スペインのカタルーニャ州政府観光局が、カタルーニャ州を舞台とするVRアドベンチャー・ゲームを制作しました。その名も『レジェンド・オブ・カタルーニャ』。
カタルーニャ州といえばバルセロナが有名ですが、せっかくスペインに行ってバルセロナだけ見て帰るのはもったいない!バルセロナから日帰り圏内には、いくつもの世界遺産に美術館、絶景、世界一のグルメまであるんです!
『レジェンド・オブ・カタルーニャ』ではサッカー選手から守護聖人や三ツ星シェフまでカタルーニャきっての有名人たちが旅人をナビゲート。もちろん日本語でプレイ可能です。スペインを訪れる前にプレイすると旅がより楽しくなること間違いなし!
コンパクトな中に魅力が凝縮されたカタルーニャ州。北部にはピレネー山脈があり、有名なスキーリゾートがいくつもあります。一方、地中海側には580キロに及ぶ海岸線。海沿いに美しい街とビーチが続きます。州内には世界遺産がいくつもあり、バルセロナから足を伸ばせば日帰り旅行も十分に可能。世界に誇るグルメもカタルーニャの自慢です!
ゲーム『レジェンド・オブ・カタルーニャ』で体感できる、カタルーニャの魅力あるスポットはどんなところなのでしょうか?まずはカタルーニャの玄関口、バルセロナのご紹介から始めましょう。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見る「バルセロナ(Barcelona)」はスペイン第二の都市。日本からの航空券やツアーが多数販売されており、スペインを旅するならまずはバルセロナ、という人も多いはず。
サグラダ・ファミリアやグエル公園など天才建築家ガウディの作品や、FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウなどを目指して、世界中から観光客が訪れます。バルセロナ一の繁華街ランブラス通りやブランドショップが並ぶグラシア通りを歩いたり、高台のグエル公園からバルセロナの街を望むのもおすすめ。
そんなバルセロナはカタルーニャ州の州都。市民はカタルーニャ語を話し、「スペイン人である前にカタルーニャ人である」という意識を持っています。バルセロナは、スペインの玄関口でありながら、カタルーニャという魅力あるエリアの入り口なのです。
それでは、ゲームの舞台にもなっている、カタルーニャ州の珠玉の名所をご紹介しましょう!バルセロナから日帰り圏のスポットが多く、気軽に足を伸ばせますよ。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見る「モンセラット(Montserrat)」はカタルーニャ語で「のこぎりの山」という意味。まさにその名の通りのゴツゴツした岩山は神話や伝説が多く、スペインを代表するパワースポット!建築家ガウディは、インスピレーションを得るためにこの地に通い、自身の創作に生かしたと言われています。
モンセラットの見どころはこの標高1,235mの聖なる山と、山の中腹にある修道院。モンセラットから修道院までの移動は、壮観な景色を最大限に楽しめる登山鉄道やロープウェイがお勧めです。
バルセロナからのアクセスはとても簡単。スペイン広場駅からカタルーニャ鉄道(FGC)で約1時間です。東京や大阪都心から郊外へ出るような感覚で行けますが、モンセラットに近づくにつれ大都会バルセロナとは全く違う風景が広がっていきます。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見る「モンセラット修道院(Abadia de Montserrat)」の歴史は9世紀と古く、キリスト教の聖地として大勢の巡礼者が訪れています。
この修道院には、カタルーニャの守護聖母で、たくさんの奇跡を起こしてきた黒いマリア像「ラ・モレネーター」が祀られています。このマリア様に触れながら祈りを捧げると願い事が叶うと言われており、たくさんの人が並んでいます。もうひとつ、この修道院で有名なのは世界一の歴史を持つと言われる少年合唱団。ぜひその美声に聴き惚れてみてください。
モンセラット修道院周辺はカフェテリアやお土産物屋さんなどが揃っているので、バルセロナから日帰りで訪れることができます。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見る「コロニア・グエルの教会 (Colònia Güell)」は、バルセロナから車でわずか20分の「サンタ・コロマ・デ・セルベリョ(Santa Coloma de Cervelló)」にあります。
この教会は工業住宅団地に住む人たちの祈りの場として、ガウディによって設計されました。教会は資金不足により未完に終わりましたが、地下聖堂だけは完成し、2005年にユネスコの世界遺産として登録されています。
曲線のアーチが印象的な教会は、設計に10年を費やしています。最も美しく、安定した形を追い求めてガウディが実験を重ねたためでした。花の形をしたステンドグラスも美しく、やわらかな光に心が安らぎますね。
ガウディは「この教会を建てた経験がバルセロナのサグラダ・ファミリアに生かされた」と語っています。未完ながらガウディの最高傑作と称されるこの教会は、バルセロナから一歩足を運ぶ価値がありますよ!
