富山・五箇山「菅沼合掌造り集落」は小さな“世界文化遺産”の村

富山・五箇山「菅沼合掌造り集落」は小さな“世界文化遺産”の村

更新日:2019/11/14 13:31

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
富山県・五箇山には2つの世界文化遺産の合掌造り集落があります。ひとつは相倉合掌造り集落。そしてもうひとつが「菅沼合掌造り集落」です。険しい山と川に囲まれた小さな集落には、9棟の合掌造りが現存。いにしえの景観と文化を今に伝えています。小さいながらも日本を代表する山村集落で、のどかで美しい風景を満喫してみませんか?
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菅沼合掌造り集落をのぞむ「絶景スポット」は

菅沼合掌造り集落をのぞむ「絶景スポット」は

写真:モノホシ ダン

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菅沼合掌造り集落は、山あいを流れる庄川のわずかな河岸段丘にある山村集落で、9棟の合掌造り家屋が現存しています。集落を見渡せる“絶景スポット”は、菅沼集落前バス停から菅沼展望広場駐車場へ向かう歩道上にあります。ここからは合掌集落全体の美しい姿を見ることができます。

菅沼合掌造り集落をのぞむ「絶景スポット」は

写真:モノホシ ダン

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秋には、青空と紅葉が美しい自然の色彩を織りなします。絶景スポットからは、午後からだと影になってしまうので、午前中の撮影がおすすめです。

菅沼合掌造り集落をのぞむ「絶景スポット」は

写真:モノホシ ダン

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菅沼合掌造り集落は、一周約15分程度で回れるほどの面積です。菅沼展望広場駐車場には、「エレベーター館」があって、通常はエレベーターで集落へと降ります。エレベーター館の案内所では“菅沼散歩ガイド”もありますので散策に便利です。

ただし、団体客を乗せた観光バスがやってくると、エレベーターの待ち時間が発生しますので、その際は展望広場駐車場からやや急な坂道を降りるか、または菅沼集落バス停まで約5分ほど歩いて、そこから緩い坂道を下って集落へ向かいましょう。

菅沼合掌造り集落で一番古い「五箇山民俗館」

菅沼合掌造り集落で一番古い「五箇山民俗館」

写真:モノホシ ダン

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菅沼合掌造り集落にやってきたらぜひ訪れたいのが「五箇山民俗館」。約200年前の建物で、菅沼合掌造り集落で一番古い合掌造りの建物と言われています。

菅沼合掌造り集落で一番古い「五箇山民俗館」

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五箇山民俗館では、かつて養蚕や紙漉きなどに用いた道具や、知恵と工夫が凝らされた生活用具など約200点の貴重な資料を展示しています。

とくに注目は「つぶら」(写真右奥)。大人たちが屋内、屋外の作業をするときに乳幼児が足手まといになるので、乳幼児を入れて作業していたものです。1945年(昭和20年)代まで使用されました。

菅沼合掌造り集落で一番古い「五箇山民俗館」

写真:モノホシ ダン

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五箇山の和紙は、畑仕事も一段落し、収穫物の始末も済んだ冬の初めから家内で、ことに女子の手で盛んに製造が行なわれ、翌年の春の雪解けまで続きました。五箇山和紙は、その後、一部動力面を除けば昔通りの方法で行い、現在まで続いています。

<五箇山民俗館の基本情報>
住所:富山県南砺市菅沼436
電話番号:0763-67-3652
開館時間:9:00〜16:30※冬期間(12月〜3月)は、9:00〜16:00
見学料:大人300円 小人150円(塩硝の館と2館共通)
アクセス:菅沼展望広場駐車場から徒歩約10分

加賀百万石を支えた秘境五箇山の「塩硝づくり」

加賀百万石を支えた秘境五箇山の「塩硝づくり」

写真:モノホシ ダン

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五箇山民俗館と一緒に見てみたい「塩硝の館」は、加賀百万石を支えた秘境五箇山のもうひとつの歴史“塩硝づくり”を伝える施設。

加賀百万石を支えた秘境五箇山の「塩硝づくり」

写真:モノホシ ダン

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江戸時代、加賀藩の支配下にあった五箇山の一大産業は、火薬の原料となる塩硝づくりでした。塩硝は、煙硝・焰硝・硝石などいろいろな呼ばれ方をしていますが、いずれも硝酸カリウムのことです。塩硝の館では、塩硝土の作り方や、塩硝製造の道具などを展示し、その過程を材料採取から出荷まで分かりやすく再現しています。

