マンチェスターの街を歩くと、必ず見かけるかわいらしい「ミツバチ」のイラスト。植木鉢やゴミ箱、ドアノブ、お店の壁などいたるところで見かけます。理由は、ミツバチはマンチェスターのシンボルだからです。産業革命時代に勤勉に働いていた市民を称えるために、マンチェスターの市の紋章に「働き蜂」が描かれました。
今なお、働き蜂はマンチェスター市民にとって誇りでもあります。2017年5月にマンチェスターアリーナで起こったテロの後、働き蜂はマンキュニアンの絆のシンボルとして、働き蜂のイラストはさらに増えました。
マンチェスターの主要な駅・マンチェスターピカデリー駅から徒歩約10分の所にある「ノーザン・クオーター」を歩くと、色鮮やかなグラフィティ(壁画)がたくさんの壁に描かれています。ついつい立ち止まって見入ってしまうほどのグラフィティが、ストリートを活気づけています。
上記写真のグラフィティは、ポーランド出身でマンチェスターを中心に活躍しているアーティストTankpetrolさんによる作品。彼は、女性の恐怖心や自尊心などの複雑な感情を表現するために、様々な女性の肖像画を描いています。
世界を舞台に活躍するアーティスト・Faunagraphicさんは、人々の環境や自然に対する意識を高めるためにグラフィティを描いています。ストリートの中でも背の高い建物に大きく描かれた鳥はインパクト大。茶色いレンガ作りの建物に描かれた青と黄色い鳥が印象的な作品です。
ここには、おしゃれなバーやパプ、カフェがたくさんあるので、多くの若者が集まるスポットです。また、店内にもおしゃれなグラフィティが描かれいるので、素敵なひと時を過ごすことができます。夜になると、パブではジャズやポップミュージックの生演奏が楽しめます。
茶色いレンガで作られたジョンライランズ図書館内に入ると、まずはその大きさにびっくりします。薄暗くオレンジ色の仄かなライトが照らされた通路を抜けると、リーディングルームがあります。まるで教会かと思ってしまうくらい高い天井にステンドグラス。素敵な空間に見惚れてしまいます。
さらに魅力的な点は、この部屋は、自由に学習できるスタディスペースがあることです。ハリーポッターの世界感が溢れる図書館で、読書ができるなんて、まるで夢のような経験ですね。入場料は無料。
図書館の名前にもなっているジョンライランズは、19世紀マンチェスターで最も成功した実業家です。この図書館は、彼の死後、妻が夫の遺産を使い、市民に教養を共有するために建てられました。観光客だけでなく、市民の憩いの場所でもあります。
<基本情報>
住所:150 Deansgate, Manchester M3 3EH
アクセス:マンチェスターピカデリー駅から徒歩20分
マンチェスターへのアクセスは、電車が便利です。ロンドン・ユーストン駅で乗車し、マンチェスター・ピカデリー駅で下車してください。
ロンドンにどこか似ているけど、違う雰囲気を醸し出す街・マンチェスターで素敵な時間をお過ごしください。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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