写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る岩村城跡の最寄駅は明知鉄道の岩村駅です。駅からわずか徒歩数分で、写真のような城下町にさしかかります。
駅から城への登山口までは徒歩で20分強かかりますが、この城下町は登山口前まで続いているので、道中も退屈せずに歩けます。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る城下町には多くの古い家屋が残っています。
岩村藩主の命で鉄砲鍛冶をしていた加納家、江戸末期の商屋である勝川屋、藍物業を営んでいた土佐屋、岩村藩にたびたび御用金を納めていた問屋である木村邸などは無料で見学することができます(写真は加納家)。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る城下町では、明治時代から変わらない製法で作られている素朴な味の「カステーラ」や五平餅なども売られており、買い食いやお土産の購入を楽しむことができます。
町の散策を楽しんでいるうちに、あっという間に登山口に到着です(写真は「みはら」の五平餅)。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る登山口から岩村城までは徒歩30分ほどの道のりです。石段をのぼり続けることになるので無理せず休憩しながら進みましょう。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る登山中にも見どころが多数あります。写真は土岐門の跡。当時の城主、遠山氏が土岐氏を破った際に城門を奪ってここに設置したためこの名がついたといわれます。
また、このような見どころを説明する看板にはQRコードがついており、携帯で撮影すると城があったころを再現したCGを閲覧できます。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る城の目前にある霧の井。秘蔵の蛇骨を投げこむと霧が発生し、城を包みこんで守ってくれるとされています。
伝説にすぎませんが、実際に蛇骨を虫干しした記録が残っていることから、まったくの作り話ではないようです。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るまるでマチュピチュのようだとも形容される岩村城。その理由は、なんといっても石垣が見事に重なっている六段壁でしょう。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る崩落を防ぐために下へ石垣を継ぎ足した結果、このような迫力ある姿となりました。
この六段壁を超えればついに頂上です。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る日本三大山城(岩村城の他には、奈良県の高取城と岡山県の備中松山城があげられます)の中でも最も高い717メートルに位置する岩村城。その頂上からの景色がこちらです。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る木が生い茂っており決して展望が良いわけではありませんが、見下ろすとその高さがよく分かります。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る岩村城といえば、織田信長の叔母にあたるおつやの方が城主をつとめた「女城主の城」としての歴史が有名です。
おつやの方は城主である夫(遠山景任)が病死したあと城主になります。武田二十四将の一人である秋山虎繁に攻められた際に、彼と婚姻を結ぶことで戦火を回避しますが、最終的に虎繁もろとも信長に処刑されてしまいます。
また、鎌倉時代に築城されてから廃城令で解体されるまでという非常に長い期間、姿や城主を変えながらも城として存在し続けたところも注目すべき点です。
住所:岐阜県恵那市岩村町字城山
アクセス:岩村駅から徒歩50分
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
やまざき にんふぇあ
東京に生まれて東京の大学に進学し、そのまま東京で電機機器メーカーに就職するという無味乾燥な人生をおくってきました。その反動か自分の知らない世界への好奇心は人一倍で、休日は大抵読書か旅行をしています。「…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索