写真:土庄 雄平
地図を見る茶道の家元として有名な表千家・裏千家のやや北に位置する「妙覺寺」は、かつて13代将軍・足利義輝や織田信長が宿所として利用し、千利休が茶会を催した場所としても知られる名刹。
その史実が物語るように、素晴らしい庭園を有しているのが特徴です。本堂からはモミジと苔に包まれた風情ある景観が広がります。
写真:土庄 雄平
地図を見るその庭園がライトアップされると、幻想的な景観へ!艶やかな葉色から、やや黄緑色へと変わり、明るい所と暗いところの濃淡がより一層味わいを生んでくれます。
穴場のため、人が少ない点もポイント!まさに京都らしい奥ゆかしさ「わびさび」も伝わってきます。いつまでも座っていたくなるほど居心地抜群の空間です。
写真:土庄 雄平
地図を見る一番オススメなのは紅葉が最盛期を迎える11月下旬〜12月初旬!。闇を彩る鮮烈な赤色は、息を呑む美しさ!また、細部まで凝ったライトアップとのコラボも絶妙なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
<妙覺寺の基本情報>
住所:京都府京都市上京区下清蔵口町135
時間:ライトアップ18時〜20時(11/16〜12/8限定公開)
拝観料:800円
電話番号:075-441-2802
アクセス:地下鉄・鞍馬口駅から徒歩5分、今出川駅から徒歩10分
写真:土庄 雄平
地図を見る長谷川等伯襖絵や、桂離宮を作庭した玉淵坊日首による"十六羅漢石庭"を有する名刹「妙蓮寺」。普段から拝観することができ、知る人ぞ知る上京区の名所なのですが、12/8まで万灯会が行われ、いつもとはまた違った、厳かな庭園鑑賞が可能です。
こんなに安い!新幹線プランでお得に京都へ
写真:土庄 雄平
地図を見るまず目を引くのは、お寺の入り口のライトアップ!様々に色が変わるお堂とオブジェの共演が迎えてくれます。実は、このコラボがこの先の展示の伏線になっているのがポイント!ここで抱く"ミステリアス"という視点が妙蓮寺鑑賞のキーワードになっています。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして堂内へ入れば、作家たちが思い思いに、この地からインスピレーションを得た作品を展開!それらが優しい光に照らし出されて、一つ一つ、まるでストーリーの一場面のように繋がっていきます。格子窓からは十六羅漢の石庭も望むことができ、この場所だからこそのコラボレーション、そして紡ぎ出される世界観は必見です!
<妙蓮寺の基本情報>
住所:京都府京都市上京区妙蓮寺前町
時間:ライトアップ18時〜20時(11/16〜12/8限定公開)
拝観料:800円
電話番号:075-451-3527
アクセス:地下鉄・鞍馬口駅から徒歩10分、今出川駅から徒歩15分
写真:土庄 雄平
地図を見る安土桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯が本法寺10世・日通と親交があり、宿所としていたことから、等伯ゆかりの品が多数伝来し、その他多くの芸術家から愛された寺「本法寺」。こちらも通常拝観とは別に、特別拝観とライトアップが行われ、話題を呼んでいます。
まず注目すべきは、入り口すぐの多宝塔!水色に染められ、濃淡を作るその佇まいは圧巻かつ情緒抜群です。
写真:土庄 雄平
地図を見る続いて、庫裡の前に置かれた和傘のライトアップは見惚れてしまう美しさ。職人が多いこの地の特徴がしっかり反映されています。実用的ながらも、美しい作品としての価値もある工芸品。それを巧みにライトアップへ落とし込んでいると言えるでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見るそして本法寺一番の見所は、本阿弥光悦が作庭したと言われる「巴の庭」です。お寺の中を進み、廊下を進んだ先には、入り口からは想像できないほど広大な庭園が広がります。
開祖・日蓮を表現した円形の配石と蓮の池、そして心洗われる美しい木々。辺り一面を覆う暗闇と静寂。座布団に腰を下ろしながら、趣深い秋の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?
<本法寺の基本情報>
住所:京都府京都市上京区 寺ノ内上ル本法寺前町617
時間:ライトアップ18時〜20時(11/16〜12/8金土日のみ限定公開)
拝観料:1000円
電話番号:075-441-7997
アクセス:地下鉄・鞍馬口駅から徒歩10分、今出川駅から徒歩15分
写真:土庄 雄平
地図を見る日像聖人により建立された京都における日蓮宗最初の寺院であり、豊臣秀吉が京都の宿所として利用していた名刹「妙顕寺」。京都まるごと美術館が開始した当初から会場となっている寺院で、当特別拝観イベントの目玉と言えるスポットです。
そんな妙顕寺ライトアップの見所は、バラエティー豊かな三つの庭園です。まずネスカフェのCMにも使われた「孟宗竹の坪庭」でしょう。廊下の途中に突如現れるこじんまりとした中庭は趣たっぷり!竹籠との相性も抜群ですね。
写真:土庄 雄平
地図を見る続いて、このお寺に所縁のある絵師・尾形光琳の掛軸を元に作られたという「光琳曲水の庭」。庭園中央に位置する松の大樹が、光に照らされて幻想的な佇まいを見せてくれます。松を主役にしたお庭も珍しいのではないでしょうか?
なお、この松を眺める円窓も備えられており、とてもフォトジェニックなので、ぜひ眺めてみてくださいね!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた、まだ最近作られたばかりだという「水琴窟の庭」も必見!ライトが灯籠のように導線を演出し、お庭の中を歩くことができます。水琴窟の音とともに、夜ならではの厳かな時間を味わいましょう。
<妙顕寺の基本情報>
住所:京都府京都市上京区妙顕寺前町514
時間:ライトアップ18時〜20時(11/16〜12/8限定公開)
拝観料:800円
電話番号:075-414-0808
アクセス:地下鉄・鞍馬口駅から徒歩10分、今出川駅から徒歩15分
普段は大々的に開かれず、各寺社がこじんまりと拝観を行う京都市上京区エリア。世界遺産などメジャーな寺社があるわけではないものの、実は隠れた名刹が固まっており、素晴らしい庭園を有しているのが特徴です。
中でも11/16(土)〜12/6(日)まで行われる秋の特別拝観では、四箇所のお寺で一斉にライトアップが行われ、幻想的かつ風情に富む時間を過ごすことができます。ぜひ紅葉が最盛期を迎えるこれから、上京区の穴場庭園で夜の京都を楽しんでみては?
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
12月9日(月)にアクセスが多かったガイド記事
- PR -