あの雪舟が作庭!島根「医光寺」長寿の願いが詰まった名園を見よ

あの雪舟が作庭!島根「医光寺」長寿の願いが詰まった名園を見よ

更新日:2020/02/04 14:38

島塚 渓のプロフィール写真 島塚 渓 トラベルライター
島根県益田市にある「医光寺(いこうじ)」には、水墨画家として著名な雪舟が作った貴重な庭園があります。
その庭は、鶴や亀をモチーフにした池や石が配置され、不老不死の願いを込めたおめでたい庭園となっています。ぜひ、みなさんも一度足を運んでみてください!
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室町時代から続く寺院

室町時代から続く寺院

写真:島塚 渓

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医光寺は、天台宗「崇観寺(すうかんじ)」の塔頭として、室町時代の貞治2年・正平8年(1363年)に創建されました。
崇観寺は室町幕府の将軍の台翰(たいかん:手紙のこと)で、住職を決めていたほどの大寺院でしたが、戦国の動乱にまきこまれ、しだいに荒廃。その後、もとは塔頭だった医光寺のみが、当地を治めていた益田氏(ますだし)の庇護によって、天文年間(1532年から1555年)に再興されました。

室町時代から続く寺院

写真:島塚 渓

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境内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、迫力のある総門(そうもん)。高さが4メートル、幅は4.5メートルあり、2本の太い柱に2段の屋根をかけた、力強い造りとなっています。

もともとは、益田氏の居城、七尾城の大手門として利用されていたと考えられており、戦国末期の城門の姿を今に伝える、大変貴重な建築物です。

雪舟が作った庭園は必見

雪舟が作った庭園は必見

写真:島塚 渓

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医光寺は、水墨画家として著名な雪舟が、住職として招かれた寺院。
文明10年ごろ(1478年ごろ)に赴任した雪舟は、武家の好みに合うように、医光寺の庭を制作していきました。

現在の庭園は享保14年(1729年)の大火後に再建されたものですが、中世(鎌倉・室町時代)の様式を色濃く残していることから、国の名勝に指定されています。

雪舟が作った庭園は必見

写真:島塚 渓

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雪舟の庭づくりには、水墨画の特徴である奥行きを持った構成力が生かされています。
裏山の斜面をそのまま活かし、書院の前から仏殿の背後まで、奥へ奥へと展開する手法を採用した造りとなっているんです。

雪舟が作った庭園は必見

写真:島塚 渓

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医光寺の庭園は、建物の中から眺める「鑑賞式」の性質と、庭園内を歩きまわって様々な位置から鑑賞する「回遊式」の性質を併せ持つ、「池泉鑑賞半回遊式」というタイプの庭になっています。

また、季節ごとに枝垂れ桜やツツジの花などが楽しめるのも大きな特徴。1年を通して、新緑や紅葉など多彩な表情を垣間見ることができる庭園となっています。

長寿の願いを込めた庭園

長寿の願いを込めた庭園

写真:島塚 渓

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医光寺は、鶴をかたどった鶴池と、亀の形をした亀島を中心に構成されています。左側には、亀の頭によく似た「亀頭石」が配置され、脚、尾などを表す石も取り付けられているんです。

「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、鶴と亀は長寿の象徴。不老不死を願う「蓬莱神仙思想(ほうらいしんせんしそう)」に基づき、神仙の使いとされる鶴や亀をモチーフにした庭園造りがされています。

長寿の願いを込めた庭園

写真:島塚 渓

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亀島の背中には、鶴や亀と同じく長寿の象徴とされる松が植えられ、蓬莱山(ほうらいさん)を表す「蓬莱石組」が設置されています。

不老不死の仙人が住む蓬莱山は、亀に似た架空の生物「ごう」に乗って移動しているという伝説があるため、このような造りとなっています。

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医光寺の基本情報

住所:島根県益田市染羽町4-29
参拝時間:8:30から17:30まで(冬季17:00まで)
拝観料:大人500円、高校生300円、小中学生無料

2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/07 訪問

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