生野銀山の歴史を体感!日帰り観光モデルコース・手巻き寿司ランチも

生野銀山の歴史を体感!日帰り観光モデルコース・手巻き寿司ランチも

更新日:2019/12/27 13:48

阿部 吾郎のプロフィール写真 阿部 吾郎 フリーカメラマン、ライター、日本旅のペンクラブ会員、日本旅行写真家協会会員
兵庫県朝来市の生野銀山は、今から約1200年前の大同2年(807年)に発見され、昭和48年に閉山されるまで国内有数の大鉱山として稼働してきました。今回は、観光坑道内部の様子を中心にご紹介します。この他、関連施設として「旧生野銀山職員宿舎・志村喬記念館」と、この地を訪れたら是非立ち寄っていただきたい名店「芒種」を訪れる観光モデルコースをご紹介します。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う、県境をまたいだ移動の自粛が2020年6月19日より解除されます。また県境をまたぐ観光については「徐々に行い、人との間隔を確保すること」というガイドラインが政府より示されています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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午前:生野銀山観光坑道を散策

午前:生野銀山観光坑道を散策

写真:阿部 吾郎

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生野銀山は、観光坑道をはじめ、金香瀬旧露頭群跡という地表に現れた鉱脈を掘り進んだ露天掘りの跡が数多く見られるポイントや生野銀山文化ミュージアム、鉱山資料館にレストランやお土産屋もあり、ゆっくり見ると半日ぐらいはかかる充実した観光スポットです。ちょっと早起きして朝から観光しましょう(営業開始時間は9:00〜9:30で、季節によって変わります。ホームページ等でご確認ください)。

観光坑道は約1000メートルの長さで、実際に使われていた機材や当時の様子を再現した人形が数多く展示されています。この人形は、超スーパー地下アイドル「銀山ボーイズ」として売り出されテーマソングが作られ、総選挙まで行われています。今回は、観光坑道内部の様子に絞って生野銀山を紹介して行きたいと思います。

上の写真は、観光坑道の入り口「金香瀬坑口」です。フランス人技師「ジャン・フランソワ・コウニェ」によるもので、美しい石組のアーチが開鉱当初の面影を伝えています。

午前:生野銀山観光坑道を散策

写真:阿部 吾郎

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パンフレットやポスターなどでもよく見かける観光坑道内のハイライトのひとつ「馬蹄形鋼枠二枚合掌」。落盤防止に鋼鉄の枠で、馬の蹄のような形に組まれる工法です。

午前:生野銀山観光坑道を散策

写真:阿部 吾郎

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長い坑道ですので、このように直線で奥の方まで見通せる場所が何か所かあります。坑道のスケールや奥行きを感じられる絶好の撮影スポットです。

銀山ボーイズがいる風景

銀山ボーイズがいる風景

写真:阿部 吾郎

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ここからは、話題の銀山ボーイズがいる坑内の風景をご紹介しましょう。単なるマネキンといえばそれまでですが、同じ顔をしたものがひとつもないので、これなら総選挙も成り立ちます。上の写真では坑夫の右手がブレていますが、これは鑿を打つ手が動いているからです。このように、一部の銀山ボーイは動きます。銀山ボーイのおかげで坑内では、様々な役割を持った人々が働いていたことがよくわかります。

銀山ボーイズがいる風景

写真:阿部 吾郎

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スラッシャーという削り取った鉱石や石をかき寄せる機械を操作している様子です。

銀山ボーイズがいる風景

写真:阿部 吾郎

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坑内を走っていた蓄電池機関車です。閉山まで走っていたものがそのまま残されています。この他にも、たくさんの機材や銀山ボーイが見られますので、じっくりと坑内を散策してみてください。観光時間は、普通に歩いて40分ぐらい、ゆっくり見ていると1時間ぐらいかかります。

<基本情報>
住所:兵庫県朝来市生野町小野33-5
電話番号:079-679-2010
アクセス:JR播但線生野駅からバスに乗って生野銀山口下車徒歩10分

ランチ:古民家を改装したおしゃれなレストラン芒種(ぼうしゅ)

ランチ:古民家を改装したおしゃれなレストラン芒種(ぼうしゅ)

写真:阿部 吾郎

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午前中、生野銀山を観光したら生野駅方面に戻り、築80年の古民家を改装したお店「芒種」でランチをとりましょう。洋服や生活雑貨を販売するお店とレストランが併設されています。

食事はランチのみ(営業時間11:00-18:00・ランチは14:00まで)です。火曜日と第3月曜日が定休日ですが、臨時休業もありますので予め確認されることをお勧めします。

