時間のない人にも!アントワープ1日観光おすすめモデルコース

時間のない人にも!アントワープ1日観光おすすめモデルコース

更新日:2019/12/10 09:23

15世紀に港町として栄えたベルギーの魅力的な街、アントワープは、ブリュッセルや、アムステルダム、パリなど、ヨーロッパの人気都市から高速列車で簡単に短時間でアクセス出来る上、旧市街に見所がギュッと詰め込まれているので、日帰りでも十分に楽しめます。そこで今回はアントワープの街を効率的に周遊出来る「1日観光モデルコース」を紹介します。

午前10時:世界有数の美を誇るアントワープ中央駅

午前10時:世界有数の美を誇るアントワープ中央駅
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アントワープ中央駅(Antwerpen-Centraal)で下車し、出口の方へ歩いて行くと、そこには麗しい美空間が到着客を待ち受けています。その煌びやかさに、カメラを構える人々が後を断ちません。

午前10時:世界有数の美を誇るアントワープ中央駅
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アントワープ中央駅は、ベルギーの重要都市「ブリュッセル(Bruxelles)ー メヘレン(Mechelen)ー アントワープ(Antwerpen)」を結ぶターミナル駅として1895から10年に渡り築かれました。ネオゴシック様式のアントワープ中央駅のその美しさは圧倒的で「鉄道の大聖堂」という愛称があるほどです。訪れてみて納得、まるでゴシック教会の祭壇部のようです。

午前10時:世界有数の美を誇るアントワープ中央駅
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ホームの上を覆う剛鉄とガラスの天井は、高さ185m、幅44mもあり、画期的なものでした。現在見られるホームの姿は、2000年から9年かけて改築されたもので、地下階が加えられ更に高さが強調されています。天井部のガラスは、安全面よりポリカーボネートに置き換えらました。

午前11時:ベルギーが誇る画家の館、ルーベンスハウスへ!

午前11時:ベルギーが誇る画家の館、ルーベンスハウスへ!
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ルーベンスハウス(Rubenshuis)は、17世期バロック期のヨーロッパを代表する画家ルーベンスが5年間アトリエとして使っていた屋敷で、現在は美術館として一般公開されています。ルーベンスの作品は勿論、その他の当時の作品や、室内装飾品等が見られます。

ルーベンスの絵は日本のアニメ「フランダースの犬」と深く関わりがあるのを皆さんご存知ですか?劇中に出てくる作品は聖母大聖堂にあるので後ほど紹介します!

午前11時:ベルギーが誇る画家の館、ルーベンスハウスへ!
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ルーベンスハウスまでのアクセンスは簡単です。アントワープ中央駅から西方に真っ直ぐに伸びる大通りデ・カイセルライ通り/ De Keyserlei をひたすら歩き、(途中、道の名前は変わる)ワッパー通り/ Wapperで左折すると、古い屋敷が見えてくるのですぐに分かるでしょう。

<ルーベンスハウスの基礎情報>
住所:Wapper 9-11, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-201-1555
入場料:大人:8ユーロ(26−65歳) 、学生とシニア:6ユーロ(12−25歳、66歳以上) 、小人:11歳以下無料
営業時間:火−日:10:00〜17:00、月:休館 ※復活祭の月曜日と聖霊降臨節 の月曜日は会館
アクセス:アントワープ中央駅から徒歩約15分

午前11時:ベルギーが誇る画家の館、ルーベンスハウスへ!
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昼食にぜひ食べてみてほしいのは、フライドポテトの本家本元ベルギーで食べる「フリッツ(frites)」。ベルギーではフライドポテトをこう呼ぶんですよ。

本場の食べ方はマヨネーズをつけて食べる方法ですので、ぜひお試しください。どんな小さな町や村にも必ずあるフライドポテト店、勿論アントワープにも至る所にあります。サクサク、ホクホクな国民的ファーストフードは格別です!

午後13時:フランダースの犬で知られる聖母大聖堂

午後13時:フランダースの犬で知られる聖母大聖堂
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ランチの後はローマ・カトリック教会「聖母大聖堂(Onze-Lieve-Vrouwekathedraal)」へ。

聖母大聖堂は、ベルギー・フランスの鐘楼群の一つとして世界遺産に登録されています。1352年よりゴシック様式で建設は開始、1521年に完成しました。鐘楼の尖塔の高さは123m、ネーデルラント(低地地方)で当時最も高い建築物で、アントワープの発展の象徴でした。