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地図を見るジローナ県の「パルス(Pals)」はバルセロナから日帰り観光におすすめの場所。ビーチを望む丘の上にあります。
小さなパルスの街はとてもフォトジェニック。曲がりくねった石畳の小道、昔ながらのレストラン、遠くにそびえる教会の尖塔、丸いアーチが、旅行者を中世の街に誘います。
パルスは1973年に「Premio Nacional de Bellas Artes(歴史的美的地区)」に登録され、訪れる人々を魅了し続けています。世界中の水彩画家が一度は必ず訪れるという水彩画のメッカでもあります。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見るバルセロナから高速鉄道で40分。都会の喧噪とは違ってのどかな風景が広がってきます。フランス国境に近い古都「ジローナ(Girona)」 は中世の薫りを残す町。旧市街には2000年以上にわたる、異なる時代の建造物が点在しています。
ジローナの象徴でもあるオニャール川(Onyar)に映る町並みが美しく、カテドラルやアラブ浴場跡など見どころが豊富。またこの川には、ギュスターブ・エッフェルがパリのエッフェル塔よりも前に設計した橋が架かっています。
バルセロナから日帰りで行ける都市として人気のジローナは、歩いて回れるほどの大きさです。また次にご紹介するフィゲラスと一日で回るのもおすすめ!
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見るバルセロナから特急列車に乗って1時間ほどの場所にある「フィゲラス(Figueras)」に「サルバドール・ダリ美術館(Dalí Theatre-Museum)」があります。このフィゲラスは巨匠サルバドール・ダリ生誕かつ終焉の地。
フィゲラスの駅から歩いて15分ほどで、ダリのシュールな世界と出会えます。美術館はダリの象徴ともいえる卵のオブジェが載った建物で、すぐ見つけられますよ!赤い壁にはびっしり張り付いている奇妙な物体が。ダリのシュールレアリスムと遊び心は、美術館の外にも中にも感じられますね。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見る「タラゴナ(Tarragona)」は紀元前紀元前3世紀に築かれた古代ローマの都市で、当時を彷彿とさせる遺跡・史跡が残っています。バルセロナからカンプ・デ・タラゴナ駅までは、高速鉄道で30分ほどでこちらも日帰り圏!
