宮崎の人たちの心の拠り所 神武天皇を祀る「宮崎神宮」

宮崎の人たちの心の拠り所 神武天皇を祀る「宮崎神宮」

更新日:2019/11/23 16:42

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨
宮崎市街地の中心部から少し北に行ったところに、深い木立に包まれて宮崎神宮が鎮座しています。初代天皇である神武天皇を祭神として祀り、「神武さま」と呼ばれて宮崎の人々の篤い信仰を集める神社です。初詣や例祭、流鏑馬などのときには大勢の参拝者で賑わいますが、普段の境内は凛として静かな空気に満たされています。宮崎の人たちの“心の拠り所”と言ってもいい「宮崎神宮」、訪ねてみませんか。
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初代天皇である神武天皇を祀る「宮崎神宮」

初代天皇である神武天皇を祀る「宮崎神宮」

写真:沢原 馨

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初代天皇である神武天皇の即位前の名は「神日本磐余彦天皇(かむやまといわれひこのすめらみこと)」、天照大御神(あまてらすおおみかみ)から五代目に当たります。父は鵜戸神宮の祭神である「鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと)」、母は「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」です。

神日本磐余彦天皇は青年期までは日向(今の宮崎)の地に暮らし、政(まつりごと)を行っていましたが、皇威によって全国を平定するため、四十五歳のときに大和の地を目指して日向を出発します。日向を出て七年、ついに大和を平定し、橿原(かしはら)に宮を建てて第一代の天皇に即位されるわけです。世に伝わる「神武東征」ですね。
※ここでは「神武東征」についての詳しい説明は省略します。興味のある方はご自分で調べてみましょう。

宮崎神宮は、その神武天皇を主祭神として祀り、相殿に鵜葺屋葺不合命と玉依姫命を祀っています。地元では「神武さま」と呼ばれ、篤い信仰と崇敬を集める神社です。

初代天皇である神武天皇を祀る「宮崎神宮」

写真:沢原 馨

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社伝によれば、神武天皇の孫に当たる健磐龍命(たけいわたつのみこと)が神武天皇の遺徳を讃えるために鎮祭したのが宮崎神宮の始まり。その後、日向を治めた武将たちからも篤い崇敬を受け、幾度かの社殿造営が行われて、その歴史を刻んできました。

現在の社殿が建てられたのは明治40年(1907年)のこと。昭和15年(1940年)には神武天皇即位二千六百年に合わせて境域の拡張工事が行われました。現在、境内地の面積は約25ha、社殿は深い木立に包まれ、神武天皇を祀るに相応しい厳かさで鎮まっています。

清楚で簡潔な印象の境内、厳かな気持ちで参拝しよう

清楚で簡潔な印象の境内、厳かな気持ちで参拝しよう

写真:沢原 馨

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真っ直ぐに延びた参道は木立に包まれて美しい佇まいを見せています。先を急がず、ゆっくりと歩を進めたいものです。

社務所前の駐車場から拝殿に向かうと参道の途中に抜け出てしまいますが、二の鳥居まで戻って、入口から参道を歩いてみましょう。木々に包まれて伸びる参道の佇まいが素晴らしいですよ。

清楚で簡潔な印象の境内、厳かな気持ちで参拝しよう

写真:沢原 馨

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境内地内は正門、拝所、幣殿、神殿が直列に並び、広々として、清楚で端正な印象の中に神域らしい凛とした空気が漂います。社殿は銅板葺きの神明造り、華美を抑えた簡潔な姿に厳かな風格が感じられます。

清楚で簡潔な印象の境内、厳かな気持ちで参拝しよう

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神殿や幣殿、相殿は深い木立に守られるように建っています。拝所に立って幣殿を臨めば、自ずと心は静まります。厳かな気持ちで参拝しましょう。

宮崎神宮の建築物は国の登録有形文化財

宮崎神宮の建築物は国の登録有形文化財

写真:沢原 馨

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宮崎神宮の社殿は、神武天皇御降誕記念大祭事業の一環として明治32年(1899年)から明治40年(1907年)にかけて造営工事が行われ、建て替えられたものです。日本建築史の創始者としても知られる建築家、伊東忠太が設計、日本建築の巨匠として知られる佐々木岩次郎が監督を担いました。

神殿や幣殿、拝所、正門など、宮崎神宮の建造物群は、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として平成22年(2010年)に国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。近代の社寺建築に興味のある方にとっても、ぜひ訪ねてみるべきところでしょう。

宮崎神宮の建築物は国の登録有形文化財

写真:沢原 馨

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正門の手前の参道脇、木立の中に神社には似つかわしくないような洋館が建っています。これは徴古館(ちょうこかん)。これも明治の造営工事の際に併せて建てられたもので、同じく国の登録有形文化財(建造物)です。

本来は宮崎神宮の宝物や各種資料の保存、展示のために建てられたものですが、今は本来の目的を宮崎県総合博物館に譲り、貴重な建築遺産として残されています。外観を見ることができるだけですが、ぜひ見学していきましょう。

宮崎神宮の建築物は国の登録有形文化財

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正門の左右に伸びる玉垣も明治の造営工事で造られたもの。もちろん国の登録有形文化財(建造物)です。玉垣の総延長は119m、神域を守る大切な建築物です。

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五所稲荷神社から神池周辺へも足を延ばそう

五所稲荷神社から神池周辺へも足を延ばそう

写真:沢原 馨

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参道入口、二の鳥居の東側に朱い鳥居が建っています。その先、神池の辺に五所稲荷神社が祀られているのです。五所稲荷神社の創建年代は不明ですが、古くから五穀豊穣や商売繁盛の守護として信仰されてきた神社です。併せて参拝していくといいでしょう。

五所稲荷神社から神池周辺へも足を延ばそう

写真:沢原 馨

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小さな鳥居が並ぶ景観もなかなか印象的。ついカメラのレンズを向けたくなってしまいますね。並ぶ鳥居の横に蘇鉄(そてつ)の姿が見えるのは、いかにも宮崎の神社らしい光景でしょう。

五所稲荷神社から神池周辺へも足を延ばそう

写真:沢原 馨

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神池の横で大きく枝を広げる藤棚は「宮崎神宮のオオシラフジ」。国指定天然記念物の藤です。毎年四月中旬に真っ白な花を咲かせ、見事な景観を見せてくれます。藤の花の季節に合わせて宮崎神宮を参拝するのもいいものです。

一度は参拝しておきたい宮崎神宮、御神幸祭に合わせて訪ねるのもお勧め

一度は参拝しておきたい宮崎神宮、御神幸祭に合わせて訪ねるのもお勧め

写真:沢原 馨

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宮崎神宮は、いわゆる“観光名所”ではありません。しかし、宮崎を訪れたときにはぜひ参拝しておきたい神社です(宮崎神宮への参拝を目的に宮崎へ来訪される方もいらっしゃいます)。神武天皇を祀り、宮崎の人々の“心の拠り所”と言ってもいい「神武さま」、訪ねてみてはいかがでしょう。

毎年、例祭日(10月26日)後の土日には「御神幸祭」が盛大に執り行われます。宮崎県民あげて賑わうお祭りで、このお祭りそのものも「神武さま」と呼ばれています。お祭りに合わせて宮崎を訪ねてみるのもお勧めですよ。

宮崎神宮の基本情報

住所:宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1
電話番号:0985-27-4004
アクセス:
JR日豊本線宮崎神宮駅下車、徒歩約10分
JR日豊本線宮崎駅からバス、「宮崎神宮」バス停下車、徒歩約5分
参拝者用無料駐車場有り

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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