写真:成瀬 康子
地図を見るまずは「弘前市りんご公園」へ!ここに行けば、りんごの全てが分かります。岩木山を望む約9.7haの園内にはなんと80種、約2,300本のりんごが植えられています。中には明治・大正時代の品種もあるんですよ。季節によっては収穫体験も出来ます。
そして園内の「りんごの家」では世界のりんごが紹介されています。ショップには約1,200点ものりんご関連商品があり、珍しいものもあるのでお土産にぴったりです。更に嬉しいのは、弘前のシードルメーカーほぼ全ての商品が揃っている事!
写真:成瀬 康子
地図を見るシードルとはりんごから作る発泡酒のことで、アルコール度数は2〜8%、甘口から辛口まであります。メーカーによってその味やこだわりに大きな違いがあるんですよ。
例えば、写真左はもりやま園の「テキカシードル」。間引き作業の摘果で生じる破棄りんごを使っています。ビールのような泡立ちとすっきりした味で食事との相性もバッチリです。写真右は、このりんご公園内に工房がある弘前シードル工房Kimoriの「キモリシードル 」。こちらは濾過していないので濁りがあり、繊細なりんごの香りを楽しめます。
いろいろ買って飲み比べてみるのも楽しいですね!
<りんご公園基本情報>
住所:弘前市清水富田字寺沢125
電話番号:0172-36-7439
アクセス:弘前駅中央口から弘南バス「常磐坂入口」下車後徒歩7分
写真:成瀬 康子
地図を見る弘前藩の中心だった弘前城は現在は「弘前公園」として開放され、特に桜や紅葉に季節には多くの人が訪れています。
その弘前公園の向かいには、明治・大正・昭和と生き抜いた弘前出身の実業家、藤田謙一氏の別邸「旧藤田家別邸」があります。大正10年建築の洋館で、弘前で西洋建築を多く手がけた堀江佐吉の子孫による設計・施工で登録有形文化財に登録されています。
写真:成瀬 康子
地図を見るそんな素敵な建物で一息入れられるのが1階にある「大正浪漫喫茶室」。メニューも豊富で自慢のアップルパイは5〜6種類から選ぶことが出来ます。またシードルも数種類揃っており、アップルパイとシードルという大人の組み合わせもお薦めです!
写真:成瀬 康子
地図を見る「旧藤田家別邸」は「藤田記念庭園」内にあります。庭園は有料ですがとても綺麗に整備され、水琴窟などもあるので、時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。
<大正浪漫喫茶室基本情報>
住所:弘前市大字上白銀町8-1 藤田記念庭園洋館内
電話番号:0172-37-5690
アクセス:弘前駅から弘南バス「市役所前」下車徒歩3分
写真:成瀬 康子
地図を見るもう1軒、歴史的建造物のカフェ「サロン・ド・カフェ・アンジュ」をご紹介しましょう。「旧東奥義塾外人教師館」にあります。東奥義塾は明治5年に創立された私学で、こちらはその外国人教師の為に明治33年に建てられた住宅です。青森県の重要文化財に指定されており、見学は無料です。
写真:成瀬 康子
地図を見るカフェは1階にあり、ランチメニューもあります。デザートでは3種類のりんごのお菓子を組み合わせた「りんごづくしセット」や、写真の「りんごのメルバ」など、その種類は豊富。落ち着いた静かなカフェなので、ゆっくり歴史に思いを馳せてみるのもいいですね。
写真:成瀬 康子
地図を見る「旧東奥義塾外人教師館」の隣には堀江佐吉設計、明治39年築の「旧弘前市立図書館」が、庭には明治・大正時代に建てられた弘前市内の歴史的建造物を10分の1サイズで再現した「ミニチュア建造物」があります。これらも入場無料なので一緒に訪問するといいでしょう。
<サロン・ド・カフェ・アンジュ基本情報>
住所:弘前市大字下白銀町2-1 旧東奥義塾外人教師館1F
電話番号:0172-35-7430
アクセス:弘前駅から弘南バス「市役所前」下車すぐ
写真:成瀬 康子
地図を見るスイーツも食べたいけど時間が無い!という方へ。弘前駅近くの本当に美味しいタルト・タタン3店舗をご案内しましょう。
「タルト・タタン」は、りんごをたくさん使い、りんごの味がダイレクトに出るお菓子なので、新鮮で美味しいりんごを使うのが大事なポイントになります。だからこそ、りんご生産量日本一の弘前で味わって欲しい!
写真は、弘前市相馬地区のりんご農家のお母さま方「芽女倶楽部」が開発したタルト・タタン。もちろん相馬地区のりんご〈ふじ〉を使用しています。さすがりんごを知り尽くしているだけあってりんごの味を生かした優しい味です。生地はパイ生地でもタルト生地でもなく、パウンドケーキ生地のよう。和風タルト・タタンと言ったところでしょうか。
弘前駅前ショッピングモール「ヒロロ」の地下1階、青森県産の野菜などを取り揃えている「フォーレ」で入手出来ます。パッと買って歩きながら食べたり、新幹線の中で、あるいはホテルで、と自分の都合に合わせて食べられるのもいいですね。
<基本情報>
住所:弘前市大字駅前町9-20 地下1階「フォーレ」
電話番号:0172-55-8710
アクセス:弘前駅より徒歩3分
写真:成瀬 康子
地図を見るこちらは弘前駅前の「茶房CoCo」のタルト・タタンです。ラムレーズンのアイスクリーム添えでサービスされ、トップはキャラメリゼされてパリパリです。〈弘前フジ〉または〈フジ〉を美味しい時期にお店で加工してストックしておくそうで、11月から5月の期間限定商品です。シェフは10年以上前からタルト・タタンを作り続けているそうで、味のバランスの良さにキャリアの長さを感じます。
<基本情報>
住所:弘前市大字大字駅前町6-1
電話番号:0172-26-8011
アクセス:弘前駅より徒歩2分
写真:成瀬 康子
地図を見るそしてこちらは弘前駅脇の「アートホテル弘前シティ」のテイーラウンジ「オークレール」のタルト・タタン。シナモンアイス付きの豪華な見栄えで、年齢問わず好まれる味です。
タルト・タタンは19世紀末、フランスの田舎ホテル「タタン・ホテル」で、りんごのタルトを作り忘れて慌ててタルト型にりんごを投げ込み生地を被せ、最後逆さまにしたらこれが美味しかった!という経緯で生まれたお菓子なので、こちらの形はその起源に忠実とも言えるでしょう。
ここにはりんごのお菓子をいつでも提供できるように開発した秘密の方法があるそうで、メニューにはタルト・タタン以外にも「アップルパイ」「アップルストゥルーデル(りんごを薄い生地で包んで焼いたウィーン菓子)」が通年用意されています。
<基本情報>
住所:弘前市大字大町1丁目1-2 アートホテル弘前シティ1階
電話番号:0172-37-9513
アクセス:弘前駅より徒歩1分
さすがりんご生産量日本一の弘前!りんごの種類、シードルの種類、スイーツの種類、そしてそのレベルが違います!
今回は味はもちろん、観光しながら味わえる立地も意識してご紹介しましたが、弘前市ではタルトタタン11店舗、アップルパイ47店舗のお店を紹介した「タルト・タタンマップ」「アップルパイマップ」を発行しています。観光案内所で入手出来るのでそれを参考にするのもいいでしょう。是非、りんご産地だからこその美味しさを味わいながら楽しい観光をしてくださいね。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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