大聖堂の前には立派なルーベンスの銅像も立っています。

午後13時:フランダースの犬で知られる聖母大聖堂

提供元:Gianni Camiller

https://www.visitantwerpen.be/en

大聖堂の内部は、ルーベンスの絵画、ヤン・ファーブルの彫刻など優れた美術品が多くあります。

必見はルーベンスの『キリスト昇架』『聖母被昇天』『キリスト降架』の3点。ルーベンスの圧倒的技術と才能が表れたこれらの傑作は見る者の心を奪います。

『キリスト降架』は、フランダースの犬の主人公ネロが憧れた作品で、ラストシーンを知る人はその感動も一際でしょう。

午後13時:フランダースの犬で知られる聖母大聖堂
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「フランダースの犬」を目的に訪れる日本人が後を絶たないことより、ベルギーの人々もその存在を知ることに。今も尚その影響は多大なため、大聖堂前の広場に「ネロとパトラッシュの記念碑」が2016年に作られました。

<アントワープ聖母大聖堂の基礎情報>
住所:Groenplaats 21, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-213-9951
入場料:大人:6ユーロ、学生とシニア:4ユーロ 、小人:12歳以下無料
営業時間:月−金:10:00〜17:00、土:10:00〜15:00、日・祝:13:00〜17:00(催事中は入場不可)
アクセス:ルーベンスハウスから徒歩約10分、アントワープ中央駅から徒歩約20分

午後14時:グローテ・マルクト

午後14時:グローテ・マルクト
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続いては聖母大聖堂のすぐ北西部にあるグローテ・マルクト(Grote Markt)へ。

この広場には16世紀に建てられた立派なギルドハウス (Gildehuis) が立ち並び、大変美しく絵になります。中央には、アントワープの英雄の銅像が立つ「ブラボーの噴水 (Brabofontein)」があります。古代ローマ兵士ブラボーはその昔、街の近くで猛威を奮っていた巨人の「手/ ANT」を切り「投げた/ WERPEN」という伝説があります。それがこの町の名「アントワープ/ ANTWERPEN」の由来だとか。

午後14時:グローテ・マルクト

提供元:Dave Van Laere

https://www.visitantwerpen.be/en/home地図を見る

広場最大の見所は、世界遺産「アントワープ市庁舎(Stadhuis van Antwerpen)」。ルネッサンス様式の市庁舎は1651年より5年に渡り数人の建築家とデザイナーによって築かれました。この市庁舎は1576年に一度焼き落とされましたが、後に再建されました。

この建物は現在も市庁舎の役目を果たしているため、見学は外観のみ。注目すべきは正面最上に立つ黄金の鷲の像です。当時、神聖ローマ帝国に統治されていた為、その象徴の鷲が飾られています。マリア像も見落とし無く!

<アントワープ市庁舎の基本情報>
住所:Grote Markt 1, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-221-1333
アクセス:アントワープ中央駅から徒歩約20分強

午後16時:忘れてはならないベルギー土産探し!

最後は忘れてはいけないお土産探し!おすすめをいくつか紹介します。

まず紹介するのはベルギーが誇る伝統工芸のボビンレース。中世からその技術は評価され、貴族や聖職者の衣服に多く使われてきました。街中のレース屋さんには手編みと機械編み製品の両方を扱う所と、手編み製品のみのを扱う所とがあります。

特にお勧めは中世のアンティーク製品。精巧さ、模様の美しさは芸術品そのものです。

午後16時:忘れてはならないベルギー土産探し!
午後16時:忘れてはならないベルギー土産探し!

ビールも外せないお土産です。ベルギーにはなんとビール蒸溜所が1000以上、銘柄は1200以上も存在します。ベルギービールの製造の法規制は他国より緩い為、自由なビール造りが可能で大変ユニーク!

フルーツ風味のビールは甘くて飲みやすく女性に大変人気があり、アルコール度数の高い香りが豊かなストロングエールやワインのような風味のある独特なレッドエールなどは男性に人気です。

午後16時:忘れてはならないベルギー土産探し!

チョコレートはベルギー土産の鉄板!

中でも創業1857年の王室御用達老舗高級ブランド「ノイハウス(Neuhaus)」は有名。ナッツやクリームなどを包んだプラリネチョコの元祖ブランドです。

他のお勧めチョコレートブランドは以下のとおり。
・レオニダス(Leonidas)
・ヴィタメール(WITTAMER)
・ピエール・マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)
・ショコラティエ・ブリー(Chocolatier BURIE)

アントワープ1日観光おすすめモデルコースのまとめ

今回紹介のアントワープ1日観光モデルコースは、アントワープ観光局のアドバイスを元に、短時間ながらもアントワープの素晴らしさをより多く見、感じ、体験し、楽しむことが出来るよう作成しました。ぜひこのコースを参考にアントワープを満喫してください!

2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/21 訪問

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