写真:野口 まさゆき
地図を見る島の入口である福江港からは車で県道27号、国道384号を進み、その後県道50号(玉之浦大宝線)に分岐します。大瀬崎灯台方面に向かいトンネルの手前を右方向の旧道沿いに走っていくと「御岳登山口」の標識が出てきます。ここを分岐してすぐに5台分くらいの駐車スペースがあります。向かい側に「御岳登山口」の立て看板がありますので、注意事項をよく読んで、さあ出発です!頂上までは約1.5km、30分の道のりです。
写真:野口 まさゆき
地図を見る10分くらい歩くと標識が現れます。まっすぐ行くと白鳥神社方面に下ってしまいますので、右にスイッチバックしていくように登っていきます。樹木に囲まれた山の斜面のぐるぐると螺旋状に回っていき、日向になったり日陰になったりを繰り返しながら、ゆるやかな傾斜をじわじわと登っていきます。
写真:野口 まさゆき
地図を見る登山口から約30分。山頂に近づくと木立が消え明るい空間が開けます。でも、ここがゴールではありません!石積みの小高い展望塔があって、これをまた螺旋状に登っていくんです。少し頼りなげな展望塔のてっぺんは人が2〜3人立てるくらいの小さなスペース。少し恐怖心も出てきますが、思いっきり背伸びして景色を見渡してみましょう。
写真:野口 まさゆき
地図を見る展望塔からは青い海や緑の森、そして小さな街並みが360度ぐるりと見渡せます。北の方向には玉之浦の港と白い建物、青い水面の向こうに島山島とそこを繋ぐ玉之浦大橋の姿が望めます。標高178mの低山らしく、街並みや建物なども目の前に大きく見えるのが魅力なんです。
写真:野口 まさゆき
地図を見る東方向に目を向けると、おだやかな玉之浦湾の青さと突き出た岬の森の緑が美しいコントラストを描いています。
写真:野口 まさゆき
地図を見る南の方向は緑の山々が連なります。
写真:野口 まさゆき
地図を見る西の方向には、井持ノ浦湾とカトリック井持浦協会の建物がかすかに見えます。
実はこの御岳の展望場所は、明治時代において井持ノ浦湾に侵入したブリの大群を捕獲する際の「見張り所」だったんです。無動力時代の当時は、湾の入り口に「建切網」を設置してブリを捕獲していたんですよ。
古くから地元民には馴染み深かった場所を、過去の繁栄時の遺産として継承しようと、登山道と展望塔が整備されたのです。
写真:野口 まさゆき
地図を見る御岳から展望を十分に堪能した後は、近くの観光スポットも巡ってみましょう。
県道50号に戻りさらに岬方面に進むとカトリック井持浦教会があります。1897年建立のレンガ造教会でしたが台風で倒壊し、1988年にコンクリート造の現教会となりました。建物の中を見学することもできます。島内の奇岩・珍石を集めて設置したという、日本で最初のルルドも見所です。
そして旅の最後は島の最西端、大瀬崎灯台で締めくくりましょう。なんといってもここは夕日が沈む時間がおススメです。突き出た岬の突端にポツンと佇む灯台と、東シナ海の大海原、その遥か遥か先は中国大陸です。スケールの大きな夕暮れの景色を十分に楽しみましょう。
島の最西端に位置する玉之浦エリアは、港のある五島の市街地からは車で一時間近くかかります。アップダウンや曲がりくねった道もあるので、ドライブの際は余裕を持って計画を立ててください。
住所:長崎県五島市玉之浦町玉之浦
電話番号:0959-87-2211(五島市観光物産課玉之浦支所)
駐車場:5台分程度
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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