タラゴナは古代ローマのユリウス・カエサル(シーザー)が整備し、歴代の皇帝直属都市でした。タラゴナの考古学遺跡群は2000年にユネスコの世界遺産に登録されています。
それらのうち一つは「悪魔の橋」の異名を持つ「ラス・ファレラス水道橋(Aqüeducte de les Ferreres)」。15キロ離れた川からタラゴナまで水を供給するために作られたもので、スペインに現存する水道橋ではセゴビアの水道橋に次ぐ規模。「これは悪魔の仕業に違いない」と言われるほど短期間で完成したのだそうです。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見るタラゴナの海沿いにある「円形闘技場(Amfiteatre)」は2世紀に建てられた闘技場。最盛期には14,000人もの観客を収容できたほどの大規模な闘技場の存在は、皇帝直属都市だったタラゴナの繁栄を物語っています。
形競技場はイタリア以外で保存状態の良い古代ローマ遺跡が見られる貴重なスポットです。また円形闘技場のすぐ近くは美しい地中海!その開放感が非常に印象的な遺跡ですよ。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見るリェイダ県の県都「リェイダ(Lleida)」の周辺は、カタルーニャ州の古都のひとつ。かつては銀の産地として繁栄し、その富で建てられた教会が各地にあります。こちらは「ボイ渓谷(Vall de Boí)」に建つ教会のひとつ「サン・クリメント・デ・タウイ (Sant Climent de Taüll)」。渓谷をバックにたたずむ石造りの教会は、まるで一枚の絵のような美しさ。
これらの教会が建てられたのは11〜14世紀ですが、その芸術的な価値は現在も高く評価され、「ボイ渓谷のカタルーニャロマネスク教会群」はユネスコ世界遺産に登録されています。ピレネーの自然に囲まれた芸術建築は必見です。
提供元:カタルーニャ州政府観光局
地図を見る前述のジローナにあるレストラン「エル・セジェール・デ・カン・ロカ (El Celler de Can Roca)」は、ミシュランの3ツ星でもあり、『世界のベスト レストラン 50(The World’s 50 Best Restaurant Awards)』で何度も第1位に選ばれた、カタルーニャが世界に誇る名店です。
レストランのオーナーはロカ兄弟(Roca brothers)。彼らは三兄弟で両親が経営するレストランで育ちました。キッチンから聞こえてくる音や料理のいい香り、食事をするお客さんたちの声…。やがて彼らは成長するにすれ、レストラン経営やサービスを習得。それら全てがいまの「カン・ロカ」を作り上げているのです!
ジローナはバルセロナとフィゲラスの間にあり、建物や橋が絵のように美しい街。「カン・ロカ」のひと皿とともに、カタルーニャ珠玉の思い出となることでしょう。
なお、ゲームではこの三兄弟も登場。世界に冠たる味を作り出す三人がゲームの中でふるさと・カタルーニャを旅します!
スペイン産スパークリングワイン「カヴァ(Cava)」。地下にあるセラーで長時間熟成されるため、カタルーニャ語で洞窟(Cava)の名がついています。
フランスのシャンパンと同じ製法で作られますが、温暖な地中海性気候で育ったブドウは、豊かな甘みと香りがより際立って感じられます。グラスに注ぐと、軽やかに立ち上る泡が実に美しい!
カタルーニャのカヴァの銘醸地は「サン・サドゥルニ・ダノイア(Sant Sadurni d’Anoia)」。バルセロナから電車で約1時間と、手軽に訪れることができます。
スペイン料理店ならどこのお店にもある定番の一品「パン・コン・トマテ(pa amb tomàquet)」もカタルーニャ州の名物。パン・コン・トマテを日本語に訳すと「パンとトマト」。そう、スペインはトマトの美味しい国ですよね!
パン・コン・トマテは焼いたフランスパンの上にすりつぶしたトマトをのせて、オリーブオイルを垂らします、生ハムや様々な腸詰をトッピングしてできあがり。
カタルーニャ州はスペイン有数のオリーブオイルの産地!風味豊かなオリーブオイルはパン・コン・トマテだけでなく、いろいろな料理に欠かせません。ぜひカタルーニャでグルメ三昧してみてくださいね。
ゲームではドラゴンが登場するなど、独特な世界観が印象的ではありますが、実際のカタルーニャは一年を通して太陽の陽射しが降り注ぐ、明るく温暖な地。中世の街に迷い込んだような気分でそぞろ歩きする、古代ローマの人々も見た青い海を眺める、どれも日常ではできない世界。ゲームというファンタジーの世界を通じ、まだ見ぬ旅行先を体感できるというのは新しい旅行のスタイルですよね。
リアルとVRの間に入り込んだような不思議な感覚は、カタルーニャに行ってこそ感じられるのもの。ぜひゲームをプレイしてカタルーニャを訪れてみてはいかがでしょうか?
【この記事は カタルーニャ州政府観光局 とのタイアップです】
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