湯温泉で癒しの湯治旅を

写真:土庄 雄平

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それでは翌朝の楽しみ方について、最後に紹介します。まず一つ目は朝風呂です!鶴の名湯は、早朝4時から営業しており、料金250円と安いため、気軽に楽しむことができますね。

また、客舎でくつろぐのもオススメ!いつまでも眺めていたくなる趣ある建物と庭園は、このお宿に泊まった特権です!お庭にはワンちゃんや、たまに現れる名物猫もおり、その姿に癒されます。のんびりと、地元の日常風景に溶け込む。素晴らしいひとときを過ごしてくださいね。

翌朝の楽しみ方!黒石・温湯温泉で癒しの湯治旅を

写真:土庄 雄平

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また温泉街を散歩してみるのも良いでしょう。近くにある薬師寺には、石割楓という樹齢500年の大木があり必見!人もおらず静かで、近くに流れる川の音も相まって、とても風情がありますよ。

<石割楓の基本情報>
住所:青森県黒石市大字温湯鶴泉12-4
電話番号:0172-54-8365
アクセス:後藤温泉客舎から徒歩2分

翌朝の楽しみ方!黒石・温湯温泉で癒しの湯治旅を

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鄙びた温泉街・温湯温泉の名物宿「後藤温泉客舎」。そこには古き良き温泉旅の伝統と、質素だけど極上な時間が根付いています。青森では浅虫温泉や八甲田山麓のヒバ造りの温泉へ焦点が当たりがちですが、一度黒石温泉郷をチョイスして、後藤温泉客舎へ泊まってみてはいかがでしょうか?きっと再訪したくなるほど、癒しの旅になるはず!

後藤温泉客舎の基本情報

住所:青森県黒石市温湯字鶴泉23
電話番号:0172-54-8318
アクセス:黒石市街から車で15分。弘南バス・黒石〜温川線(板留経由)に黒石駅前で乗車、温湯下車後、徒歩5分。

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/11−2019/08/16 訪問

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