文明開化の香り漂う美しい校舎!静岡県磐田市「旧見付学校」

文明開化の香り漂う美しい校舎!静岡県磐田市「旧見付学校」

更新日:2019/11/19 16:45

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨
静岡県磐田市に“日本最古の木造擬洋風小学校校舎”と謳われる建物が残っています。国の史跡にも指定された「旧見付学校」です。明治初期に建てられた洋風建築は文明開化の香りを漂わせて見応え充分。館内には教育資料が展示され、当時の授業風景も再現されています。さらにさまざまな民俗資料も展示され、小さな博物館と言っていい充実ぶり。ゆっくりと見学していけば気分は明治。「旧見付学校」を訪ねてみませんか。
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日本最古の木造擬洋風小学校校舎、「旧見付学校」を訪ねよう

日本最古の木造擬洋風小学校校舎、「旧見付学校」を訪ねよう

写真:沢原 馨

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「旧見付学校」があるのは、静岡県磐田市のほぼ中央部に位置する見付の町。かつては東海道の宿場のひとつとして賑わったところです。もともと国学の盛んなところで、私塾も多い土地柄でした。その見付に、明治5年(1872年)の学制発布を受けて学校が建てられました。それが見付学校です。

見付学校の校舎は明治7年(1874年)に着工、翌明治8年(1875年)に落成しました。その校舎が“日本最古の木造擬洋風小学校校舎”として今も残り、国の史跡に指定されています。

日本最古の木造擬洋風小学校校舎、「旧見付学校」を訪ねよう

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校舎の新築を手がけたのは愛知の堂宮棟梁、伊藤平右衛門(後の9代目伊藤平左衛門)。当時、近代の建築技術を会得した大工棟梁による洋風建築が各地に建てられました。それを“擬洋風建築”と呼ぶのですが、この見付学校校舎もそうしたもののひとつなのです。

当初4階建てとして建てられましたが、明治16年(1883年)に2階の天井裏を改造して3階を設け、現在のような5階建ての建物となり、“見付の五階”として親しまれています。

日本最古の木造擬洋風小学校校舎、「旧見付学校」を訪ねよう

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玄関にはエンタシス式(下部から上部にかけて徐々に細くした円柱状の形式)の柱を使い、その姿は堂々として立派なもの。近代の建築に興味のある人はもちろん、建築に興味がなくても見応え充分です。

館内に再現された当時の授業風景が楽しい

館内に再現された当時の授業風景が楽しい

写真:沢原 馨

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「旧見付学校」の館内には各種の教育資料が展示されている他、人形などを用いて当時の授業風景も再現されています。最初に見たときは人形の姿にちょっと驚いてしまいますが、臨場感があって楽しい展示です。

館内に再現された当時の授業風景が楽しい

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当時の書類などの資料に加え、足踏み式オルガンや謄写版(いわゆる“ガリ版”)の器具なども展示されています。すべてが明治初期のものではありませんが、今では見ることのできないものばかりで興味が尽きません。子どもの頃を思い出される年配の方もいらっしゃるのでは?

館内に再現された当時の授業風景が楽しい

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校長室も再現されていて、口髭をたくわえた校長先生が座ってらっしゃいます(もちろん人形です)。お邪魔しています、と挨拶したくなりますね。

農機具や生活用具の展示も興味深くて必見

農機具や生活用具の展示も興味深くて必見

写真:沢原 馨

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3階フロアには農機具や生活用具などが展示され、ちょっとした“民俗資料館”といったところ。ひとつひとつ見ていくのは楽しいですよ。若い方なら初めて見るものばかり、年配の方なら“子どもの頃に見たことがある”というものも少なくないのでは?

農機具や生活用具の展示も興味深くて必見

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足踏式の脱穀機(稲の穂先から籾を外す機械)や縄ない機(わらをより合わせて縄を作る機械)などは、数十年前まで農作業の現場で使われていましたが、今では資料館などでしか見ることができなくなりましたね。

農機具や生活用具の展示も興味深くて必見

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昭和初期に使われていた電気蓄音機も展示されています。家電機器やオーディオ機器に興味のある人は必見です。

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“見付の五階”の塔屋部分にも上ってみよう!

“見付の五階”の塔屋部分にも上ってみよう!

写真:沢原 馨

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「旧見付学校」は塔屋部分にも上がることができます。最上階は狭く、階段も傾斜が急ですが、ぜひ上ってみましょう。上部がアーチになった窓のシルエットが印象的です。窓外には磐田市の市街地が見渡せます。なかなか爽快な眺望ですよ。

“見付の五階”の塔屋部分にも上ってみよう!

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現在の4階は建てられた当初は3階でした。応接室や校長室として使われたと言われていますが、詳しい記録がなく、はっきりとしたことはわかりません。さまざまな用途に使われていたようですね。

国指定史跡「旧見付学校」を訪ねよう!資料館としても魅力的

国指定史跡「旧見付学校」を訪ねよう!資料館としても魅力的

写真:沢原 馨

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「旧見付学校」は国の史跡。明治初期の教育を知る上で貴重な歴史遺産です。そしてまた当時の擬洋風建築としても、ぜひ見ておくべき建物と言っていいでしょう。館内に展示された教育資料や民俗資料も見応え充分。「旧見付学校」を訪ねて、明治初期の教育現場に心を遊ばせるひとときを過ごしてみませんか。入館料は必要ありません。無料で入館、見学できますよ。

国指定史跡「旧見付学校」を訪ねよう!資料館としても魅力的

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「旧見付学校」の校舎裏には淡海国玉神社の神官だった大久保忠尚が設立した文庫(今で言う私設図書館のようなもの)である「磐田文庫」も残され、これも「旧見付学校」と共に国の史跡に指定されています。併せて見ておきましょう。

国指定史跡「旧見付学校」を訪ねよう!資料館としても魅力的

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「旧見付学校」の隣には「総社 淡海国玉神社(そうしゃ おうみくにたまじんじゃ)」が鎮座しています。そもそも見付学校は、この神社から境内地の一角を寄付され、そこに建てられたのです。

淡海国玉神社の創立年は不明ですが、延喜式神名帳に記載された古社です。大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀っています。旅の無事を願って参拝していきましょう。

旧見付学校の基本情報

住所:静岡県磐田市見付2452
電話番号:0538-32-4511
アクセス:JR磐田駅北口からバス、「旧見付学校」下車、徒歩1分/駐車場は数台分

2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/16 訪問

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