写真:菊原 朝香
地図を見る別府明礬温泉「御宿ゑびす屋」の一番の魅力はやっぱり温泉。大浴場は、内湯が充実したタイプと露天風呂がバラエティ豊かなタイプの2つ。日帰り入浴もできますが、毎日翌日の朝一番のタイミングで男女が入れ替わるので、宿泊すればどちらも楽しむことができます。
アトピー性皮膚炎や慢性湿疹などの肌のトラブルの改善に効果的な硫黄泉と、自律神経不安定症や不眠などの心の安定に効果的な弱アルカリ単純泉の2種類の温泉があり、身体の内外からキレイになるサポートをしてくれます。
写真:菊原 朝香
地図を見る他にも硫黄泉は紫外線によるシミを防止、アルカリ性単純泉は余分な皮脂や角質をオフしてくれるなどの美肌に導く効果も期待できます。温泉らしいということもあって、人気なのはミルキーブルーが美しい硫黄泉ですが、どちらもすばらしい効能があるので、両方バランスよく楽しんでくださいね。
1人でもしくは友人や家族だけでまったりお湯を楽しみたいなら、家族風呂も。20時以降であれば、宿泊客は5つあるお風呂を入り放題です。またシャンプーバーがあるので、買おうか迷っているものがあればここで試してみるのもいいですよね。
写真:菊原 朝香
地図を見る食事は食事処でとります。夕食は、別府名物の地獄蒸しせいろ。「御宿ゑびす屋」では、テラスで作るところが見られるのがまた面白いのです。もうもうと硫黄のにおいの立ち込める湯気がたなびく様は、なかなか壮観なもの。見ているだけで、どんな味わいの地獄蒸しが楽しめるのか、わくわくしてきます。
写真:菊原 朝香
地図を見る栄養バランスも良く、彩り鮮やかで、大分の食材を多用した「御宿ゑびす屋」の地獄蒸しせいろ。写真の料理の量は2人分になります。源泉の成分で甘味や旨味が増し、より素材の美味しさが引き出されています。運が良ければ、姫島の車エビやまるごと鶏をゆでたスープが出てくるかも!
写真:菊原 朝香
地図を見る朝食は、大分名物だんご汁やおむすびといった和食。だんご汁はちょっぴり甘めの白みそで、ホッとする味わい。だんごといっても、大分のだんごは長くてきしめんのような形です。おむすびもむすびたててで、ほかほか。地獄蒸しで朝蒸したてほやほやの温泉たまごもたまりません。
木製のプレートや器の手ざわりにも癒され、今日も朝から一日頑張ろうという気持ちになれます。
写真:菊原 朝香
地図を見る客室は、本館と別館と2種類あります。本館は6室、別館は3室。本館はメゾネットタイプとすっきりとした畳敷きの和室、別館は和室と温泉風呂付ベッドルーム1室となっています。別館の温泉付ベッドルーム「兎の寝息」の温泉は、実は大浴場にはない酸性の硫黄泉。この源泉に入りたい人は、この客室に泊まるしかないという特別な客室です。
3人以上でわいわいにぎやかに泊まるなら、ぜひ本館へ。窓際の畳敷きの小あがりがついついまったりしてしまう心地良さで、何気にはまります。また、客室にあちこちにさりげなく置いてあるセンスのいい小物たちは、すべて女将が選んだもの。
写真:菊原 朝香
地図を見るタイル張りと木製のスタイリッシュな洗面所には、歯ブラシセットやドライヤーなどのアメニティやタオル類もそろえてあります。トイレもウォッシュレット付で、快適。冷蔵庫もあるので、あらかじめ好きな飲み物を買っておいて冷やすこともできます。
写真:菊原 朝香
地図を見る客室によっては、きらめく夜景や別府湾から昇る朝日を見るという楽しみもありますよ。清々しい朝日を眺めていると心が洗われるようで、なんだかステキな一日のはじまりになる予感がします。
別府明礬温泉「御宿ゑびす屋」は公共交通機関で気軽に行けるので、車がなくても安心です。JR別府駅西口から亀の井バス5番・24番・41番に乗り「明礬」下車、徒歩約2分です。また、日帰りで家族風呂なら目の前、大浴場へ行くなら徒歩3分坂道を登ります。それぞれ入り口が違うので、気を付けてくださいね。特に日帰り入浴は、大浴場と家族風呂で受付の場所が全く違いますので。
周辺には、湯の花小屋見学やおみやげ屋さんもある「明礬湯の里」、元祖地獄蒸しプリンが食べられる「岡本屋売店」など、観光できるところが色々あります。また「御宿ゑびす屋」ふくめて「別府八湯温泉道」に加盟している入浴施設がたくさんあるので、名人目指して湯めぐりに専念するのも楽しいですよ。
取材協力:大分県
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この記事を書いたナビゲーター
菊原 朝香
質の良い温泉と情緒ただよう和風旅館、そして歴史とおいしいものをもとめて日本全国を旅し、コラムを執筆したりメディアに出演したりしています。学生時代から、おいしいものと楽しいことのためならどんな遠くにも飛…
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