茶道愛好家必見!茶筅ゆかりの里・奈良県生駒市「高山地区」

茶道愛好家必見!茶筅ゆかりの里・奈良県生駒市「高山地区」

更新日:2020/01/08 16:37

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
茶道に欠かせない道具として知られる「茶筅」。その茶筅の全国生産シェア約9割を誇る茶筅の里が奈良県にあります。生駒市の「高山地区」です。「高山地区」は茶筅を考案した人物ゆかりの地でもあり、茶筅の起源を学ぶのに格好のスポットです。今回は奈良県生駒市の高山地区をめぐり、高山地区と茶筅との深いかかわりをご紹介しましょう。
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茶筌の考案者・宗砌ゆかりの高山八幡宮

茶筌の考案者・宗砌ゆかりの高山八幡宮

写真:乾口 達司

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高山地区は奈良県生駒市の北方にある地域。関西有数のベッドタウンとして宅地化が進む生駒市内にあって、いまなお里山がひろがり、豊かな自然を残しているところです。そんな高山地区の特産品として真っ先に名前の挙がるのが、茶筅。茶筌は抹茶を混ぜるために使う茶道具の一つで、高山地区は茶筅の全国生産シェアの約9割を誇る茶筅の里です。高山地区で生産された茶筅は「高山茶筅」と呼ばれ、生駒市の地場産業を支える伝統工芸の一つとなっています。

そんな茶筅の里・高山地区でまずご紹介したいのが、こちらの高山八幡宮。高山八幡宮は、中世、高山地区を支配した鷹山氏(高山氏)の氏神として、高山地区に暮らす人たちの崇敬を集めてきました。実は茶筅は鷹山氏出身の武家で連歌師としても活躍した「宗砌(そうぜい)」によって、室町時代中期に考案されたと伝えられているのです。高山地区で茶筅がさかんに作られている理由は、まさしくここにあります。

<高山八幡宮の基本情報>
住所:奈良県生駒市高山町12679電話:0743-78-1014
アクセス:近鉄北生駒駅より徒歩約35分

茶筅の魅力を伝える「高山竹林園」

茶筅の魅力を伝える「高山竹林園」

写真:乾口 達司

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高山八幡宮の近くには「高山竹林園(たかやまちくりんえん)」と呼ばれる施設も建てられています。高山竹林園は、茶筌をはじめとする生駒市の地場産業である竹製品を紹介する資料館や茶室、多目的広場などを有する市営の施設。入館料も無料のため、茶筅に関心のある方はぜひ足を運んでください。

茶筅の魅力を伝える「高山竹林園」

写真:乾口 達司

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その名のとおり、敷地内にはたくさんの竹が植えられています。竹林のなかを遊歩道がめぐっており、散策にも打ってつけです。

植えられている竹の種類もさまざま。どういった竹が植えられているのか、竹林を散策しながら、お確かめください。

茶筅をはじめとした竹製品の展示コーナー

茶筅をはじめとした竹製品の展示コーナー

写真:乾口 達司

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館内の資料展示コーナーには、茶筅をはじめ、高山地区で作られているさまざまな竹製品が展示されています。

とりわけ、高山地区の名を全国的なものとしている茶筅の展示数は多く、ご覧のように、一口に茶筅といってもさまざまな形状があることをおわかりいただけるでしょう。形状の違いは茶道の流派による違いを反映しています。流派によってどのあたりがどのように異なるのか、じっくり観察してみましょう。

茶筅をはじめとした竹製品の展示コーナー

写真:乾口 達司

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こちらは茶杓や柄杓の展示コーナー。やはり流派によって形状が微妙に異なります。

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必見!茶筅作りの実演

必見!茶筅作りの実演

写真:乾口 達司

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毎週日曜日には、地元の職人さんたちによる茶筅作りの実演もおこなわれます。

宗砌によって考案されて以降、茶筅の製法は近代にいたるまで、鷹山氏とその家臣にだけ伝えられる一子相伝の技法でした。戦国時代末期、鷹山氏は筒井氏の侵攻を受けて没落しますが、生き残ったものたちは茶筅の製作を生業として当地にとどまり、その製法を現代にまで伝えてきたのです。

そういった経緯も踏まえて、職人さんたちの実演をご覧ください。

必見!茶筅作りの実演

写真:乾口 達司

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実演時には、材料となる竹の一端を裂き、先端を内側にカーブさせて「穂」と呼ばれるところも作られます。その形状は流派や用途によって異なるので、興味のある方は職人さんに訊ねてみましょう。実物を並べながらいろいろ教えていただけますよ。

高山地区の冬の風物詩「竹の寒干し」

高山地区の冬の風物詩「竹の寒干し」

写真:乾口 達司

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茶筅作りに必要な竹は、冬のあいだ、屋外に天日干しされ、乾燥させます。「竹の寒干し」です。高山竹林園の付近ではよく見られる冬の風物詩というべき光景なので、冬場に高山地区を訪れる際はご覧になってください。

<高山竹林園の基本情報>
入館料:無料
住所:奈良県生駒市高山町3440番地
電話番号:0743-79-3344
アクセス:近鉄北生駒駅より徒歩約40分

茶筅の里・高山地区をめぐろう

高山地区がいかに茶筅と深いかかわりを持っているか、おわかりいただけたでしょうか。もちろん、茶筅を販売するお店もあるので、茶道をたしなむ方はお店にも足を運び、茶筅などを買い求めるのもよいでしょう。高山地区で茶筅の魅力をご堪能ください。

2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/02/18 訪問

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