写真:Mayumi Kawai
地図を見る韓国最南端に浮かぶ済州島(ちぇじゅとう)。この島は、“東洋のハワイ“の異名を持つほど美しいビーチや自然に恵まれ、世界遺産にも登録された韓国切ってのリゾートアイランドですよね。おしゃれなカフェや商業施設が次々にオープンする一方、実は個性的なテーマパークや博物館も数多く存在しています。
韓国ではハネムーンの定番として知られる済州島。そんな新婚さんやカップルらの間でひそかに人気を博しているのが「済州ラブランド(JEJU LOVE LAND)」。ここは、18歳以下の未成年者お断りの、大人だけの愛と官能のテーマパークなのです。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る「エロティシズムとセクシャリティーの融合」「“性”をわいせつではなく芸術としての美へ」をコンセプトに、ソウルの有名美術大学の若手・中堅彫刻作家ら約20人によって作られた性のモダンアート。約140点の選りすぐられた作品は、巨大なアートスペースと化した園内に野外展示され、2004年11月にオープンしました。以来、済州島のB級スポット、珍スポットとして人気を集めています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るどきついピンクの壁に♂♀のアイコンマーク、すでにB級の匂いがプンプンします。前述のとおり、未成年者の入場お断りのため、年齢確認としてパスポートの提示を求められることもあります。忘れずに携帯していきましょうね。
万が一、同伴者に18歳以下の方がいる場合は、専用の待合休憩所が設けられています。残念ながら、大人しく待機してもらいましょう。ちなみに、チケット売場や案内板などには英語、中国語のほかに日本語表記もあるので安心です。
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地図を見る入場してすぐ左手にお手洗いがありますが、すでにここから攻めています。広場には男性のシンボルオブジェがドーンと立ち、さらにトイレの入口には実にわかりやすいストレートなピクトグラムが表示されています。
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地図を見るどんどん攻めています。男性のシンボルで表した矢印看板に、「影絵さがし」というタイトルに秘められた線描画には男女の営みが隠されています。
では、ここからは掲載できるギリギリの範囲で秀逸な作品をいくつかご紹介しましょう。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る入場していきなりこの作品。タイトルは「Desire(欲望)」。渇いた欲望にあえぐ女性のからだをダイナミックな曲線美で表現した作品とあり、このインパクトある女性の身長はおよそ9m!一発目でこれですから、これから先、すごいことになりそうな予感ですね。
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地図を見る中にはこんなシュールなアート作品も。男性器を蛇口に変えて、実際にひねると水がでてきます。こんな男性トイレ、いかがですか?
写真:Mayumi Kawai
地図を見る園内中央には、犬神家の一族「八ツ墓村」も真っ青の、男女逆さまの下半身が池の中に突っ込んでいます。もはやアートというべきか、何を表したいのか理解が追いつきません。
このほか、各国の国民性をイメージした国別愛の営み方(日本版は時代劇風サムライと女性)の作品や巨大な男根の通路、女性の胸をかたどった小さな丘、男根ベンチや下半身テーブル、おばちゃんのゆるみまくった裸体などなど、生々しくもシュールでユーモラスでどこかクスッと笑える作品が多く、思ったほどいやらしい印象は受けません。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る園内には、日本の昭和世代にブームとなった「秘宝館」なみのミュージアムが存在します。こちらは「白鹿(べくろく)2美術館」の入口に設置された3人の女性の彫像。タイトルは「美女三銃士」です。一見爽やかですが、彼女たちも当然裸体です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るガラス張りのドーム型美術館の中には、男女の営みに関する生々しい資料から、大人のおもちゃやフィギュア、グッズなどが所狭しと展示され、それらの一部は商品として販売もされています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る美術館の2階には、どこかで見たことあるような生活の一場面を切り取ったシュールでユーモラスでちょっとエロな人形作品も展示されています。細部まで実によくできています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る園内では、人間だけでなく動物たちまで愛し合っています。隠れキャラのように思わぬところに潜んでいるので、ぜひ探してみてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るさりげなく発情しているオス犬もいますが、ここはご愛嬌。ユーモラスな姿に救われます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこんなほっこりする動物たちの姿も。人間たちの生々しい性の欲望にあてられて、動物たちの姿がつかの間の癒やしに感じられます。
ちなみに、済州ラブランドは、なんと深夜0時までオープンしており、ライトアップされた作品たちはいっそう妖しさが増して、官能的な姿が映し出されています。
今回ご紹介できなかったきわどい作品の数々、ぜひ済州島を訪れたらその目で確かめに行ってみてください。カップルで、ご友人同士で、きっと意外に話が盛り上がること間違いないですよ。
住所:大韓民国済州特別自治道済州市1100路2894-72
電話:+82-64-712-6988
開園時間:9:00〜24:00(最終入場23時)
入園料:12,000ウォン
アクセス:済州島空港からタクシーで約15分、路線バスは240番、465番、466番に乗車、「済州都立美術館」で下車
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/11更新)
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