ランチ:古民家を改装したおしゃれなレストラン芒種(ぼうしゅ)

写真:阿部 吾郎

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おすすめのメニューは「彩つつみ寿司(1900円)」という、創作具材の手巻き寿司です。
まず最初に、サラダ・前菜・スープが乗ったプレートが出てきます(内容は日によって変わります)。

ランチ:古民家を改装したおしゃれなレストラン芒種(ぼうしゅ)

写真:阿部 吾郎

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そして、こちらが見ているだけでも楽しい創作具材の手巻き寿司です。なかなか他では見られない独創的なお寿司です。ごはんは生野産のこしひかり、具材は日によって変わります。おそらく、写真を見ただけでは味が想像できないと思いますが、どれも素材の味、組み合わせを生かした絶妙な味です。

例えば、左上の目立っている具材は、薄くスライスした大根と大葉、生ハムを重ねた上にクリームチーズをベースにしたマリネが乗っており、これは海苔を使わず、直接これにご飯を乗せて巻いて食べます。食感、味、香りのバランスがすばらしい逸品です。

<基本情報>
住所:兵庫県朝来市生野町口銀谷600
電話番号:079-679-2299
アクセス:JR播但線生野駅から徒歩7分

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午後:旧生野銀山職員宿舎・志村喬記念館

午後:旧生野銀山職員宿舎・志村喬記念館

写真:阿部 吾郎

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芒種から徒歩7分ほどの場所に、旧生野銀山職員宿舎があります。官営生野鉱山に勤務していた官吏の宿舎です。「7人の侍」など黒沢映画に多く出演し、いぶし銀と称せられた俳優「志村喬」は、この宿舎で育ちました。このため、宿舎のうち1棟は「志村喬記念館」として公開されています。

上の写真に写っている石垣ですが、特徴的な石が使われています。これはカラミ石といって生野銀山で精錬された鉱石の残りかすを固めて作られたものです。生野町以外ではほとんど目にすることができない歴史的遺産で、産業廃棄物リサイクルの先駆けとも言えるものです。

午後:旧生野銀山職員宿舎・志村喬記念館

写真:阿部 吾郎

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旧生野銀山職員宿舎は、官舎・社宅としては日本最古の建築です。現存するのは当時「甲社宅」と呼ばれていた建物のうち5棟で、甲20号棟は、受付・休憩所として使われています。

甲19号棟は、明治後期の建物で生野銀山が三菱に払い下げられた後の建物で、鬼瓦に三菱のマークがついています。甲9号棟は昭和中期、甲8号棟は明治初期の内装が復原されています。そして、甲7号棟は大正期の内装で志村喬記念館として公開。上の写真は、甲9号棟です。

午後:旧生野銀山職員宿舎・志村喬記念館

写真:阿部 吾郎

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志村喬の生家は、甲11号棟でしたが建物は残っていません。志村家の玄関先にあった大きな松の木だけが残されています。

宿舎内部の様子

宿舎内部の様子

写真:阿部 吾郎

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志村喬記念館(甲7号棟)には、志村喬の等身大パネルの他、出演した映画で使われた衣装や小道具、実績を紹介するパネルなどが展示されています。昭和の映画好きにとってはたまらないスポットです。

宿舎内部の様子

写真:阿部 吾郎

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昭和中期の様子を再現した甲9号棟の内部です。古き良き昭和の雰囲気を楽しめます。

宿舎内部の様子

写真:阿部 吾郎

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受付・休憩所(甲20号棟)には、鉱山の福利厚生施設である「協和会館」で上映されていた映画の機材が展示されています。また、人気のお土産「志村さん家のラスク(150円)」も販売されています。さくっと香ばしい素朴な味のラスクです。
生野銀山を訪れたら、関連施設である旧生野銀山職員宿舎にも是非立ち寄ってみてください。より鉱山への理解が深まります。

<基本情報>
住所:兵庫県朝来市生野町口銀谷697番地1
電話番号:079-670-5005
アクセス:JR播但線生野駅から徒歩15分

生野銀山を中心とした観光コース

午前中に生野銀山を観光し、芒種でお昼を食べて旧生野銀山職員宿舎を訪れると、ちょうどよい日帰りの観光コースになります。生野の街には、郷土資料館「生野書院」、口銀谷銀山町ミュージアムセンターといった観光スポットもありますので、時間に余裕があればさらに足を延ばしてみるのもいいでしょう。

2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/09 訪問

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