写真:もんT
地図を見る今回電車で旅するエリアは山口県東部の瀬戸内海沿岸。新幹線で訪れる場合は、新山口を起点にして、徳山を経て広島へ抜けるか、あるいはその逆ルートがおすすめ。徳山と岩国の間は、電車の本線がやや少なく、朝夕は1時間に2本、日中は1時間に1本くらいの運行です。時刻表を確認してから出かけましょう。
この区間で走っているのは、115系と呼ばれるタイプの電車。大都市圏の、中距離の通勤客輸送で活躍した電車でしたが、今や活躍の場は地方に…。そこでも急速に数を減らしつつある電車ですが、山陽本線のこの区間では、まだ現役です。鮮やかな黄色の電車に乗って、出発です!
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地図を見る新山口から徳山方面へ20分ほど、防府(ほうふ)を過ぎたあたりから、車窓いっぱいに周防灘が展開します。線路は海岸線の際を通っているので、遮るものは何もありません!富海(とのみ)、そして戸田(へた)の手前まで、およそ10分の間、絶景が続きます。そして、徳山を過ぎた後は、特に柳井港(やないみなと)から南岩国の手前まで、およそ25分も、瀬戸内海の風景を堪能できます。
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地図を見る新山口から岩国まで、乗り通すと2時間ほどですが、目の前が海!という素敵なところで、途中下車してみるのはどうでしょう?おすすめは、徳山から40分ほどの大畠(おおばたけ)駅。ホームからは、海と、その向こうに屋代島(周防大島)、そして島へと続く大島大橋が見えます。あの橋の上にも行ってみましょう!
駅そばのT字の交差点を左に折れて、いったん山の方へと登っていきます。その道がぐるっとカーブし、そのまま大島大橋につながっていきます。橋の手前の大畠観光センターまでは、徒歩10分ほどでたどり着けます。そして、その先の大島大橋の上は、絶景の撮影スポットです!
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地図を見る橋の上からは、海沿いを行く山陽本線の列車をきれいに収めることができます。鉄道写真を撮るのに、特におすすめの時間帯は、13時から14時。13:05頃、13:30頃、そして14:00頃と、今や山陽本線の主役となった、長い長い貨物列車がたて続けにやってきます。それから、日曜日には豪華クルーズ列車「トワイライトエクスプレス瑞風」が来ることも!運転されるときは、日曜日の12時54分頃に、この場所を通過します。運転日はトワイライトエクスプレス瑞風の公式ウェブサイトで確認できます。
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地図を見るもちろん、大畠瀬戸を行き交う船や、橋の向こうの屋代島(周防大島)も撮れます。橋は、車道と歩道が完全に分離されているので、気候が穏やかな日は、徒歩でも安心して渡れます。橋の長さは約1kmなので、15分くらいで大畠瀬戸を渡り、島に入ることが可能。屋代島からの帰りは、大畠駅に向かうバスが、1時間に1本程度あるので、これを利用することもできます。思い思いに、瀬戸内観光を楽しんで!
鉄道旅行の主役が新幹線へと移った山陽路。しかし、新幹線では見られない、昔と変わらぬ瀬戸内の風景を、在来線ではのんびりと楽しむことができます。天気の良い日は、途中下車して、歩いて橋を渡るのも気持ちが良いでしょう。周防灘のローカル電車の旅、ぜひ楽しんできてください。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/12更新)
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