加賀百万石を支えた秘境五箇山の「塩硝づくり」

写真:モノホシ ダン

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また火縄銃を持って、記念撮影をすることもできます。背後のスクリーンには、戦国の世の火縄銃を使っていた映像が流されています。鉄砲は、種子島にポルトガル人によって伝えられてからしばらくは、装填に時間がかかり過ぎ、武器としてはそれほど重要視されていませんでした。

しかし長篠の合戦(1575年)で、織田信長が3000挺余りの鉄砲を携えた鉄砲隊を前列・中列・後列と3段に配備し、順次に撃ち弾を込め構えるという戦法で、装填時間の問題を解決し、精強を謳われた武田軍騎馬隊を破ったため、鉄砲の役割りは一躍重要視されました。

この戦いに織田方として参加していた、加賀藩前田氏の藩祖、前田利家は鉄砲隊の新たな用兵と威力を知り、幕府の目の届かない秘境五箇山で塩硝づくりを命じたのです。

<塩硝の館の基本情報>
住所:富山県南砺市菅沼134
電話番号:0763-67-3262
開館時間:9:00〜16:30※冬期間(12月〜3月)は、9:00〜16:00
見学料:大人300円 小人150円(五箇山民俗館と2館共通)
アクセス:菅沼展望広場駐車場から徒歩約10分

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「籠の渡し」や「五箇山合掌の里」も見てみよう

「籠の渡し」や「五箇山合掌の里」も見てみよう

写真:モノホシ ダン

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かつて五箇山は深山幽谷の秘境でした。江戸時代、五箇山を領地としていた加賀藩は、五箇山を軍用塩硝の生産地とし、そのため他藩の隠密や他国の者が潜入しないよう「籠の渡し」のみを使って庄川を越す乗り物としました。

籠の渡しとは、川の両岸に大綱を張り渡し籠をつけ、これに乗って庄川を渡るものです。江戸時代の宝暦年間の調書によると、五箇山中では13ケ所にかけられていたとされ、目もくらむような絶壁を川風に揺られて渡るときは、大の男も思わず息を呑むようなスリル満点の移動手段でした。

写真は、復元された籠の渡し。菅沼合掌造り集落から五箇山合掌の里を結ぶ歩行者用トンネルの途中にあります。五箇山民俗館でも見ることができます。

「籠の渡し」や「五箇山合掌の里」も見てみよう

写真:モノホシ ダン

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「五箇山合掌の里」は、移築された合掌造りが13棟あり、五箇山での伝統的な生活を実際に体感できる宿泊施設で、合掌造り家屋での滞在で、昔の生活文化を感じることができます。詳細は、五箇山合掌の里のホームページをご覧ください。

「籠の渡し」や「五箇山合掌の里」も見てみよう

写真:モノホシ ダン

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五箇山合掌の里の「五箇山生活館」は、五箇山地方の文化を、映像と音と光、模型と展示物で紹介する施設。大型映像で、菅沼合掌造り集落の四季の情景や、検索画像で合掌造りの仕組みや、五箇山の方言や民謡を知ることができます。菅沼合掌造り集落とともに訪れてみてはいかがでしょうか。

<五箇山合掌の里の基本情報>
住所:富山県南砺市菅沼855
電話番号:0763-67-3300
アクセス:菅沼展望広場駐車場から徒歩約10分

窓から絵画のような景色が楽しめる「喫茶 掌」

窓から絵画のような景色が楽しめる「喫茶 掌」

写真:モノホシ ダン

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菅沼合掌造り集落で、イチ押しの喫茶店が「喫茶 掌(てのひら)」です。

窓から絵画のような景色が楽しめる「喫茶 掌」

写真:モノホシ ダン

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店の窓からは、菅沼集落の四季の光景が、まるで一幅の絵画の如く広がります。

窓から絵画のような景色が楽しめる「喫茶 掌」

写真:モノホシ ダン

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店内では九谷焼など素適な器で、白玉ぜんざいや蕎麦団子にコーヒ―などいただくことができます。外の雑踏を離れ、ゆっくりとティータイムを楽しみましょう。

<喫茶 掌の基本情報>
住所:富山県南砺市菅沼400
営業時間:10:00〜17:00(冬季は16:00)
定休日:火曜日
電話番号:0763-67-3066
アクセス:菅沼展望広場駐車場から徒歩約10分

菅沼合掌造り集落の基本情報

住所:富山県南砺市菅沼字菅島578
電話番号:0763-67-3008(菅沼世界遺産保存組合)
アクセス:JR城端線「城端駅」前から世界遺産バスで約31分 車利用の場合は、東海北陸自動車道五箇山ICから車で約2分

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/06−2019/11/10 訪問

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